第2日目 決勝 Photo
アクシデントに巻き込まれ、悔しいリタイヤ
日付 2007年5月4日
天候 晴れ
気温 27℃(午後2時現在)
開催地 静岡県駿東郡・富士スピードウェイ
路面状況 ドライ
Photo Photo
青空が広がる中、およそ5万5千人の観客が詰めかけた決勝日。07モデルのNo.24 WOODONE
ADVAN Clarion Zにとって初舞台のレースは、思いもしない結果が待ち受けることとなった。

朝のフリー走行でセッティングの調整を加え、さらに手応えを感じていたJ・P・デ・オリベイラと荒聖治の両選手。走行後は、ADVANやクラリオンブースでのトークショーに出かけたり、コースでのデモカー走行に参加したりと、多忙なスケジュールをこなしていた。加えて、決勝直前にはWOODONE応援シートまで足を運び、士気を高めることとなった。

午後2時、110周先のゴールを目指し、フォーメーションラップがスタート。ところが1台のマシンがコース上で一時スタックしたため、さらにもう1周のフォーメーションラップが設けられた。

14位でオープニングラップを終えた荒選手。前方の車輌と攻防戦を続けて周回を重ねていたが、13周目のダンロップコーナーを走行中、GT300の車輌と接触。不意を突かれた荒選手はなすすべもなくコースアウト。ガードレールにヒットし、さらにはGT500の車輌にも接触し、ストップ。マシンは激しくダメージを負ったため、その場でリタイヤとなったが、荒選手にケガがなかったのは幸いだった。
近藤監督のコメント
残念のひとことです。クルマはフロントカウルやドアが開いていたので心配でしたが、幸いボディやギアボックスがどうこうということはありません。ドライバーも無事で良かったです。ただ、今回新車を投入した戦いで、これだけ多くのお客さん、スポンサ−さんのみなさんの前でいい成績を残せなかったことが残念で仕方ありません。今シーズン、まだまだレースがありますので、そのどこかで今日のこの悔しさを忘れられるような、いいレースがしたいと思います。 Photo
Joao Paulo de Oliveira選手のコメント
レースでは時々アンラッキーなことがチームに起こってしまいます。次回は僕たちにもう少しアドバンテージを受けることができるでしょう。次のマレーシアはただでさえ暑くてタフなレースになるでしょうから、クルマをもっとの進化させて速さを見せられたらいいと思います。今日は多くの意味でツキがなかったということでしょう。 Photo
荒 聖治選手のコメント
右側の車輌と接触したことで右を向いてしまって、ガードレールにぶつかってしまいました。ガードレールにヒットした反動でコントロールを失ったまま17号車に当たってしまいました。スタッフのみんなが寝ずの作業で新車を仕上げてくれたので、こういう結果になってしまい残念で仕方ない。手応えを感じていただけに残念です。 Photo
エンジニアのコメント
短い時間の中でやる作業がたくさんあったのですが、今回は厳しいレースウィークとなりました。クルマを進化させるために色々なメニューを用意して取り組みましたが、まだまだやるべきことがたくさんあります。次回セパンに向けてもっと頑張りたいと思います。 Photo
リザルト
 決勝結果
       
 
GT500
Pos. No. TEAM DRIVER LAP TIME/DIFF WH
1 23 XANAVI NISMO Z 本山 哲/R・ライアン
109
3:19'52.613 10
2 22 MOTUL AUTECH Z M・クルム/松田 次生
109
0'02.114 20
3 6 Forum Eng. SC430 片岡 龍也/B・ビルドハイム
109
0'14.900 +1
4 3 YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z S・フィリップ/柳田 真孝
109
1'14.591
5 100 RAYBRIG NSX D・シュワガー/細川 慎弥
109
1'27.642 30
6 38 ZENT CERUMO SC430 立川 祐路/高木 虎之介
108
1Lap 30
7 35 BANDAI DUNLOP SC430 服部 尚貴/P・ダンブレック
108
1Lap +2
8 39 デンソー サード SC430 A・クート/平中 克幸
108
1Lap +1
9 8 ARTA NSX 伊藤 大輔/R・ファーマン
108
1Lap 65
10 12 カルソニック インパル Z B・トレルイエ/星野 一樹
102
7Laps
- 24 WOODONE ADVAN Clarion Z J.P・デ・オリベイラ/荒 聖治
12
97Laps
WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)
 Fastest Lap
No. TEAM LAP TIME
18
TAKATA 童夢 NSX (小暮 卓史) 1'35.689