Super GT:第二日決勝

HIS ADVAN KONDO GT-R

日付 2011年7月31日
天候 曇 気温21度
路面状況 路面温度23度(午後2時現在)

決勝レポート

不安定な天候だった土曜日に続き、日曜も朝から雨模様。SUGOでのSUPER GT第4戦は、天候の行方がさまざまなドラマを生むことになった。

朝のフリー走行スタート時点では雨が降っていたものの、途中に上がり、それ以降は曇天模様に。そして迎えた午後2時からの決勝レースは、気温21度、路面温度23度という季節はずれのような涼しい天候の中で始まった。

No.24 ADVAN KONDO GT-Rのスタートドライバーはビヨン・ビルドハイム選手。スタート直後から2番手の39号車を猛追する展開をみせていたが、テール・トゥ・ノーズに持ち込むものの、逆転にはつながらない。その後もビルドハイム選手は粘りある走りを見せるのだが、今度は逆にストレートでのスピードが伸びなくなり、逆に後続車とのバトルを強いられた。

しかし、3番手のポジションをキープしたままビルドハイム選手はルーティンのピットイン。30周を走りきった。バトンを受けた安田裕信選手も力強い走りを見せて周回を重ね、ピット作業の間に先行された32号車とのバトルへと挑む。なんとか逆転の糸口はないかと、懸命にプッシュを続けた安田選手ではあったが、こちらもビルドハイム選手同様、トップスピードが伸びない状態。目の前にいるライバルを追い込むには至らず、4位でフィニッシュラインを通過した。

これでNo.24 ADVAN KONDO GT-Rはセパンに続き2戦連続の4位入賞を実現。次回、鈴鹿500kmでは「表彰台獲得」の目標達成を目指すのは言うまでもない。

近藤監督のコメント

近藤監督

いやぁ、悔しいレースになりました。表彰台は狙えましたよね。まだ原因がわからないんですが、トップスピードが伸びないというトラブルが起こってしまったんです。正常よりも5km/hくらい落ちていたようです。先にドライブしていたビヨンも後半から症状が出て、安田のスティントではさらにスピードが乗らなかったようです。まずは原因があるのを追求しないといけないですね。今回、タイヤのパフォーマンスがいいぶん、強いレースができると思ったんですけどね。この悔しさを鈴鹿で晴らして、表彰台を実現させたいと思います。

荒 聖治選手のコメント

荒 聖治選手

作戦は完璧だったんです。ビヨンのときも僕のときもタイヤはまったくタレなかったし。ところがスピードが全然伸びなくなって…。32号車に先行されたあと、何度か逆転できそうなチャンスがあったんですが、ストレートスピードが伸びないので、最終コーナーで合わせて1コーナーで抜く、ということができなかったですね。マレーシアに続いての同じ順位になりましたが、今日は表彰台が狙えただけに残念です。

Joao Paulo de Oliveira選手

Joao Paulo de Oliveira

39号車を追いかけていました。早いタイミングで抜いておきたかったのですが、次第にストレートスピードが伸びなくなって…。そうすると、今度は牛後から32号車に迫られるようになってしまいました。今週末、クルマは良くて、タイヤとの相性も良かっただけに、何事もなければ、予選同様に3位はいけたし、もちろん、2位だって狙えたと思いますね。

エンジニアのコメント

エンジニア

エンジンのパワーがなくなってしまい、特にストレートスピードが正常のスピードと大きく異なっていました。結果、オーバーテイクできず、コーナーでは負けていないのに、うしろについてもオーバーテイクできない状態でした。本当に悔やまれる結果です。lクルマに問題が出なければ、今回は十分に表彰台を狙うことができました。不具合が出てしまい、本当に残念です。

リザルト

決勝結果

GT500
Pos. No. TEAM DRIVER LAP TIME/DIFF WH
1 46 S Road MOLA GT-R 柳田 真孝/ロニー・クインタレッリ 68 1:33'14.162 42
2 39 DENSO SARD SC430 石浦 宏明/井口 卓人 68 0'22.360 10
3 32 EPSON HSV-010 道上 龍/中山 友貴 68 0'23.854 2
4 24 ADVAN KONDO GT-R 安田 裕信 /ビヨン・ビルドハイム 68 0'35.516 28
5 6 ENEOS SUSTINA SC430 伊藤 大輔/大嶋 和也 68 0'43.890 36
6 17 KEIHIN HSV-010 金石 年弘/塚越 広大 68 0'45.934 50
7 100 RAYBRIG HSV-010 伊沢 拓也/山本 尚貴 68 1'15.181 38
8 19 WedsSport ADVAN SC430 片岡 龍也/荒 聖治 67 1Lap 22
9 36 PETRONAS TOM'S SC430 アンドレ・ロッテラー/中嶋 一貴 67 1Lap 42
10 8 ARTA HSV-010 武藤 英紀/小林 崇志 67 1Lap 8

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

Fastest Lap

No. TEAM LAPTIME
46 S Road MOLA GT-R 1'17.420