今回は長丁場のレースなので、さほど予選順位は気にしなくていいので、少し助かったような気がしますね。明日のレースではミスなく、粘りのレースができれば何かしら有利な展開にもっていけるのではないでしょうか。まずはピット戦略や1周ごとのタイムのアベレージなどを上げることで、予選よりもいい要素を出せたらいいなと思います。理想としては5位以内でフィニッシュしてしっかりポイントを稼ぐこと。欲を言うと、チャンピオン争いで前にいる2台（No.1、No.36）の前でゴールしたいですね。

僕たちは、今、クルマに何ができるかとずっと考えているところです。というのも、今日の走行で、クルマは決してバランス的にも悪くないし、ハンドリングも良かったのに、進歩する部分が少なかったから。今ひとつスピードを得ることができず、なにか不思議な感じがしました。現状を説明するには少し難しいですね。とにかく明日の決勝に希望をもって、ターゲットを絞るのみです。基本的にきちんと走れる状況のもと、とにかくレースに集中して、ポイントを獲れるよう、ベストを尽くすだけです。

朝のセッションでは、タイヤ確認とセットアップといういつもの作業を行いました。今回は、ロングディスタンス方向を狙ったタイヤを用意しています。今回は2人で予選アタックをする方式だったので、セッティングも速く走ることを少し視野に入れてのセットアップを進めました。結果としてはS3に進めず残念ですが、だんだんクルマは良くなっているんじゃないでしょうか。全体的には微妙な部分での調整が少し足りなかったという感じですね。決勝では強くて安定した走りができるよう、クルマ作りを進めてきたいですね。粘りの走りを見せられるよう、がんばります。

S3までいきたかったんですが、午前中からあった他車との差が最後まで詰まらなかったという感じです。セッション中、いろいろクルマをいじったり、予選用タイヤを想定したセットアップもやりましたが、周りもタイムアップしていたので、最終的には午前と差が変わりませんでした。鈴鹿は他のサーキットに比べると少し厳しい部分があるようです。とはいえ、決勝ではリスクを負わず、セオリーどおりのレースをしないと。セットアップを継続させて、なんとか1号車と36号車の前でチェッカーを受けたいですね。