第1戦岡山。11位から追い上げを狙う。
日付 | 2011年5月21日 |
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天候 | 晴れ |
気温 | 26℃ |
路面状況 | ドライ |
路面温度 | 31℃(午後12時30分現在) |
5月21日、岡山国際サーキットでSUPER GT第1戦の予選が行われた。
当初は4月上旬に今シーズンの開幕戦として開催予定だった岡山大会だが、東日本大震災後のスケジュール変更により延期されていた。
ここ岡山国際サーキットはKONDO RACINGにとって優勝経験のあるサーキット。
秀でたパフォーマンスを披露したいのはもちろんのこと、緒戦で勢いに乗りシリーズの戦いを有利に運びたいのも事実。
しかし開催時期が2カ月近くずれたことが影響し、気温・路面などのコンディションとタイヤ・マシンとのバランスが思う以上にマッチングせず苦戦をしいられることに。
まず、午前の練習走行でマシンのセッティングを調整し午後からの予選アタックの準備を進めたNo.24 ADVAN KONDO GT-R。
今回導入されたノックアウト方式の予選では1回目で15台から上位11台が選抜される。
チームでは安田裕信選手をQ1のアタックドライバーに擁し8番手のタイムをマーク。Q2へと進出を果たした。
Q2でのアタッカーも再び安田選手。各車はQ3へと駒を進めることができる上位7台を狙いコースインを開始する。
タイヤに熱を入れ安田選手がアタックするも思うようにタイムが伸びない。
結果ベストタイムの1'25.638は11番手どまりとなり、惜しくもこの時点でKONDO RACINGの予選アタックは終了することとなった。
なお、Q2で装着したタイヤは明日の決勝スタート用タイヤとしての使用が義務付けられる。
今シーズンから導入された新たな条件での戦いで不確定要素も伴うだけに決勝での躍進を期待したい。
Q1はソフトタイプのタイヤでクリアするのが最低限課題でした。
それは自分自身もうまくできてよかったとは思います。
ただ、Q2・Q3は今シーズンから新たに加わったルールにより、決勝レースを見越したタイヤでのアタックだったので厳しくなることを想定して選んだのですがちょっと他チームと差が大きかったですね。
明日は明日の風が吹く。決勝レースではチャンスがあると思うのでプラス思考で決勝は戦います。
今日の予選は正直なところうまく行かなかったといえますね。
でもその中で僕らができることはすべてやったのも事実です。
予選ではタイミングだとか路面とタイヤのマッチングだとかいろんな要素にツキがなかったようなところもあります。
決勝では粘り強くしっかりと戦いポイントが獲得できるようなレースをします。
今回サーキットに持ち込んだタイヤと路面コンディションを考えても他チームより厳しい状況でした。
昨日の習熟走行後セッティングを変えてクルマのバランスとしては良くなってはいますがまだトップとの差は大きいですね。
その一方でレース用のタイヤとしてはロング(走行)の確認も出来ていますので決勝の心配はありません。ピットインのタイミングも周りの様子を見て判断できるのでポジションアップは可能だと思います。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | Q3 | WH |
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1 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 金石 年弘/塚越 広大 | 1'24.305 | 1'24.781 | 1'24.507 | 6 |
2 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 松田 次生/JP・デ・オリベイラ | 1'24.441 | 1'24.803 | 1'24.950 | |
3 | 100 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢 拓也/ 山本 尚貴 | 1'24.969 | 1'24.932 | 1'25.229 | |
11 | 24 | ADVAN KONDO GT-R | 安田 裕信/ ビヨン・ビルドハイム | 1'24.925 | 1'25.638 | - | 8 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
今日の予選はいっぱいいっぱいのアタックだったでしょうね。
色々と条件が変わる中でチームも対応する必要があるのはもちろんですが、昨年の11月かな。このサーキットでテストをして決まったタイヤがあったんです。でもそのときと気温、路温があまりにも違うしね。
今回は一発のタイムが出なかったと言うことです。ロングでのタイムは落ちないのでそれがチームの強みです。そこを生かしてレースができればいいですね。