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Race Report - 第1戦 ツインリンクもてぎ

一日目 予選(2016年4月2日/曇/ドライ)

予選レポート

2016年で25年目を迎えたスーパー耐久シリーズの開幕戦は、史上最多となる62台のエントリー台数となり、5時間の長丁場となる耐久レースが栃木県のツインリンクもてぎにて行われた。

プロジェクト5年目を迎えたスリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rは、今シーズンより新型車両のGT-Rとなり、ドライバー体制も藤井選手に加え、新たに内田選手、平峰選手を迎え万全の体制で開幕戦を迎えることが出来た。
予選日前日の金曜日に行われた専有走行では、24号車スリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rが1分51秒584で総合トップタイムをマークし、予選を前に好調な走りを見せた。

4月2日、朝から曇り空に覆われる中、14時から予選が行われた。24号車は、まずはAドライバーの内田選手がアタックし、3番手となる1分51秒593の好タイムをマーク。続いてBドライバーの藤井選手も、1分49秒795の好タイムを叩き出し、タイム合算でスリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、予選総合3番手となり2列目からの決勝スタートを獲得した。

公式予選記録

ST-Xクラス

Pos. No. TEAM DRIVER TIME DELAY
1 5 Mach MAKERS GTNET GT-R 藤波清斗/星野一樹 3'38.825 -
2 22 ENDLESS・ADVAN・GT-R Mok Weng Sun/加藤寛規 3'41.375 2.550
3 24 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R 内田優大/藤井誠暢 3'41.388 2.563

二日目 決勝(2016年4月3日/晴/ドライ)

決勝レポート

スリーボンド日産自動車大学校GT-R 逆転に成功しシリーズ開幕戦を優勝で飾る!

4月3日の決勝日は、青空にこそ恵まれなかったものの、終始ドライコンディションで決勝スタートを迎えることとなった。
予選3番手を獲得したスリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、12時15分にBドライバーの藤井選手でスタート。好スタートを切った藤井選手は、早くも1コーナーで2番手にポジションアップ。その後も、トップを走る5号車を猛追し、抜くチャンスを伺いながら周回を重ねた。38周目に、24号車はピットインをして、藤井選手から平峰選手に交代。40周目、トップを走行していた5号車がピット作業に時間を取られたため、24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは逆転に成功。その後も激しいトップ争いを繰り広げ、70周目に激しい猛追によりポジションを一つ落とす事に。79周目に内田選手に交代した後も激しいトップ争いを繰り広げ、94周目に再びトップの5号車を追い抜き逆転に成功。その直後、5号車にドライビングペナルティーが課せられ、24号車は独走状態に。そして115周目に、ラストスティントを担当する平峰選手に交代した後も順調に周回を重ね、スタートから5時間経過の17時19分、24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-R がトップチェッカーを受け、2年ぶりとなる開幕戦優勝を獲得した。

決勝結果

ST-Xクラス

Pos. No. TEAM DRIVER LAP TIME
1 24 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R 内田優大/藤井誠暢/平峰一貴 153 5:00'19.571
2 5 Mach MAKERS GTNET GT-R 藤波清斗/星野一樹/白井剛/青木孝行 153 5:00'46.092
3 3 ENDLESS・ADVAN・GT-R YUKE TANIGUCHI/峯尾恭輔/富田竜一郎/柳田真孝 153 5:01'02.808

藤井 誠暢選手のコメント

新たなシーズンの初戦で優勝を飾ることができ最高の気持ちです。まず最初に、木曜日の搬入からチームスタッフとしてチームを支えてくれた日産自動車大学校の学生の皆にお礼を言いたいです。そして、彼らの想いが優勝という最高の形となり、勝利の感動を共有できた事も嬉しかったです。今回のレースは5時間の長丁場。当然のようにマシンもタイヤもブレーキにも過酷でした。その中でチームの定めた戦略通りに、内田選手や平峰選手と力を合わせて、とにかく全てノーミスでベストを尽くそうと、5時間後のチェッカーまで自分達の定めた戦い方を続けました。勝因は安定した速さとチームの総合力だと思います。そして、終わってみれば3台のGT-Rで表彰台を独占。速さ、安定感、信頼性、全てを持ち合わせたNISSN GT-R NISMO GT3の強さを証明できたレースでもありました。KONDO Racing&日産自動車大学校のプロジェクトに関わる全ての関係者の皆様、スポンサー各社様、日産・ニスモの皆様、そして、全チームスタッフや学生スタッフの皆、完璧なオペレーションをしてくださった近藤監督やパートナーの内田選手、平峰選手に本当に感謝しています。幸先の良いスタートを切る事ができましたが、まだまだシリーズは始まったばかり。この流れを維持して、次戦も優勝を狙っていきます。沢山の応援をありがとうございました。​

内田 優大選手のコメント

まず、レース歴一年半でスリーボンドx日産自動車大学校xKONDO RacingからS耐最高峰のST-Xクラスでデビューする事が出来、チーム関係者全ての方に感謝申し上げたいと思います。そんな中で初めてのGT-3、初めての茂木サーキットと慣れてない環境でしたが、予選では3位を獲得出来て少しの自信を胸に決勝に臨みました。決勝では第3スティントを担当し、FOR THE TEAMを最優先に考えミスの無い走りを心がけながら精一杯走り、5号車からトップの座を奪えた事はチームに貢献出来たのかなと思います。そして結果として藤井選手、平峰選手共に素晴らしい走りをされ、トップでチェッカーを受けた時は本当に感動しました。学生スタッフ、チームスタッフ、スポンサーの方々、近藤監督の笑顔が見れたことは何よりも嬉しかったです。今年一年幸先良いスタートを切れましたが浮かれずにシリーズチャンピオン獲得に向けしっかりと準備して頑張りたいと思います。

平峰 一貴選手のコメント

この度はKONDO RacingからCドライバーとして2016年シーズンを戦わせて頂き、そして初めてのST-X Class。更に開幕戦といった大変重要になるレースを優勝できとても喜んでおります。沢山の方々にここまで来るのに応援して頂きとても感謝しております。もちろん勝つつもりでレースをやっていますが、自分自身に与えもらった仕事をまずはしっかりこなす。それが僕の今回の目標でした。それが優勝をゲットできこのプログラムにも貢献出来た事が私にとって何よりの喜びです。次の戦いは菅生になります。開幕戦を終えて次へ向けて課題がありますので、優勝できるようしっかり準備していきます。次回も皆様の熱い応援を宜しくお願い申し上げます。

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