HIS ADVAN KONDO GT-R、第2戦は12位スタート
日付 | 4/18 |
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天候 | 晴れ |
気温 | 20℃ |
開催地 | 鈴鹿サーキット |
路面状況 | ドライ |
今シーズンの開幕戦を劇的な勝利で飾ったNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R。第2戦の舞台はリニューアルをし終えたばかりの鈴鹿サーキット。新しい設備が揃う中で迎えた土曜日は、レース日和の一日となり、春の陽気というよりはむしろ初夏の爽やかな暑さを感じる好天気に恵まれた。
今回、車両に搭載されたウェイトは40kg。アップダウンを伴う鈴鹿のテクニカルコースを攻めるには、このウェイトが影響しないわけではない。そんな中、チームではクルマのコンディションに見合ったセットアップを時間ある限り進め、午前11時20分からの予選に挑んだ。
No.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rにまず乗り込んだのは荒聖治選手。今回は、GT300との混走が30分、そしてGT300専有走行を挟んで、10分間のGT500専有走行という実にタイトなスケジュールのため、まず先に予選基準タイムをクリアする作戦に出た。序盤にGT300の車両がコースアウト、赤旗が出て10分ほど中断されたが、荒選手は難なく自分の仕事を完了。J・P・デ・オリベイラ選手へと交代した。
オリベイラ選手はまず中古タイヤでクルマのフィーリングを確認、その後、満を持して新品タイヤでのアタックを行って1'54.945のベストタイムをマークする。だが、ポジションは12番手どまりとなり、惜しくもスーパーラップ進出はならなかった。
鈴鹿のコースレイアウトを考えるとハンディウェイトは重いですね。ドライブするには大変です。高速サーキットではこのウェイトが大きな差にもなるでしょう。とはいえ、僕たちはつねにセットアップで進化を続けているし、レースでいいパフォーマンスができるよう焦点を定めて仕事をしているので、決勝ではさらにいい走りができると思います。
今回、セッション中にドライブする時間は短かったですが、今のクルマに必要なものはチームにフィードバックできました。感触も決して悪いものではなく、予選に向けてクルマも良くなりました。スーパーラップに残れなかったのは残念ですが、ハンディウェイトに影響されないクルマ作りを進めています。明日の朝も手ごたえある部分を煮詰め、決勝に向けてクルマを仕上げていきたいですね。
クルマのセットアップ、それからタイヤ選択という作業を時間内でまとめ切ることができませんでした。クルマには40kgのウェイトが搭載されていますが、今日のラップタイムは他車とはそのウェイト以上の差がついてしまいました。アタックのコースインのタイミングが気持ちやや早かったようです。残念ですね。決勝に向けて、タイヤのパフォーマンスは理解できているので、あとはそれをどう使うかがカギになると思います。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | 1st Sess | Super Lap | WH |
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1 | 1 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲/ブノワ・トレルイエ | 1'53.995 | 1'53.487 | |
2 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路/リチャード・ライアン | 1'53.891 | 1'53.733 | 10 |
3 | 3 | HASEMI TOMICA EBBRO GT-R | ロニー・クインタレッリ/安田 裕信 | 1'54.331 | 1'53.790 | |
12 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J.P・デ・オリベイラ/荒 聖治 | 1'55.129 | 40 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
今回は40kgのウェイトを積んでいますが、上位8台に残ってスーパーラップに出ることを狙っていましたから、それができず残念でした。色んな意味でタイミングがうまく合わなかったな、という感じですね。レースでは、どんどん攻めていく展開をしていきます。決勝用のセットアップも見えているので、レースではいい戦いができると思います。スタートポジションを考えると、表彰台の真ん中は難しい。でも、表彰台の一角は狙えると思います。