へヴィウェイトをものともせず、予選3位を獲得
日付 | 7/25 |
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天候 | 晴れ |
気温 | 32℃ |
開催地 | スポーツランドSUGO |
路面状況 | ドライ |
前回のセパン戦から、早や1ヶ月。SUPER GTの真夏のレースは仙台・スポーツランドSUGOで第5戦を迎えた。セパンでの善戦によって、シリーズポイントでのリードを保ったままSUGOに乗り込んだNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rは、午前の公式練習から手ごたえある走りを披露。クルマのセットアップ、予選と決勝で装着するタイヤ選択など、順調にスケジュールを消化した。
午後1時35分、予選1回目がスタート。強い日差しが路面をじりじりと照り付け、暑さも湿度も最高潮になる。チームでは、まず荒聖治選手がコースイン。午前から微調整したクルマのチェックを行い、さらに再度調整を加えてJ・P・デ・オリベイラ選手へとバトンタッチした。オリベイラ選手は存分にパフォーマンスを披露し、1分17秒555をマーク。4番手のタイムとなり、スーパーラップへと駒を進めた。
その後、サポートレースとGT300のアタックを挟み、午後4時15分からGT500のスーパーラップが始まる。予選1回目の8位から1台ずつワンラップアタックを行う中、オリベイラ選手が5番目に登場。最初のセクタータイムで暫定トップタイムをマークすると、その勢いは最後まで途切れることはなく、1分17秒232を刻んで見事暫定トップの座を仕留めることに成功した。このあと3台のライバルがアタックを行った結果、No.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rは予選3番手を獲得。明日の決勝レースはセカンドローからスタートを切る。
今日はスーパーラップに残れるとは思ってませんでした。何しろ今、チームの車はGT500の中で一番重いので、実のところ上位8台までに残れるのか期待していなかったんです。ある意味、今日の結果は意外なものでした。今のところすべてが順調に進んでいますね。まず予選1回目でアラさんがセット確認して、そのとき少しセットを調整しました。それがいい方向につながったと思います。今日の予選で3番手といういい結果が出せたので、明日雨になった場合はとても優位に働くでしょう。もし、大雨になればもっとチャンスが増えると思うので、レースを楽しみにしています。
朝の練習走行では終盤のみドライブし、クルマとタイヤの確認をしました。今日は持ち込みの時点から乗りやすいクルマだったし、ウェイトも重いなりにうまくまとめ上げることができたと思います。クルマのバランスがいい状態です。予選1回目の走行時にセットアップを少し変更したことがタイムアップにもつながり、JP(デ・オリベイラ)も乗りやすいといってくれました。明日は天気がどうなるかまだわかりませんが、コンディションに合わせて最大にパフォーマンスを引き出せるレースがしたいですね。
持ち込みからセッションごとにセッティングは結構調整しました。ただ、ここまで路面温度が上がるという想定はしてませんでした。でもその中で持ってきたタイヤがうまく作動してくれました。コンディションに合ったタイムが出ています。決勝を意識した中古タイヤでセットアップも色々やりましたが、悪くなかったですね。菅生では、クルマの重さに対してそんなに敏感な反応が出ないようです。天気の心配はありますが、レースではドライでもウェットでもうまく対応できると思います。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | 1st Sess | Super Lap | WH |
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1 | 3 | HASEMI TOMICA EBBRO GT-R | ロニー・クインタレッリ/安田 裕信 | 1'17.170 | 1'16.248 | 48 |
2 | 6 | ENEOS SC430 | 伊藤 大輔/ビヨン・ビルドハイム | 1'17.198 | 1'16.785 | 28 |
3 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J.P・デ・オリベイラ/荒 聖治 | 1'17.55 | 1'17.232 | 74 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
ふたりドライバーが言ったとおり、いい流れの中にいます。レースに関しては何の心配もしていません。今のチームは、誰が何をいつやらなきゃいけないかが全部わかっているという強みがありますね。クルマもウェイトを搭載しているのに、これだけ速さを見せることができているので、レースでも期待できるでしょう。マシンもタイヤも、さらにドライバーもエンジニアもスタッフも、みんなすべて一番いい状況にあるので、明日の決勝は楽しみです。優勝を狙えると思うし、少なくても表彰台に上がりたいですね。