HIS ADVAN KONDO GT-R 予選でまさかのトラブル
日付 | 6/19 |
---|---|
天候 | 晴れ |
気温 | 33℃ |
開催地 | セパンサーキット(マレーシア) |
路面状況 | ドライ |
SUPER GT 第4戦は舞台を海外に移し、マレーシア セパン・インターナショナル・サーキットでの戦いを迎える。
この地はKONDO RACINGにおいてGT初優勝を果たした思い出のサーキットであり、
その翌年も優勝しV2を飾るなど相性の良いコースである。
だが今回の予選はチームにとってアンラッキーな1日になってしまった。
午前の公式練習でセットアップを順調に進め、スーパーラップ進出への手応えを
十分感じる9番手のタイムをマークしたNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R。
予選1回目のアタックを担当したJ・P・デ・オリベイラ選手は7番手のタイムで
スーパーラップ進出を決めた。
スーパーラップを前に天気はややうす曇に。例年よりもやや気温、路面温度とも
低い中でのアタックが始まった。
スーパーラップへと駒を進め、8台中2番目に登場したNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R。
ところがアタックの途中に急にスピードが落ち、ついにクルマはコースサイドにストップ。
アタックのチャンスを失ってしまった。
マシンがピットに戻された直後の時点ではトラブルの原因は不明。スタッフは即座にチェックを開始した。
後に電気系トラブルであることが判明しスタッフは丁寧に作業を行った。
重ねて念入りにチェックを済ませ明日の決勝レースに望む。
スーパーラップ中にエンジンのバイブレーションが突然出たんです。
もうクルマを止めるしかありませんでした。今日は6番手くらいを十分狙えると思ってたんですが…。
でも予選は予選、明日の決勝は決勝と気持ちを切り替えるしかないですね。
このようなトラブルが決勝レースではなくて良かったと思うほうがいいでしょう。
明日はきちんと解決して良いレースが出来ると思ってます!
僕のドライブではユーズドタイヤの確認を行いました。決勝レースに向けての方向性が見えました。
明日はスタートでJP(オリベイラ)が順位を上げてくると思うので、僕も同じようにポジションアップできるようにがんばりたいですね。
今日のセットアップは手応えもあった分スーパーラップでの事は残念ですが、セパンはJPも僕も優勝した経験があるので自信をもって戦いたいと思います。
まだトラブルの原因がわからないんです。でもエンジン本体ではないようです。
JP(オリベイラ)は走行中に突然振動が出たと無線で言ってきたんですが、原因は現在調査中です。
とはいえトラブルの箇所は限られてしまうので、ひとつひとつデータを見比べて確認していきます。
どこか壊れてしまったときよりは時間がかかりますが。
想定外のトラブルでしたね。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | 1st Sess | Super Lap | WH |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 松田 次生/ロニー・クインタレッリ | 1'57.976 | 1'57.409 | 26 |
2 | 8 | ARTA HSV-010 | ラルフ・ファーマン/井出 有治 | 1'58.132 | 1'57.495 | 10 |
3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲/ブノワ・トレルイエ | 1'58.471 | 1'57.703 | 6 |
8 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J.P・デ・オリベイラ/安田 裕信 | 1'58.754 | - | 46 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
残念な結果になりました。
ここしばらくきちんと走れていない状態がレースでもあったんですが、今回は予選で出てしまいました。
でも今回はタイヤもサーキットとの相性が良いものを持ってきたので、レースではタイヤコンディションに左右されることなく、相手やコースコンディション、路面の状況などを見ながら、自分たちのレースができるという希望はあります。
後方から優勝した経験もあるしね。
トラブルの原因がはっきりしないのが気になるところですが、
決勝日ではなかったことを良しとして明日は良い戦いをしたいと思います。