HIS ADVAN KONDO GT-R 我慢でレースを凌ぎ、9位入賞
日付 | 6/20 |
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天候 | 晴れ |
気温 | 34℃ |
開催地 | セパンサーキット(マレーシア) |
路面状況 | ドライ |
前日の予選、スーパーラップでNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rを襲った悲劇。
ピットに戻されたマシンにはすぐさまトラブルシューティングが行われた。
程なくして電気系のトラブルであることが見つかり、スタッフは決勝に向けて修復作業を行い念入りにチェックを済ませた。
そして迎えた日曜日。戦いの舞台が亜熱帯地方のマレーシアであることをより印象付ける強い日差しが照り返す。
日本で開催する時刻よりも遅い、午後4時にレースがスタート。いつものように
J・P・デ・オリベイラ選手がスタートを担当した。
レース序盤から果敢な攻めでポジションアップを狙ったが、思いのほかマシンがポテンシャルを発揮せずオリベイラ選手には自身のパフォーマンスを思う存分披露するチャンスが
巡ってこない。
ストレートでのスピードも伸びず、結果的にタイヤにも負荷がかかることになり我慢の走行を続けるにとどまった。
ルーティンワークのピットインは25周終了時。
ドライバー交代、給油に加え、タイヤも4本交換を実施。安田裕信選手にステアリングが引き継がれた。
終盤にかけての追い上げに期待が持たれたが、マシンのコンディションは
依然として変わらない。
ペースが上がらない中、ライバル達とのバトルをなんとか凌ぎ9位でチェッカーを受けた。
厳しい結果に甘んじることになったが、入賞を果たしてポイントを加算できたことは今後のシリーズ争いを考えると有効に働くに違いない。
悔しい結果を踏まえ、シーズンも後半戦に突入する菅生ではあふれんばかりの力強いパフォーマンスを披露することを誓った。
予選のスーパーラップでは電気系トラブルが発生してアタックすることができず、今日はレース序盤からハードに攻めようと頑張りましたがうまくはいきませんでした。
前回の富士と同じように戦うという意味ではライバルに及ばなかったですね。
エンジンパワーとタイヤの特性をうまく活かすことができない状態の
マシンをドライブするだけだった。
何も出来ないままレースをするしかなかったね。
JP(オリベイラ)も言ってるように、今日のクルマは思うようなパフォーマンスを出せるものではありませんでした。
厳しいコンディションを走ることになったのですが、結果として9位入賞ができて本当に良かったと思います。
次の菅生はJPも僕も得意とするサーキットです。
今回の問題点をキチンとクリアしてしっかり戦いたいですね。
全体的にクルマのセットアップとエンジンの特性をうまく噛み合わせることができませんでした。
結果的に徐々に前のクルマから置いていかれるような展開になってしまいました。うまくまとめきることができなかったのが原因です。
次の菅生はセットアップで速さを存分に追求したいと思っています。
巻き返しを狙います。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAP | TIME/DIFF | WH |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 松田 次生/ロニー・クインタレッリ | 54 | 1:50'54.084 | 26 |
2 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲/ブノワ・トレルイエ | 54 | 0'13.333 | 6 |
3 | 18 | ウイダー HSV-010 | 小暮 卓史/ロイック・デュバル | 54 | 0'16.673 | 48 |
4 | 6 | ENEOS SC430 | 伊藤 大輔/ビヨン・ビルドハイム | 54 | 0'28.242 | 64 |
5 | 100 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢 拓也/山本 尚貴 | 54 | 0'30.809 | 30 |
6 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路/リチャード・ライアン | 54 | 0'54.074 | 50 |
7 | 35 | MJ KRAFT SC430 | 石浦 宏明/大嶋 和也 | 54 | 0'55.339 | 54 |
8 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 | 脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラー | 54 | 1'07.541 | 68 |
9 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J.P・デ・オリベイラ/安田 裕信 | 54 | 1'20.339 | 46 |
10 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 | アンドレ・クート/平手 晃平 | 54 | 1'24.343 | 14 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
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23 | MOTUL AUTECH GT-R | 1'59.495 |
なんとかタイヤのマージンでレースができると思ったのですがうまくいきませんでした。
仕切りなおしですね。今回、エンジンは前回の富士と同じものを選択しました。
判断は間違っていなかったと思いますが、新しいエンジンを投入した他のGT-Rがあれだけいいパフォーマンスを見せたことを考えるとその差は大きかったということです。
相性の良い、思い出もあるセパンで良い仕事ができなかったことは残念です。
もう我慢のレースは今回で最後にして、後半戦が始まる菅生からはもっといいレースをお見せしたいと思います。