Race Report - 第6戦 鈴鹿サーキット
一日目 予選(10月24日・晴れ/ドライ)
予選レポート
Q1での赤旗に翻弄され、上位グリッドを逃す
いよいよ今シーズンも終盤に向けて佳境に入ることとなったSUPER GTシリーズ。第6戦の舞台は、第3戦同様、三重・鈴鹿サーキット。前回は厳しい暑さでの戦いだったが、今大会は秋晴れの快晴に恵まれ、観客を迎え入れてのレースでは、多くのファンが予選の行方を見守った。
前日は雨の名残を感じさせた鈴鹿サーキット。しかし予選日を迎えたこの日は朝から雲は多いものの青空が広がり、時折まぶしい日差しが照りつけるレース日和となった。まず午前9時20分から公式練習がスタート。気温18度、路面温度24度のコンディションの中、予選用タイヤの見極めや、クルマのセッティング確認等、順調にメニューを消化した24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R。まず高星明誠選手が先行してドライブを担当する。確認作業を済ませて、ヤン・マーデンボロー選手へとスイッチ。途中、午前10時15分の時点でGT300クラスの1台がシケインにおいてクラッシュ。これで赤旗が提示され、セッションが一時中断となったが、再開後もマーデンボロー選手が引き続きステアリングを握った。セッション終盤を迎えてGT500クラス専有走行に入ると、マーデンボロー選手はアタックシミュレーションを実施。1分45秒989をマークし、5番手に名を刻むこととなった。
第6戦の時点で24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rはライバル勢よりウェイトハンディが軽く、今回の予選は上位に喰い込むチャンスがある。それだけに、今回のノックアウト予選ではなにがなんでもQ1突破を果たさなければならない。ドライバーはもちろんのこと、チームが一丸となってQ2への進出を強く意識してセッションに挑んだが、Q1では思わぬ敵が待ち構えていた。
気温20度、路面温度30度の中、Q1のアタックを担当したのはマーデンボロー選手。公式練習後、予選アタックに向けてセットを微調整し、自信を持ってコースへと向かっていく。チームのピットガレージ位置が最終コーナー寄りのため、ライバルたちよりも早めのタイミングでピットを離れてタイヤのウォームアップ作業を始め、いよいよアタック開始! と思いきや、ダンロップコーナーを走行中だった23号車GT-Rがバランスを崩してまさかのクラッシュ。この状況でセッションは赤旗となり中断。アタック中だったマーデンボロー選手もペースを落とし、ピットへと一旦帰還した。
セッションはおよそ12分後に再開。残された時間はわずか5分。各車一斉にコースへとなだれ込む中、1コーナーまでの距離が遠い24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rは否が応でも他車の後塵を拝する形でコースインすることになってしまう。結果、タイヤのウォームアップはもとより、アタック中もトラフィックに遭ってクリアラップを取るのが難しい状況に。よって、刻んだベストタイムは1分46秒954と練習走行でのベストタイムよりも1秒近く遅いものとなり、13番手どまりに。惜しくもチームが渇望したQ1突破は叶わず、決勝は後方からの追い上げに挑む形で予選を終えている。
前日は雨の名残を感じさせた鈴鹿サーキット。しかし予選日を迎えたこの日は朝から雲は多いものの青空が広がり、時折まぶしい日差しが照りつけるレース日和となった。まず午前9時20分から公式練習がスタート。気温18度、路面温度24度のコンディションの中、予選用タイヤの見極めや、クルマのセッティング確認等、順調にメニューを消化した24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R。まず高星明誠選手が先行してドライブを担当する。確認作業を済ませて、ヤン・マーデンボロー選手へとスイッチ。途中、午前10時15分の時点でGT300クラスの1台がシケインにおいてクラッシュ。これで赤旗が提示され、セッションが一時中断となったが、再開後もマーデンボロー選手が引き続きステアリングを握った。セッション終盤を迎えてGT500クラス専有走行に入ると、マーデンボロー選手はアタックシミュレーションを実施。1分45秒989をマークし、5番手に名を刻むこととなった。
第6戦の時点で24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rはライバル勢よりウェイトハンディが軽く、今回の予選は上位に喰い込むチャンスがある。それだけに、今回のノックアウト予選ではなにがなんでもQ1突破を果たさなければならない。ドライバーはもちろんのこと、チームが一丸となってQ2への進出を強く意識してセッションに挑んだが、Q1では思わぬ敵が待ち構えていた。
気温20度、路面温度30度の中、Q1のアタックを担当したのはマーデンボロー選手。公式練習後、予選アタックに向けてセットを微調整し、自信を持ってコースへと向かっていく。チームのピットガレージ位置が最終コーナー寄りのため、ライバルたちよりも早めのタイミングでピットを離れてタイヤのウォームアップ作業を始め、いよいよアタック開始! と思いきや、ダンロップコーナーを走行中だった23号車GT-Rがバランスを崩してまさかのクラッシュ。この状況でセッションは赤旗となり中断。アタック中だったマーデンボロー選手もペースを落とし、ピットへと一旦帰還した。
セッションはおよそ12分後に再開。残された時間はわずか5分。各車一斉にコースへとなだれ込む中、1コーナーまでの距離が遠い24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rは否が応でも他車の後塵を拝する形でコースインすることになってしまう。結果、タイヤのウォームアップはもとより、アタック中もトラフィックに遭ってクリアラップを取るのが難しい状況に。よって、刻んだベストタイムは1分46秒954と練習走行でのベストタイムよりも1秒近く遅いものとなり、13番手どまりに。惜しくもチームが渇望したQ1突破は叶わず、決勝は後方からの追い上げに挑む形で予選を終えている。
公式予選記録
GT500
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | WH |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | ARTA NSX-GT | 野尻 智紀/福住 仁嶺 | 1'45.478 | 1'44.963 | 32 |
2 | 64 | Modulo NSX-GT | 伊沢 拓也/大津 弘樹 | 1'45.218 | 1'45.054 | 20 |
3 | 19 | WedsSport ADVAN GR Supra | 国本 雄資/宮田 莉朋 | 1'45.036 | 1'45.348 | 6 |
13 | 24 | リアライズコーポレーション ADVAN GT-R | 高星 明誠/ヤン・マーデンボロー | 1'46.954 | 2 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
Q1 開始 : 14:39'00 終了 : 15:03'00
Q2 開始 : 15:31'00 終了 : 15:41'00
近藤監督のコメント
Q1でのドライビングミスはなかったということなのですが…。赤旗中断の影響が大きかったかもしれませんが、決してそれがすべてでもないかもしれません。ただ、タイヤのマネージメントがうまく行ってなかったことは事実です。悔しいのひと言に尽きますね。
これからしっかりデータをチェックし、ミーティングを重ね、どうだったのかを解明しなければなりません。アタックラップに入ったときはいいペースで走っていただけに、本当に残念です。決勝では後方からのスタートですが、ウェイトが軽いので、もう行ってもらうしかないという状況ですね。もったいない予選になりましたが、なんとか決勝で粘りある戦いをしてもらい、うまくいけば6位以内でフィニッシュして、しっかりポイントを取って終われたらと思います。
これからしっかりデータをチェックし、ミーティングを重ね、どうだったのかを解明しなければなりません。アタックラップに入ったときはいいペースで走っていただけに、本当に残念です。決勝では後方からのスタートですが、ウェイトが軽いので、もう行ってもらうしかないという状況ですね。もったいない予選になりましたが、なんとか決勝で粘りある戦いをしてもらい、うまくいけば6位以内でフィニッシュして、しっかりポイントを取って終われたらと思います。
高星 明誠選手のコメント
朝の練習走行ではタイヤテストを行いました。手応えとしては、前回の富士ほどではなかったのですが、クルマのウェイトが軽い分、今回はトップ6くらいは狙えるんじゃないかと思っていました。
予選Q1では赤旗が出てしまい、チームとしてのパフォーマンスが出せなかったですね。朝の練習では5番手タイムだっただけに、ヤンもベストを尽くせず残念だったのではないでしょうか。決勝では最大限チャンスを活用した戦いができればいいと思います。
予選Q1では赤旗が出てしまい、チームとしてのパフォーマンスが出せなかったですね。朝の練習では5番手タイムだっただけに、ヤンもベストを尽くせず残念だったのではないでしょうか。決勝では最大限チャンスを活用した戦いができればいいと思います。
ヤン・マーデンボロー選手のコメント
朝の公式練習での走行は手応えのあるいいものだったし、タイムも出ていました。クルマのバランスも調整して良くなってました。結果としてセッションを5番手で終えることができたので、Q1に向けて楽しみが増えたと思っていました。(Q1突破が可能な)1分45秒台中盤くらいのタイムは可能だと感じました。
ところがアタックラップに入ったところで赤旗が提示され、すべてが”崩壊”してしまいました。もちろん、状況的にはまだ他のクルマのほとんどがアタックができていなかったのですが、僕らのタイヤは、すでにタイヤにしっかりと熱を入れており、アタックでの”おいしいところ”を使ってしまっていて…。再アタックではその”おいしいところ”が使えず、タイムアップには繋がりませんでした。せっかく予選に向けてセットアップを変えて、そのフィーリングも良かっただけにこの結果は残念で仕方ありません。とても不運なタイミングでの出来事でした。でも、決勝のことはポジティブにとらえています。後方スタートになりますが、しっかりと追い上げられるように戦います。
ところがアタックラップに入ったところで赤旗が提示され、すべてが”崩壊”してしまいました。もちろん、状況的にはまだ他のクルマのほとんどがアタックができていなかったのですが、僕らのタイヤは、すでにタイヤにしっかりと熱を入れており、アタックでの”おいしいところ”を使ってしまっていて…。再アタックではその”おいしいところ”が使えず、タイムアップには繋がりませんでした。せっかく予選に向けてセットアップを変えて、そのフィーリングも良かっただけにこの結果は残念で仕方ありません。とても不運なタイミングでの出来事でした。でも、決勝のことはポジティブにとらえています。後方スタートになりますが、しっかりと追い上げられるように戦います。
エンジニアのコメント
公式練習から進めていた作業はいい方向に進んでいたと言えます。午後の予選Q1でも、赤旗で中断するまでクルマの状況も問題なかったし、なにも起こっていませんでした。再度アタックを開始したときも、データ的に速い部分もあったのですが…。今回、タイムを残せなかった原因はドライバーでもなくタイヤでもなく、シンプルにパッケージとして適したタイミングでのアタックが叶わなかったから、と言えるのではないでしょうか。ちょっとしたズレが、結果につながらなかったということですね。
明日は後方の位置からオーバーテイクショーをお見せできるのではないかと思っています。しっかりと条件が噛み合えば、いい走りができるという手応えもあるので、いい戦いができればと思います。
明日は後方の位置からオーバーテイクショーをお見せできるのではないかと思っています。しっかりと条件が噛み合えば、いい走りができるという手応えもあるので、いい戦いができればと思います。
二日目 決勝(10月25日・晴れ/ドライ)
決勝レポート
混乱続く展開の中、しぶとく戦い入賞を果たす!
小春日和に恵まれた鈴鹿サーキット。SUPER GT第6戦の決勝において、予選13番手からスタートを切った24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rは、レース前半に発生したアクシデントによるセーフティカーを味方に、ポジションアップ。終始、攻防戦に挑みながら粘りある戦いを見せて8位でチェッカー! 開幕戦以来となるポイントを計上している。
やや風は冷たいものの、終日穏やかな日差しに恵まれた鈴鹿。有観客開催として、日曜日は1万9千人ものファンがサーキットを訪れ、シリーズ終盤に向けて盛り上がる戦いの行方を見守った。午後1時、フォーメーションラップを終えた全44台が52周の戦いをスタート。早速激しいポジション争いを繰り広げながら、周回を重ねていく。ウェイトハンディの条件がそれぞれ異なる車両による攻防ゆえ、抜きつ抜かれつの展開となり、都度ポジションが上下する状況でもあったが、15周を過ぎると、クルマによってタイヤコントロールに変化が現れたか、18周目にはGT500クラスのライバル勢がルーティンワークのタイヤ交換作業を行うチームが出てきた。
一方、24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rは、前後車両との差が詰まり、ペースアップしづらい状況を変えようと、20周を終えてピットイン。ヤン・マーデンボロー選手へとスイッチした。これに先立ち、タイヤパンクチャーや接触などのアクシデントで上位3台がポジションダウン。さらに20周を終えて21周目に入った時点で、GT300車両がS時コーナーでコースアウト。タイヤバリアに突っ込む形でクルマを止めたため、22周目からセーフティカーが導入された。これにより、コース上で走行中の車両は一斉にペースダウンを強いられた。だがその一方で、この状況を逆手に取ってルーティンのピット作業を行い、一気にポジションアップを果たすライバルが現れるなど、レースは大混乱。26周終わりでレースがリスタートされると、24号車は10番手で戦いを再開させることになった。
その後、前方車両によるイレギュラーのピットイン等で、24号車は34周時点で8番手まで浮上。前方車両とのタイム差は7秒弱、後方との差はおよそ1.3秒という状況のなか、チェッカーを目指して力を振り絞る。さらに終盤は後方から押し迫るライバルとの差が1秒を切る大バトルになったが、マーデンボロー選手はこれを見事にシャットアウト! 0.5秒差でのチェッカーを受け、8位で戦いを終えた。
開幕戦以来となる入賞を果たした24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R。今シーズンは思わぬハプニングなどで本来の力を存分に発揮しきれていない状況が長く続いたが、今回の入賞を弾みに、残り2戦、シーズンの集大成にふさわしいパフォーマンスを披露するのみだ。
やや風は冷たいものの、終日穏やかな日差しに恵まれた鈴鹿。有観客開催として、日曜日は1万9千人ものファンがサーキットを訪れ、シリーズ終盤に向けて盛り上がる戦いの行方を見守った。午後1時、フォーメーションラップを終えた全44台が52周の戦いをスタート。早速激しいポジション争いを繰り広げながら、周回を重ねていく。ウェイトハンディの条件がそれぞれ異なる車両による攻防ゆえ、抜きつ抜かれつの展開となり、都度ポジションが上下する状況でもあったが、15周を過ぎると、クルマによってタイヤコントロールに変化が現れたか、18周目にはGT500クラスのライバル勢がルーティンワークのタイヤ交換作業を行うチームが出てきた。
一方、24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rは、前後車両との差が詰まり、ペースアップしづらい状況を変えようと、20周を終えてピットイン。ヤン・マーデンボロー選手へとスイッチした。これに先立ち、タイヤパンクチャーや接触などのアクシデントで上位3台がポジションダウン。さらに20周を終えて21周目に入った時点で、GT300車両がS時コーナーでコースアウト。タイヤバリアに突っ込む形でクルマを止めたため、22周目からセーフティカーが導入された。これにより、コース上で走行中の車両は一斉にペースダウンを強いられた。だがその一方で、この状況を逆手に取ってルーティンのピット作業を行い、一気にポジションアップを果たすライバルが現れるなど、レースは大混乱。26周終わりでレースがリスタートされると、24号車は10番手で戦いを再開させることになった。
その後、前方車両によるイレギュラーのピットイン等で、24号車は34周時点で8番手まで浮上。前方車両とのタイム差は7秒弱、後方との差はおよそ1.3秒という状況のなか、チェッカーを目指して力を振り絞る。さらに終盤は後方から押し迫るライバルとの差が1秒を切る大バトルになったが、マーデンボロー選手はこれを見事にシャットアウト! 0.5秒差でのチェッカーを受け、8位で戦いを終えた。
開幕戦以来となる入賞を果たした24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R。今シーズンは思わぬハプニングなどで本来の力を存分に発揮しきれていない状況が長く続いたが、今回の入賞を弾みに、残り2戦、シーズンの集大成にふさわしいパフォーマンスを披露するのみだ。
決勝結果
GT500
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | TIME/DIFF | LAPS | WH |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 松田 次生/ロニー・クインタレッリ | 1:46'27.742 | 52 | 50 |
2 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 佐々木 大樹/平峰 一貴 | 4.616 | 52 | 6 |
3 | 8 | ARTA NSX-GT | 野尻 智紀/住 仁嶺 | 5.342 | 52 | 32 |
8 | 24 | リアライズコーポレーション ADVAN GT-R | 高星 明誠/ヤン・マーデンボロー | 25.490 | 52 | 2 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
開始 : 13:04'09 終了 : 14:50'36
SC : 13:46(22Laps) - 14:01(26Laps)
黒白旗提示 No.12 平峰一貴
No.37 N.キャシディ ドライブスルー (SpR.13-1「危険なドライブ行為」)
No.38 罰金50,000円 (SpR.27-4「ピット作業違反」)
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
---|---|---|
8 | ARTA NSX-GT | 1'48.387 |
近藤監督のコメント
今日のレースでは、うちのチームとして持ちうる力をしっかりと発揮することはできたと思います。ただ、今日のレースの展開を見る限り、ピットインのタイミング次第ではさらに上位へ行けたと思うと、やはり悔しいです。とはいえ、今シーズンの戦いの中を振り返っても、予選13番手から決勝8位ですからね。それにここしばらく結果につながらない戦いが続いていたので、今日は結果という形を出そうという思いもありました。ただ、残るGT-R勢がうちよりも上位でチェッカーを受けたのは正直悔しいですね。
一方で、ドライバー二人もしっかりと戦うことができたレースだったと思います。ヨコハマタイヤ勢としてはトップに立てたことは良かったです。次のレースからはウェイトハンディの規則が変更され、ウェイト計算が半分になって全体的に軽くなっていくので、その中でGT-Rとしてのポテンシャルをどこまで出せるか、がカギになってくるでしょう。他メーカーとの戦いもシビアですが、今日はシーズン中ベストな戦いができたので、この流れを大事にして次も頑張ります。
一方で、ドライバー二人もしっかりと戦うことができたレースだったと思います。ヨコハマタイヤ勢としてはトップに立てたことは良かったです。次のレースからはウェイトハンディの規則が変更され、ウェイト計算が半分になって全体的に軽くなっていくので、その中でGT-Rとしてのポテンシャルをどこまで出せるか、がカギになってくるでしょう。他メーカーとの戦いもシビアですが、今日はシーズン中ベストな戦いができたので、この流れを大事にして次も頑張ります。
高星 明誠選手のコメント
レースでは、自分たちが思っていたよりもタイヤの状況が厳しかったですね。マネージメントをかなりしなきゃいけない状況でしたが、周りにいる他車のペースがあまり良くなかったこともあり、そういう中でしっかりと抜いていけたのは良かったと思います。また、後方に抜かれないことも意識しながら、ときにGT300の周回遅れをうまく利用しつつ、周回を重ねることができました。
ピットインのタイミングは、僕自身で決めました。さらにタイムアップするためにスタートで装着していたタイヤよりも硬いものに変えるほうがいいと考え、なるべく早いタイミングで交代するほうがいいと思ったからです。
開幕以来の入賞ができたのは、チームとして良かったと思います。ただ、ドライバー個人としては、それ以前にもっとやれることがたくさんあったとも思うし、それを追求することでさらにいい結果も残せることがあったのではと感じています。レースでは、色んなチャンスが巡ってきたときに、それをしっかりと活かせるような戦いができるよう、また残り2戦ではさらにポイントを獲得できるような戦いをしていきたいと思います。
ピットインのタイミングは、僕自身で決めました。さらにタイムアップするためにスタートで装着していたタイヤよりも硬いものに変えるほうがいいと考え、なるべく早いタイミングで交代するほうがいいと思ったからです。
開幕以来の入賞ができたのは、チームとして良かったと思います。ただ、ドライバー個人としては、それ以前にもっとやれることがたくさんあったとも思うし、それを追求することでさらにいい結果も残せることがあったのではと感じています。レースでは、色んなチャンスが巡ってきたときに、それをしっかりと活かせるような戦いができるよう、また残り2戦ではさらにポイントを獲得できるような戦いをしていきたいと思います。
エンジニアのコメント
昨日の予選セッションから今日の決勝に向け、セットはさほど大きく調整することはありませんでした。ただ、天候が予選日よりも若干気温や路面温度が高くなった影響があったのか、思ったほどレース中のペースを上げることが難しかったようです。その中でドライバーはしっかりとパフォーマンスを見せてくれたと思います。結果的にもピットインのタイミングは想定内の周回数の中で行うことができました。
後半を担当したヤン(マーデンボロー)選手は終盤になって同じタイヤを履く19号車と接戦になりましたが、抜かれることなく踏ん張ってくれたのもうれしいですね。一方で、ほかの日産勢が上位の結果を出したことは正直悔しく思います。でも、今日の自分たちは与えられた条件のなかでベストを尽くした戦いができました。これは残り2戦に向けて大きな収穫になったし、次に繋げることができるので、また色々改善点を見つけて準備を進めたいと思います。