Super GT:第一日目予選

 

日付 2011年11月5日
天候 曇り
気温 21℃
路面温度 23℃(午後2時現在)

予選レポート

自身2度目のもてぎ、成長の印を大いにアピール

今シーズンの最終戦を迎えた全日本選手権フォーミュラ・ニッポン。 今季2度目となるもてぎでは、決勝で2レースを実施することになった。 これを受け、今回のノックアウト予選はQ1の順位がレース1に、そしてQ2以降の 順位がレース2のグリッドになるというルールが適用された。

アンドレア・カルダレッリ選手にとってはおよそ2ヶ月ぶりとなるレースと なったが、クルマのセットアップはもちろんのこと、短時間での予選アタックに 至るまで、集中力を切らすことなくミッションに取り組んだ。 一方、チームではレース1で好位置を確保するため、Q1でニュータイヤを 2セット投入。この戦略で10番手を確保した。結果、Q2への進出を果たし、 次なるタイムアタックに挑んだカルダレッリ選手。しかしながら、 変化する路面コンディションとクルマをうまく合わせこむことができず、 11番手でアタックを終えることになった。

明日はまず午前10時15分に23周のレース1が行われ、午後2時からレース2が 34周で行われる。今シーズン最後の戦いで、ドライバー、そしてチームが ともに有終の美を飾るべく、ベストを尽くす。

近藤監督のコメント

近藤監督

「Q3まで狙ってもらいたかったけど、まだ本人の慣れの 部分をはじめ、タイヤの使い方など含め、まだ難しい部分が多かったと思いますよ。 そうとはいえ、2度目のもてぎで進化していると思いますよ。周りのチームからも 褒めてもらっているしね。天気の心配はあるけれど、雨も速いし、落ち着いて ポジションアップしてくれるんじゃないかなと思います。チームのためにも仕事は してもらいたいけれど、来年に向けて彼自身もいい仕事につなげてもらいたいと 思っています」

選手のコメント

アンドレア・カルダレッリ選手

「Q2突破が最初の目標だったし、もてぎで合ったクルマのセットアップも うまくいってたし、期待していました。しかしながら、僕自身、レーシングカーの ドライブがこの前のSUGO以来2ヶ月ぶりということもあって、調子を掴み切れなかった ですね。とはいえ、僕自身2度目のもてぎなので攻めの走りができるようになっている という自信はあります。今日は残念ながらQ2までのポテンシャルだったということです。 ただ、明日の決勝は雨になる可能性が高いし、僕自身雨のレースを得意とするので 楽しみにしています」。

エンジニアのコメント

エンジニア

「前回のもてぎ戦でもQ2まで進出することができていましたが、 コースへと出すタイミングで失敗したことから、今回はこのあたりも強く意識して 作業を進めてきました。まず朝から色んなセットを試してその中でベストであろうもので Q1をいきました。またいいアタックができるように、タイヤもニューを2セット 投入しています。ですが、Q2ではタイヤだけを交換したものの、路面が良くなった分、 クルマのセットアップやドライビングスタイルをそれにうまくアジャストしなければ いけないところがまだ見えなかったというわけですね。明日は2レースあるし、 また雨の可能性も高いので、本人が得意とするコンディションでがんばってもらいたいです」

リザルト

公式予選記録

 
Pos. No. TEAM DRIVER Q1 Q2 Q3
1 36 PETRONAS TEAM TOM’S
アンドレ・ロッテラー
1'33.483 1'33.010 1'32.989
2 37 PETRONAS TEAM TOM’S
中嶋 一貴
1'33.631 1'33.461 1'33.114
3 41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
塚越 広大
1'33.608 1'33.476 1'33.239
11 3 KONDO RACING
アンドレア・カルダレッリ
1'34.330 1'34.397