最終戦は、12番手からの追い上げに期待!
日付 | 11/7 |
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天候 | 晴れ |
気温 | 20℃ |
開催地 | ツインリンクもてぎ |
路面状況 | ドライ |
今シーズンの最終戦を迎えたSUPER GT。有終の美を飾るのは、栃木・ツインリンクもてぎがその場所となる。前回、厳しい戦いの中からチームらしさを大いに発揮し、表彰台を獲得したNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R。一年の締めくくりをいい結果で終えるべく、チームはまず朝の公式練習での走行に取り掛かった。
しかし持ち込みのセットアップが思わしくなく、1時間45分のセッションの間、その大半をJ・P・デ・オリベイラ選手がドライブし、セットの微調整に時間を費やすことになった。さまざま可能性を探ることに人力した結果、午後からの予選1回目では、クルマのバランスも向上。また、セットアップの方向性も定まることとなり、ノックダウン方式の予選に向けて明るい材料を見出すことに成功した。
今回のノックダウンでは、チームドライバー2人がそれぞれ決まったセッションを出走することが義務付けられている。チームでは、まずセッション1にオリベイラ選手、続くセッション2では荒聖治選手、そして最後のセッション3で再度オリベイラ選手がアタックするローテーションを組み、ポジション争いを開始した。
セッション1からニュータイヤを投入し、アタックを開始したオリベイラ選手。ライバルたちよりやや遅いタイミングでアタックに入り、1分45秒882というタイムを最終周にマーク。11番手でセッションを終え、次のセッション2へ進出を果たした。
続くセッション2には荒選手が出走。最後のセッション3へ駒を進めるには、12台中上位8台に入ることが必須となる。荒選手はアタック3周目に1分45秒687とチームとしてのベストラップを更新したが、ライバルたちとの差を詰めるには至らず、12位でタイムアップ。惜しくもこのセッションでNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rの予選が終了することとなった。
朝の公式練習では、車のセットが朝のトラックコンディションにフィットしていませんでした。ただ、時間の中でセットを変えることで、予選に向けて改善することはできてフィーリングも良くなりました。とはいえまだ十分ではないと思います。明日のセットアップに関してはおそらくいい方向に向かうでしょうし、タイヤも大丈夫だと思います。周りのクルマがどのようなタイヤを選択しているかどうかはわかりませんが、レースはレースだし、前回のオートポリスのような展開も考えられるはずです。レース距離はいつもより50km短いぶん、作戦も違ってくるでしょう。ピットインのタイミングなども重要でしょうし、速さも求められるはず。すべてにおいてスピードが求められると思いますね。
もっと上(の順位)に行きたかったな、という思いはあります。、ただ、セットアップは変えてよくなっているし、いい方向にいっています。しかしながら、まだ他車と比較すると十分じゃなかったですね。朝のセッションはあまり乗ってはいませんが、JPにセットを出してもらうために時間を使ってもらいました。僕が乗るよりも、まずはクルマのセットを詰めてもらうことが大事でしたから。セッションではニュータイヤでアタックになりましたが、レースでは中古タイヤのロングランもさほど悪くないと思います。僕らの武器であるレースで強いということをうまく活かしてがんばろうと思います。
クルマのバランスが崩れてしまい、朝のセッションでは微調整を続けることになりました。結果的に(JP・デ・オリベイラ)が長く乗ることになりました。予選1回目でなんとかクルマのバランスもよくなってきたので、セッション1では方向性をしっかりさせることができました。バランスも良くなったので、もうちょっといけるかも、という感じだったんですが、朝の出遅れを引きずることになって、結果としてセッション3に残ることができませんでした。明日、改めて今日うまく行かなかった原因をフリー走行でチェックしなおす予定です。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | 1st Sess | Super Lap | WH |
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1 | 8 | ARTA NSX | ラルフ・ファーマン/伊沢 拓也 | 1'46.916 | 1'44.390 | |
2 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | 脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラー | 1'46.688 | 1'44.400 | |
3 | 6 | ENEOS SC430 | 伊藤 大輔/ビヨン・ビルドハイム | 1'46.969 | 1'44.712 | |
12 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J.P・デ・オリベイラ/荒 聖治 | 1'48.850 | 1'45.687 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
今回は少し言い訳になりますが、アタックに関しては、タイヤが温まる前にチャンスが終わってしまったという感じですね。すべてにおいて後手に回ったようなところがありました。明日の決勝は、前回のオートポリスみたくうまくいかないとは思いますが、チームとしてやることはただひとつ。ポジションをひとつでも上げて、チェッカーを受けることです。自分たちが持てる力をきちんと出し切って、最高のレースをするだけ。レース中に何が起こるかわからないし、その中で賢く確実に戦って、ポイント獲得を目指します。いい結果が残れば、自ずとシリーズランキングも上がると思います。ドライバーふたりが彼ららしいレースをして、きっちりまとめて今シーズンを終えたいですね。