今季2度目の富士は、予選5位を獲得
日付 | 9/12 |
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天候 | 小雨 |
気温 | 18℃ |
開催地 | 富士スピードウェイ |
路面状況 | ウェット |
シリーズ後半戦へと突入したSUPER GT。第7戦・富士スピードウェイでの戦いは、ハンディウェイトも軽減され、さらにハードなバトルになると思われる。まず午前中のフリー走行を前に雨が降り始め、1時間40分のセッションは、ウェットタイヤを装着しての出走となった。
No.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rはタイムこそ伸び悩んだが、セッティングの調整はもとより、様々なメニューに取り組み、午後からの予選に備えた。そして午後12時50分に予選がスタート。まずは荒聖治選手が予選通過基準タイムをクリア。GT500の専有走行になって続々とライバルたちがタイムアップしする中、24号車のアタックを担当したJ・P・デ・オリベイラ選手はやや遅いタイミングでアタックを開始した。そしてチェッカー前にベストタイムを大幅に更新すると、さらにもう1周アタックへ。結果、7番手となる1分46秒314をマーク、スーパーラップへの進出を決めた。
スーパーラップは午後3時5分にスタート。ほぼ雨も止んではいたが、路面は依然ウェット状態。各チームともタイヤ選択に悩みながらのアタックとなったが、No.24 HIS ADVAN KONDO GT-Rに乗り込んだオリベイラ選手はインターミディエイトタイヤを装着。1分48秒660のタイムを刻み、5番手のポジションを得ることに成功した。
今日は先を予測することができない難しいコンディションでした。寒くて雨になった開幕の岡山や去年の最終戦のここでのレースでは、今日と同じような天気のなかでいいパフォーマンスを見せることができたのに、今回は同じようなタイヤにも関わらず、いいパフォーマンスを出せなかった。どうしてだろう、という気持ちでした。予選ではユーズドタイヤでアタックした他のチームもありましたが、僕らはニュータイヤのインターミディエイトでアタックしました。十分にタイヤが温まらず、アタックするにはタイミングも良くなかったですね。とはいえ、スピードが出ていなかった朝のことを考えると、予選で7位、スーパーラップで5位になれたのは本当にファンタスティックです。周りの状況と比べてもラッキーでしたね。
気温も路温も思った以上に低すぎました。今日は難しいコンディションでしたね。でも予選で5番手の位置を獲得できたので、JP(・デ・オリベイラ)が難しい状況の中でよくガンバってくれて、感謝しています。今回から(ハンディウェイトが見直され)軽くなったので、朝の走行ではまずバランスの確認から始めました。ウェットコンディションの中でも、そんなに悪くはありませんでした。明日はいきなり晴れになってどういうコンディションになるのか、その辺をきちんと調整して決勝では強いレースをしたいですね。勝負どころの一戦になるので、力を出し切れるようにガンバります。
朝はハードコンパウンドのタイヤで走って、色々と調整したのでタイムはあまり伸びませんでした。予選1回目はウェットの中、インターミディエイトをつけました。アタックに向かうタイミングをもう少し早めてあげれば、さらにもう1周アタックできたかもしれません。スーパーラップもインターでいきました。水の量はインターに対応していたものの、グリップしませんでしたね。深溝のユーズドにするか迷いましたけどね。 チームとしては明日の決勝は晴れのほうがいですね。スタートでまずポジションを上げてもらい、そのままピットインのタイミングを引っ張る。相手がピットインしている間にプッシュし、マージンを築く… という24号車としての王道パターンをお見せすることができればいいですね。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | 1st Sess | Super Lap | WH |
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1 | 32 | EPSON NSX | ロイック・デュバル/中山 友貴 | 1'45.842 | 1'46.111 | 9 |
2 | 1 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲/ブノワ・トレルイエ | 1'46.066 | 1'46.700 | 48 |
3 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | s 脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラー | 1'46.362 | 1'47.533 | 42 |
5 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R | J.P・デ・オリベイラ/荒 聖治 | 1'46.314 | 1'48.660 | 37 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
JP(・デ・オリベイラ)がよくガンバってくれました。とくに予選1回目。スーパーラップに残るためのアタックが一番すごかったですね。最後のスーパーラップに関してはタイヤ選択を含め、反省点も色々あります。でも、明日は面白いレースができるでしょう。午前中に雨が残ったらまた違った展開になるかもしれないですし。ウチのチームにとってはターニングポイントになるので、もちろん勝ちを狙っていきます。そうすればその先(のチャンピオン獲得)も見えてくるでしょう。とにかくガンバりますよ。