HIS ADVAN KONDO GT-R
日付 | 2011年7月30日 |
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天候 | くもり時々雨 気温20度 |
路面状況 | 路面温度23度(午後3時30分現在) |
第4戦を迎えたSUEPR GT。国内のレースはおよそ2ヶ月ぶりとなる。みちのく仙台、スポーツランドSUGOは朝から雨模様になった。まず、朝の練習走行ではコンパウンドの異なるレインタイヤを次々にテスト。予選、そしてスーパーラップでの好走を目指し、精力的にメニューをこなしていった。
まず公式練習で7番手のタイムをマークしたNo.24 ADVAN KONDO GT-R。霧雨が続き、もやが出るほどにコンディションが悪化する中でもコンスタントに走行し、予選に向けての準備を進める。その後、ピットウォークが始まると、雨も止み、気温も上昇。路面も次第に乾き始めたのだが…。このあと、天候はまさに猫の目のような変化を見せた。
予選1回目は午後12時25分にスタート。まずGT300との混走では8番手につけていた24号車だが、その後のGT500占有でポジションアップを見せる。力走を見せた安田裕信選手はチェッカーを前に自己ベストタイムを削り、1分17秒233をマーク。5番手に浮上した。
迎えたスーパーラップ。雨は一向に降り止まず、足元をすくわれるクルマも出るほど。そんな難しいコンディションではあったが、コース上の安田選手は落ち着いてアタックを敢行。最後の最後まで攻めの走りを貫き、1分30秒219をマークする。全10台がアタックを終えた時点で24号車は3位で予選を終了。今季最高位タイの結果をもって、明日の決勝に挑む。
今日の予選は雨になって良かったです。朝の練習走行ではタイヤのコンパウンドのチェックばかりしていました。せっかくの機会だから色々と試したいことをやらしてもらいました。スーパーラップでは雨が強くなり、アドバンタイヤの良さを引き出すことができました。ミシュランの2台がありえない速さを見せてきましたが、僕自身としてもポテンシャルをしっかりと引き出せたと思います。今日の予選はやり遂げた感がありました。
ドライでもウェットでも、両方のコンディションでうまくドライブすることができました。色々チャレンジもできてよかったと思います。チームとして、予選でいいパフォーマンスができましたしね。決勝でも天気の行方はわかりませんが、いいレースができると思います。
今日は予選でいい結果を残すためにも、朝から色々なメニューを試し、いいセッティングを絞り込むことができました。雨のコンディションの中でもしっかりといい走りを見せてくれると信じていました。明日の決勝ではなんとしてもいい結果、優勝を狙っていきたいですね。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | 1st Sess | Super Lap | WH |
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1 | 39 | DENSO SARD SC430 | 石浦 宏明/井口 卓人 | 1'33.817 | 1'32.738 | |
2 | 46 | S Road MOLA GT-R | 柳田 真考/ロニ―・クインタッレリ | 1'32.481 | 1'32.966 | |
3 | 24 | ADVAN KONDO GT-R | 安田 裕信/ビヨン・ビルドハイム | 1'34.076 | 1'33.058 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
安田はアタックでいいタイムを出してくれましたね。確かにあのときの雨量はウチのタイヤに合っていたとは思いますが、不安定なあの路面の中、とくにシケインを何事もなく通過したのを見て、イケる!と確信しました。文字どおり「スーパー」なラップだったと思いますね。今日も天気が不安定だから、どういうレースになるかわかりませんが、予選のポジションを守り切る、あるいはそれ以上いけるのならスゴいこと。それができるようがんばりたいですね。