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Race Report - 第5戦 富士スピードウェイ

一日目 予選(2019年8月3日・晴/ドライ)

予選レポート

納得のいくアプローチで予選6位獲得

およそ2ヶ月ぶりに日本国内での一戦を迎えたSUPER GT。第5戦の舞台となる静岡・富士スピードウェイは今季2度目の開催で、シリーズ最長500マイルの戦い。夏の暑さと相まって、タフな展開になることは容易に想像できる。そんな中、24号車 リアライズコーポレーションADVAN GT-Rは予選で6番手のポジションを獲得している。

強い日差しが照り、厳しい暑さとなった予選日の富士。朝の公式練習ではクルマのセッティング確認をメインにメニューを消化し、午後からのノックアウト予選に向けて着々と準備を進める中、ヤン・マーデンボロー選手がチームベストの1分29秒849をマーク。総合5番手の結果を残した。

午後3時10分にGT500クラスのノックアウト予選Q1がスタート。午前中の走行に比べてやや気温も路面温度も下がる中、24号車 リアライズコーポレーションADVAN GT-Rには高星明誠選手が乗り込みアタックを開始する。15分のセッションのおよそ半分が経過してから全車がコースイン。その中でも高星選手は遅いタイミングでコースに向かった。しっかりとタイヤに熱を入れてアタックした高星選手。午前中のチームベストよりもタイムを縮め1分29秒381をマークしたが、ライバル勢も同様にタイムアップを果たしたため、7番手でQ1通過となった。

Q2は午後3時53分にスタート。マーデンボロー選手がタイミングをしっかりと合わせ込み、アタック開始。計測4周目に刻んだタイムは7番手となる1分29秒335だったが、セッション終盤に1台の車両が1コーナーでコースアウトし、激しくクラッシュ。これが赤旗の原因となり、タイム抹消の結果となったことから、24号車 リアライズコーポレーションADVAN GT-Rは6番手で予選を終えることになった。
前回のタイ戦と同じポジションからのレースを迎えるが、長丁場の決戦を着実に走り抜き、満足のいく結果を残したいところだ。

公式予選記録

GT500

Pos. No. TEAM DRIVER Q1 Q2 WH
1 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ 1'28.904 1'28.519 49
2 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 平手 晃平/フレデリック・マコヴィッキィ 1'28.942 1'28.649 32
3 19 WedsSport ADVAN LC500 国本 雄資/坪井 翔 1'29.034 1'28.845 35
4 38 ZENT CERUMO LC500 立川 祐路/石浦 宏明 1'29.282 1'29.156 61
5 36 au TOM'S LC500 中嶋 一貴/関口 雄飛 1'29.342 1'29.293 48
6 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R 高星 明誠/ヤン・マーデンボロー 1'29.381 1'29.335 28
7 64 Modulo Epson NSX-GT ナレイン・カーティケヤン/牧野 任祐 1'29.287 1'31.673 5
8 17 KEIHIN NSX-GT 塚越 広大/ベルトラン・バゲット 1'29.409 タイム抹消 12
9 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤 英紀/中嶋 大祐 1'29.422 4
10 1 RAYBRIG NSX-GT 山本 尚貴/ジェンソン・バトン 1'29.428 22
11 6 WAKO'S 4CR LC500 大嶋 和也/山下 健太 1'29.582 70
12 12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木 大樹/ジェームス・ロシター 1'29.750 19
13 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/中山 雄一 1'29.780 40
14 37 KeePer TOM'S LC500 平川 亮/ニック・キャシディ 1'29.861 68
15 8 ARTA NSX-GT 野尻 智紀/伊沢 拓也 1'30.162 40

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

No.17 塚越広大 予選タイム抹消(SpR.29.5「赤旗の原因」)

近藤監督のコメント

選択したタイヤの特性を考えると、今日の順位は想定内でした。欲を言えば、もう少し路面温度が上がってくれていたら…という思いがありますね。今日は朝の公式練習と午後からの予選とで温度差があって、予選ではいわゆるタイヤの"おいしいところ"をうまく使うことが難しかったですね。ただ、両選手ともアタックのタイミングは良かったと思います。
明日は気温が高くなっても問題ないですね。逆に気温が下がってもタイヤの持ちがよくなるし、心配していません。表彰台に是が非でも上がりたいので、ドライバーのローテーションをしっかり悩みつつ準備していきたいと思います。

高星 明誠選手のコメント

セッション中は、もっと路温が高くなることを想定していました。担当した予選のタイミングではちょっと気温が下がったので、厳しい状況になるかなと思ったのですがなんとかQ2に上げることができ良かったと思います。アタック的にもミスもなくいいアタックラップだったと思います。
朝の走行では持ち込みが思ったよりも良かったので、微調整で済みました。予選でも微調整しかしていません。どちらかと言えば、タイヤが合わなかったですね。ただ明日の方が暑くなるようなので、クルマ的にもいいと思っています。ロングランをどう対処するかがカギになるのですが、タイで掴んだいい流れをこの富士で形にできたらいいなと思います。

ヤン・マーデンボロー選手のコメント

アタック自体は良かったし、6番手になれた結果に対しても嬉しく思います。ただ、運転性の部分ではさらに改善したいと思う部分も残っているので、引き続き作業を続けていきたいですね。
目標としてはもっと安定したタイヤのグリップレベルが欲しいし、快適な走りができるよう、クルマ作りができればいいなと思っています。今回、クルマの仕上がりがいいだけに、すべてがうまくいけば自ずと決勝ではいい結果を残せると信じて頑張ります。

エンジニアのコメント

レース用のタイヤのパフォーマンスを引き出せた予選だったと思います。今回用意されたタイヤをどう使うか、その見極めもうまくできたのではないでしょうか。セットアップも持ち込みの時点からいい流れで作業ができたので、朝の公式練習から微調整を続けていきました。
レース距離が長い分、いつも以上に注意を払いながらレースをする必要が出てくるかと思います。確かにノーミスでの戦いが理想ですが、仮に何かあったときにはトラブルを最小限に留めることができるよう、力強い戦いができればいいですね。

二日目 決勝(2019年8月4日・晴/ドライ)

決勝レポート

酷暑の戦いで強さを見せるも、まさかのトラブル

厳しい暑さが続いたSUPER GT第5戦富士。決勝日は朝から強い日差しが照りつける一日となり、500マイルおよそ800kmの戦いは間違いなくタフな一戦になることが予想された。波乱の展開を見せた決戦の中、24号車 リアライズコーポレーションADVAN GT-Rは着実にポジションアップを果たしていたが、後半にマシントラブルが発生。残念ながらチェッカーを受けることができずに戦いを終えた。

気温33度、路面温度においては51度という酷暑のコンディションの中でスタートを切った今大会。予選6番手からスタートを切った24号車リアライズコーポレーションADVAN GT-Rは、まずヤン・マーデンボロー選手がスタートを務め、7番手前後で走行を重ねていった。激しい攻防戦が続く中、マーデンボロー選手は着実な戦いを意識して周回。まず33周を終えて最初のピットストップを行った。新たにステアリングを握った高星明誠選手。69周終了までスティントを担当。この間、ポジション変動こそなかったが、厳しい路面コンディションの中でタイヤを巧みにマネージメントする走りを見せ、再びマーデンボロー選手へと繋いだ。

マーデンボロー選手による2度目のスティントが始まった直後、GT500車両が100Rでコースアウト。車両回収のためにセーフティカー(SC)がコースインし、レースがコントロール下に置かれる。この時点で11番手を走行していた24号車 リアライズコーポレーションGT-Rだったが、SCランを好機にしてリスタート後のポジションアップに成功。加えて他車同士の接触等も追い風となり、5番手まで浮上した。

レースは折返しを過ぎ、100周を迎えてもマーデンボロー選手は順調に周回。だが実のところこの時点ですでに24号車 リアライズコーポレーションADVAN GT-Rはクルマに不調が出始めており、とうとう105周目を迎える直前には白煙が上がったため、マーデンボロー選手がメインストレートのピットロード入口付近でクルマを止めることに。さらにクルマから火が上がり、マーデンボロー選手自らが消火作業する中で、レースは2度目のSC導入を強いられた。

チェッカーまで70周強を残して戦列を去ることになった24号車 リアライズコーポレーションADVAN GT-R。粘り強く走りを重ねることで表彰台が見えていただけに、チームにとってはなんとも悔しい結末となってしまった。残る3戦で必ずや表彰台獲得を実現させるため、さらなる努力を重ねていくことは言うまでもない。

決勝結果

GT500

Pos. No. TEAM DRIVER TIME/DIFF LAPS WH
1 6 WAKO'S 4CR LC500 大嶋 和也/山下 健太 4:52'55.248 175 70
2 1 RAYBRIG NSX-GT 山本 尚貴/ジェンソン・バトン 31.214 175 22
3 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ 36.658 175 49
4 37 KeePer TOM'S LC500 平川 亮/ニック・キャシディ 55.881 175 68
5 12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木 大樹/ジェームス・ロシター 1'00.276 175 19
6 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤 英紀/中嶋 大祐 1'18.436 175 4
7 8 ARTA NSX-GT 野尻 智紀/伊沢 拓也 1'30.137 175 40
8 17 KEIHIN NSX-GT 塚越 広大/ベルトラン・バゲット 1 Lap 174 12
9 19 WedsSport ADVAN LC500 国本 雄資/坪井 翔 1 Lap 174 35
10 64 Modulo Epson NSX-GT ナレイン・カーティケヤン/牧野 任祐 3 Laps 172 5
11 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 平手 晃平/フレデリック・マコヴィッキィ 37 Laps 138 32
24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R 高星 明誠/ヤン・マーデンボロー 71 Laps 104 28
36 au TOM'S LC500 中嶋 一貴/関口 雄飛 73 Laps 102 48
39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/中山 雄一 93 Laps 82 40
38 ZENT CERUMO LC500 立川 祐路/石浦 宏明 106 Laps 69 61

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
開始 : 13:47'06 終了 : 18:40'01
セーフティカー : 1)15:43(73laps) - 16:01(79Laps) 2)16:42(106Laps) - 17:00(112Laps)
SpR.38-1.により18時40分でレースを終了した。(175Laps)

黒白旗提示 No.24 J.マーデンボロー
No.38 罰金100,000円(SpR.25-6.「ホイールナットの脱落」)
No.64 N.カーティケヤン ドライブスルー(SpR.13-1.a「危険なドライブ行為」)


Fastest Lap

No. TEAM LAPTIME
3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 1'30.852

近藤監督のコメント

予選日にもクルマの不調はあったのですが、決勝でエンジントラブルが出てしまうとは、残念です。今回のレースは長丁場なので、チェッカーまで残り50周からが勝負だ! と意気込んでいただけに本当に残念でなりません。ドライバーにはかわいそうなことをしました。今回はこれまでの戦いの中で苦労が続いていたタイヤの問題においても、少しずつ改善が見られて手応えを得られていたし、うまく機能していただけに悔しいですね。しっかりと原因を解明し、今後のレースに活かしていきたいと思います。

高星 明誠選手のコメント

コンディションとタイヤの合わせ込みが思うようにいかず、グリップを得るのが難しい状況ではありましたが、そのようなコンディションでも4、5位を走行することができる強さが今回はありました。表彰台が見えていたし、そういう手応えを得られていただけに、エンジントラブルが出たのはとても残念でした。

ヤン・マーデンボロー選手のコメント

決勝で上位5台と競る戦いができたことはとても良かったと思います。 投入したタイヤに見合ったクルマのセッティングも都度進化させながら、準備を進めることができてとても嬉しかったですね。 レース中はデグラデーションが見られたのですが、上位フィニッシュは可能だと思っていました。 他車とのバトルもできましたが、惜しくも次第にエンジンの調子が悪くなり、ついに105周を迎える直前に止まってしまいました。
表彰台が見えたレースだったので、次のオートポリス戦はリベンジの気持ちで挑みます。

エンジニアのコメント

長い戦いの中では多かれ少なかれミスが出るものです。その中で最小限に留めることができれば、いい戦いができると思っていました。実際、周りがアクシデント等で後退する中、ポジションも上げていいところを狙えるまで来ていたのですが…。後半にマシントラブルが発生することとなり、大変残念です。今回は持ち込みのセットからしっかりと仕事を進めることができたので、この先もいい流れをキープできるよう準備を続けたいと思います。

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