Super GT:第一日目予選

最終戦もてぎ、7番手から追い上げを目指す。

日付 10/23
天候 晴れ
気温 21℃
開催地 ツインリンクもてぎ
路面状況 ドライ

予選レポート

ついに2010年シーズンの最終戦を迎えたSUPER GT。
舞台となるツインリンクもてぎは朝から青空が広がり絶好のレース日和となった。
まず、朝の公式練習で6番手のタイムをマークしたNo.24 HIS ADVAN KONDO GT-R。
セットアップをさらに進め予選に挑むこととなった。

今回の予選はノックダウン方式。まずS1にJ・P・デ・オリベイラ選手が出走。
GT-R勢トップとなる7番手のタイムでS2進出を決めた。
さらにS2を担当した安田裕信選手も力走。やはりGT-R勢トップのタイムをマークし6位でS3出走の権利を得ることに成功した。
ノックダウン方式の予選では、S3で装着したタイヤを決勝スタート時に使用することが義務付けられている。
そこでチームは決勝をより優位な戦いにしようと硬めのタイヤを選択。
気温が下がり肌寒い風が吹くという厳しい条件でのアタックだったが、オリベイラ選手が懸命のアタックで1'44.317のタイムをマーク。
明日の決勝は7番手から表彰台を目指し追い上げを狙う。

近藤監督のコメント

近藤監督

予選は決勝を見据えての戦略を立てましたが、ドライバーはふたりとも
すごく頑張ってくれたと思います。
最後のJP(オリベイラ選手)のアタックでは彼の底力を見せてもらったような気がしますね。
でも欲を言うと3列目に並びたかったかなぁ…と。 S3のアタックでは
JP(オリベイラ選手)は1ラップアタックでピットに戻ってきたんです。
同じタイヤで明日の決勝スタートをしなければならないのでタイヤを温存するためにも彼が賢い判断をしたんだと思いますね。
明日は荒れる展開になる可能性もあるのでその中でしぶとく残っていかないと。
明日の朝のフリー走行でセットアップをもう一度見直して、その様子でレースをどう戦っていくか考えていくことになるでしょうね。

Joao Paulo de Oliveira選手

Joao Paulo de Oliveira

今回、僕らはライバルとは違って硬いタイヤでアタックしたんです。
とにかくノックダウン予選で最後のS3まで残りたいという気持ちが大きかったんです。
当然、決勝での戦略を見据えてのチームの判断でしたが、良い結果につながったと思います。
今日は朝から徐々にセットアップを進めていって、良い流れの中で走ることができました。明日もいいレースができると思います。

安田 裕信選手のコメント

安田 裕信選手

テストから次第にクルマがだんだん良くなってきました。
でもノックダウンのS1でJP(オリベイラ選手)があまりにもいいタイムを出してきて、GT-RのトップタイムだったのでS2担当の僕としてはプレッシャーが大きくなりました。
でも、僕もアタックがうまくいってS2でのGT-Rトップタイムが出せたのですごく自信がつきました。明日がとても楽しみです。

エンジニアのコメント

エンジニア

S3では硬めのタイヤを選択しました。
決勝での戦略の幅を持たせるためだったのですが、アタックを担当した
JP(オリベイラ選手)は良い走りをしてくれたと思います。
先日のもてぎでのテストではあまりいい走りができなかったんです。
それで4月のテストのデータも参考にしてセットアップを進めていきました。
朝の走行でまずますの結果が出たので予選に向けて
方向を絞ることができました。
それぞれのドライバーがきちんとアタックをしてくれたと思います。
決勝も厳しい戦いになるでしょうが良い結果を残せるように頑張ります。

リザルト

公式予選記録

GT500
Pos. No. TEAM DRIVER 1st Sess Super Lap WH
1 18 ウイダー HSV-010 小暮 卓史/ロイック・デュバル 1'45.771 R 1'43.583
2 6 ENEOS SC430 伊藤 大輔/ビヨン・ビルドハイム 1'44.841 R 1'43.640
3 17 KEIHIN HSV-010 金石 年弘/塚越 広大 1'46.545 R 1'43.710
7 24 HIS ADVAN KONDO GT-R J.P・デ・オリベイラ/安田 裕信 1'46.583 1'44.317

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)