Super GT:第二日決勝

ADVAN KONDO GT-R

日付 2011年11月12日
天候 曇り
路面温度 18℃(午前8時現在)

決勝レポート

まさかのハプニング発生で、リタイヤに終わる

午後に入り、うす曇へと変化した富士スピードウェイ。しかし完全ドライコンディションで第1レース決勝を迎えた。

レースは22周のスプリント戦、しかもスタンディングスタートというユニークなレース形式で戦う。ここでまずビヨン・ビルドハイム選手は1コーナーでの渋滞で他車と接触。ポジションをひとつ落としてしまった。その後、挽回を狙って1コーナーのブレーキングで逆転を狙ったのだが…。勢いあまりブレーキをロックさせてしまった。

路面温度が低く、難しいコンディションであったため残念ながらタイヤにはフラットスポットができてしまい、ドライブするビルドハイム選手はクルマの振動をこらえてレースを続行。チームとコミュニケーションを取りながら周回を重ねようとしたが、6周目のストレートでタイヤがバースト。惜しくもここで戦列を離れることになった。

近藤監督のコメント

近藤監督

もったいない決勝レースでしたね。ビヨン(・ビルドハイム)も安田(裕信)も、ふたりがそれぞれ異なるコンディションでいいアタックを見せてくれて手ごたえを得ていたんですけどね。本当に惜しい展開になってしまいました。要はバトルで出遅れたビヨンがそれを挽回しようとブレーキングを遅らせたら、フラットスポットを作ってしまったわけで。3位はキープできたと思うだけに残念です。明日の安田に全部託しますよ。かなり気合いが入っているようだし、優勝するって言ってますからね。期待していますよ。

Joao Paulo de Oliveira選手

Joao Paulo de Oliveira

4周目だと思うのですが、タイヤにフラットスポットを作ってしまったんです。1コーナーのブレーキングでミスがありました。それからバイブレーションが大きくなり、フロントのフェンダーが動くのがわかりました。無線でピットインしたいといったのですが、様子を見て欲しいといわれたので、そのまま続けて走っていたんです。なんとかそのままいけたらよかったのですが、振動はひどくなるばかりで…。耐えるしかなかったんです。ところがストレートでバーストしてしまいました。その勢いでパーツも飛んでしまったし…。当然レースを続けるのは難しかったし、明日、ヒロ(安田裕信)がレースをするわけだから、ピットロード出口の先あたりでクルマを止めました。

エンジニアのコメント

エンジニア

残念な結果に終わってしまいました。スタートで出遅れたこともあって、そのあと大混雑する1コーナーで他車とまず接触があったし、そのあと挽回するために1コーナーがブレーキング競争みたいな感じとなり、その結果、行き過ぎてしまってブレーキロックさせてタイヤにフラットスポットを作ってしまったんです。なんとかそのまま走れたらよかったのですが、大きなスポットになってしまい、結果、バーストを招いてしまいました。表彰台の可能性が高かっただけに悔しいですね。

リザルト

決勝結果

Race1
Pos. No. TEAM DRIVER LAP TIME/DIFF WH
1 46 S Road MOLA GT-R ロニー・クインタレッリ 22 35'18.666
2 12 カルソニック IMPUL GT-R J.P・デ・オリベイラ 22 0'00.541
3 35 D'STATION KeePer SC430 脇阪 寿一 22 0'13.823
4 36 PETRONAS TOM'S SC430 アンドレ・ロッテラー 22 0'14.117
5 38 ZENT CERUMO SC430 平手 晃平 22 0'24.712
6 19 WedsSport ADVAN SC430 片岡 龍也 22 0'24.722
7 6 ENEOS SUSTINA SC430 大嶋 和也 22 0'26.410
8 100 RAYBRIG HSV-010 山本 尚貴 22 0'29.119
9 39 DENSO SARD SC430 石浦 宏明 22 0'37.547
10 8 ARTA HSV-010 小林 崇志 22 0'40.224
  24 ADVAN KONDO GT-R ビヨン・ビルドハイム 5 17Laps  

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

Fastest Lap

No. TEAM LAPTIME
17 KEIHIN HSV-010 1'34.696

日付 2011年11月13日
天候 晴れ
路面温度 23℃(午後3時現在)

決勝レポート

まさかのクラッシュ。オープニングラップで戦いを終える

最終日は4万人を越える観客が詰め掛けた富士スピードウェイ。富士スプリントカップのファイナルイベント飾るGT500第2レースが午後3時25分にスタートが切られた。

スタンディングスタートで1コーナーへのホールショットを狙ったNo.24 ADVAN KONDO GT-Rの安田裕信選手。ところが気合いが上回ったのか、まさかのスタートミス。ほぼ最後尾までポジションを落とすというハプニングに見舞われた。

それでもすぐさま反撃を開始した安田選手は1コーナー進入までに39号車と並走。勢いをキープし、サイド・バイ・サイドで1コーナーへと向かったところ…。なんと後方を走っていた8号車からの追突を受け、まさかのコースアウト!
一瞬の出来事になす術もなく、またクルマが受けたダメージも大きいことから、その場でリタイヤを喫することになった。

安田選手のコメント

安田裕信選手

スタートのミスで最後尾に順位を落としてしまったんです。39号車と並んで1コーナーに進入しようと思ったんですが、後ろから8号車がなぜだかノーブレーキで突っ込んできたんです。それがすべてですね。スタートのミスがあったからこのハプニングにも遭遇してしまったということもありますが、不本意な結果に終わってしまい、本当に残念です。

エンジニアのコメント

エンジニア

残念な結果に終わってしまいました。スタートで出遅れたこともあって、そのあと大混雑する1コーナーで他車とまず接触があったし、そのあと挽回するために1コーナーがブレーキング競争みたいな感じとなり、その結果、行き過ぎてしまってブレーキロックさせてタイヤにフラットスポットを作ってしまったんです。なんとかそのまま走れたらよかったのですが、大きなスポットになってしまい、結果、バーストを招いてしまいました。表彰台の可能性が高かっただけに悔しいですね。

リザルト

決勝結果

Race2
Pos. No. TEAM DRIVER LAP TIME/DIFF WH
1 100 RAYBRIG HSV-010 伊沢 拓也 22 35'23.326
2 46 S Road MOLA GT-R 柳田 真孝 22 0'02.685
3 17 KEIHIN HSV-010 金石 年弘 22 0'06.702
4 6 ENEOS SUSTINA SC430 伊藤 大輔 22 0'07.056
5 1 ウイダー HSV-010 ロイック・デュバル 22 0'08.361
6 35 D'STATION KeePer SC430 アンドレ・クート 22 0'11.838
7 36 PETRONAS TOM'S SC430 中嶋 一貴 22 0'14.368
8 39 DENSO SARD SC430 井口 卓人 22 0'16.696
9 24 ADVAN KONDO GT-R 安田 裕信 22 0'22.455
10 19 WedsSport ADVAN SC430 荒 聖治 22 0'25.638

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

Fastest Lap

No. TEAM LAPTIME
46 S Road MOLA GT-R 1'35.391