HIS ADVAN KONDO GT-R
日付 | 2011年6月19日 |
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天候 | 晴 |
気温 | 34℃ |
路面状況 | ドライ |
路面温度 | 43℃ |
戦略が奏功し今季最高位の4位獲得!
土曜日まではうす曇の過ごしやすい天気だったセパンサーキット。だが決勝日は例年どおりの蒸し暑さが戻ってきた。
朝のフリー走行では早くも気温33度、路面温度41度まで到達。タイヤと路面状況を考慮したセットアップを進めなければならない為どのチームにとってもタフな戦いになることは間違いない。
迎えた決勝。午後4時のフォーメーションラップ開始を前に気温34度、路面温度は43度へと上昇。
レースウィーク一番の暑さの中8番手からスタートを切るNo.24 ADVAN KONDO GT-Rにはビヨン・ビルドハイム選手が乗り込んだ。
ビヨン選手はフォーメーションを終えてレースがスタートすると絶妙のタイミングで前車をプッシュ。100号車HSV-010を逆転した。
さらにオープニングラップで上位2台が接触を起こして後退していたため1周目は5位で通過。幸先よいスタートを切った。
今回のチーム戦略は序盤でのポジションアップが目標。この作戦によりビヨン選手のスティントは全46周の3分の1を少し超えた周回数を予定。
その間後続のライバルたちをピシャリと封じ込めることが最大のミッションでだった。
後続からのプレッシャーは相当なものであったがビヨン選手は見事にこの戦略を完遂。16周を終えてピットに戻ってきた。
スタッフも29.6秒の作業でルーティンワークを完了。ロングスティントを担当する安田裕信選手は勢いよくコースへと向かった。
ただ自身初の長い周回数をこなすにあたり序盤はタイヤマネージメントに集中したとのこと。その甲斐あってペースをうまくコントロールし4位のポジションをキープすることに成功した。
No.24 ADVAN KONDO GT-Rはこのまま4位でレースをフィニッシュ。表彰台まであと一歩だったが4位という好成績を残し良い流れでシーズン中盤戦へ向かうことになる。
今回ビヨン(・ビルドハイム選手)がスタートドライバーとして頑張ってくれたし、僕もかなりのロングスティントを初めて担当しました。
全ラップ集中しタイヤマネージメントを行いました。さらにルーティンのピットイン後、(ポジション争いをしていた)36号車、38号車のSC430が周回遅れに引っかかっていたことも僕たちにとっては有利でしたね。
自分としても今日はいいレースができました。去年の開幕戦で優勝して以来厳しいレースが続いていたので今日は結果を残せて良かったと思います。
今日は少ない周回数でピットインすることが作戦でした。その中でとても良い仕事ができたと思います。
まずはスタートでポジションアップしました。しかし徐々にペースが落ちてきて後続を懸命におさえて走るような形になってしまいました。
とにかく今回は自分たちが持っているものをうまく利用し、力を出し切ってレースすることが大事でしたしそれが出来たと思います。
ハードな戦いでしたがチームには今シーズン最高位の結果を導くことができて嬉しいですね。
与えられた環境の中でベストな組み合わせをして残すことができた結果ですね。
ビヨン選手もスタート後のポジションアップという目的も達成してくれましたし、安田選手も30周という長いスティントを頑張ってくれました。今日は作戦通りの仕事が出来ましたね。
いろんな要素、条件の中から組み合わせたものがうまくいったと言う事が一番の要因でしょう。ピットワークも頑張ってくれたおかげで後続車をおさえることができたし4位の結果が出て本当に良かったと思います。
今シーズンは厳しい戦いが続きますが次のSUGOも総力戦で挑みたいと思います。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAP | TIME/DIFF | WH |
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1 | 1 | ウイダー HSV-010 | 小暮 卓史/ ロイック・デュバル | 46 | 1:33'34.849 | 8 |
2 | 46 | S Road MOLA GT-R | 柳田 真孝/ ロニー・クインタレッリ | 46 | 0'14.198 | 12 |
3 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 金石 年弘/ 塚越 広大 | 46 | 0'32.487 | 28 |
4 | 24 | ADVAN KONDO GT-R | 安田 裕信/ ビヨン・ビルドハイム | 46 | 1'01.541 | 12 |
5 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路/ 平手 晃平 | 46 | 1'03.887 | 18 |
6 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | アンドレ・ロッテラー/ 中嶋 一貴 | 46 | 1'06.762 | 32 |
7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢 拓也/ 山本 尚貴 | 46 | 1'07.242 | 30 |
8 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 | 伊藤 大輔/ 大嶋 和也 | 46 | 1'15.427 | 30 |
9 | 8 | ARTA HSV-010 | 武藤 英紀/ 小林 崇志 | 46 | 1'23.489 | 4 |
10 | 35 | D'STATION KeePer SC430 | 脇阪 寿一/ アンドレ・クート | 46 | 1'40.692 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
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46 | S Road MOLA GT-R | 1'58.569 |
表彰台まであともう少しでしたね。
とは言え今回は上位3台についていけるペースを確保するのは難しかったです。そこまでのスピードはありませんでした。
どちらかというと4位以降の戦いを制することができたのかなと思いますね。
今日は自分たちが持っている全ての物を出し切り、使い果たして戦った結果だと思っています。それくらい厳しい状況での戦いでしたがそれを考えると今日の結果は上出来です。
朝のフリー走行を終えて練った作戦も良い方向に進みました。もともとチームとしては相性のいいセパンで今季最高位の結果を残せたことは嬉しいですし、ホッとしています。