HIS ADVAN KONDO GT-R 厳しい展開の中、8位入賞を果たす
日付 | 5/2 |
---|---|
天候 | 晴れ |
気温 | 22℃ |
開催地 | 富士スピードウェイ |
路面状況 | ドライ |
決勝を迎えた日曜の富士スピードウェイ。すがすがしい晴天の下、朝のフリー走行が始まった。
まずJ・P・デ・オリベイラ選手がマシンチェックを行い、安田裕信選手がその後コースに向かったがここで駆動系のトラブルが発生。
ピットにマシンが戻されるや否やすぐさま修復作業が始まった。
スタッフの懸命な作業が実を結び、無事に決勝グリッドへとクルマを並べたNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R。
スタートドライバーを務めたオリベイラ選手は粘り強く周回を重ねてポジションアップを見せるが上位に食い込むチャンスはなかなか訪れない。
結果、30周を終えてピットインし安田選手へと交代した。
ニュータイヤを装着し給油を済ませた車両は再び追い上げを見せたいところだったが、思うように上がらない気温同様ペースも上がらず我慢の走行が続くことに。
60周を終えて再びピットに戻ったクルマにはオリベイラ選手が乗り込みチェッカーを目指した。
レース終盤、ニュータイヤを装着したオリベイラ選手の猛チャージに期待がかかったが、フリー走行でのトラブルの件もあり本領発揮には至らず。
クルマを労わりながら周回を重ね8位でチェッカーを受けることとなった。
厳しい条件の中で富士を戦ったNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R。
次なる舞台はマレーシア・セパンサーキット。これまで好成績を残してきた場所での飛躍が待たれるところだ。
今日のレース結果が残念でなりません。レクサスの独壇場になりました。
まるで僕らは違うカテゴリーに参戦しているかのようでした。
決勝ではもう少しいい状態でレースができると期待したのですがそれもかなわず悔しいですね。
今回はコース上に残って走ることがすべてでした。その結果がポイント獲得ということです。
僕のスティントで装着したタイヤがハードだったんです。予想以上に気温が下がってしまい今回の路面温度と合わないものになってしまいました。
ライバルが速かった分とても残念です。走行中ポジションも落としてしまったし…。色んな意味で残念な展開でした。
とにかくセパンで挽回しないと。J・Pにとっても僕にとってもいい思い出のサーキットなので次は勝ちたいですね。
今朝、駆動系のトラブルが発生し作業することになりましたがエンジンへの影響もなく無事スタートを切ることができました。
ただパワーに関しては難しいものがありましたね。
レースで戦うというよりも今回はなんとかクルマを労わって壊さないように、完走するようにと言う事を心がけて走ってもらうことだけでした。
ピットインのタイミングは単純にタイヤのマネージメントによって決めました。
ただ、想定していたものと違ったので安田選手のピットインだけはタイミングを早めることにしました。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAP | TIME/DIFF | WH |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 35 | MJ KRAFT SC430 | 石浦 宏明/大嶋 和也 | 88 | 2:25'00.795 | 14 |
2 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 | 脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラー | 88 | 0'04.741 | 38 |
3 | 6 | ENEOS SC430 | 伊藤 大輔/ビヨン・ビルドハイム | 88 | 0'22.875 | 42 |
4 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路/リチャード・ライアン | 88 | 0'41.899 | 34 |
5 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 金石 年弘/塚越 広大 | 88 | 0'51.687 | 16 |
6 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 松田 次生/ロニー・クインタレッリ | 88 | 1'11.940 | 16 |
7 | 18 | ウイダー HSV-010 | 小暮 卓史/ロイック・デュバル | 88 | 1'17.697 | 40 |
8 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J.P・デ・オリベイラ/安田 裕信 | 87 | 1Lap | 40 |
9 | 32 | EPSON HSV-010 | 道上 龍/中山 友貴 | 87 | 1Lap | 2 |
10 | 100 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢 拓也/山本 尚貴 | 87 | 1Lap | 28 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
---|---|---|
35 | MJ KRAFT SC430 | 1'35.612 |
今日のようなレースをしていてはダメですがこの厳しい状況の中できちんと完走して8位になったことは評価できると思います。
残念ながら安田(裕信選手)のスティントではタイヤと路面温度が合わずにタイムが伸びなかったんです。
クルマもトラブルを抱えた状態でレースをしたのでドライバーにもつらい思いをさせてしまいました。
この厳しい条件の中でレースをしてポイントが獲れたのは奇跡に近いと思いますね。