ADVAN KONDO GT-R
日付 | 2011年8月20日 |
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天候 | くもりのち雨 気温28度 |
路面状況 | 路面温度32度(午後1時現在) |
■ノックアウト予選、まさかのQ1敗退
シーズン後半戦の舞台は三重・鈴鹿サーキットから。真夏の一戦として知られる伝統レースも、今年は先の震災の影響などから、500kmの距離に。しかしながら、シーズ
ン最長の戦いになることには違いない。チームでは、先月鈴鹿で行ったタイヤテストでのデータをもとに、様々な角度から準備を行い、鈴鹿へと乗り込んできた。
うす曇の中始まった朝の公式練習。タイヤのチェックをメインに、予選、そして決勝のセットアップを行うべく、しっかりと周回を重ねたNo.24 ADVAN KONDO GT-R。時間
の経過を共に雲行きが怪しくなっていたが、それをも味方につけて予選で上位のポジションを狙うべく、準備を進
めていった。
12時55分、ノックアウト方式のQ1がスタート。依然として曇り空のままではあったが、湿度が高く、とても蒸し暑い。その中で、まずビヨン・ビルドハイム選手が予選
通過基準タイムをクリアすべくコースイン。その後、GT500占有に入り、安田裕信選手がアタックに向かった。タイヤのウォームアップを済ませ、アタックに入った安田
選手。しかし思うようにタイムが伸びてこない。渾身の一発を狙ったのだが、マークした1分55秒ちょうどの自己ベストタイムは12番手。上位11台が進出できるQ2へと駒
を進めることなく予選を終了した。
悔しさがにじむ結果となったが、明日の決勝は500kmの長距離レース。チーム一丸となってノーミスの戦いを展開し、粘りある走りで上位フィニッシュを目指す。
前の鈴鹿のテストでも結構苦しんでいたんです。それに比べればすごくパフォーマンスもよくなったんですが、今日の予選でその力をうまく引き出すことができなかったような感じです。でも、決勝ではいつもようにいいペースで走れるという手ごたえがあるので、パフォーマンスに期待して欲しいですね。いい順位でゴールできると思います。
今日は僕らにとってあまりいい日じゃなかったようですね。朝の練習走行で僕は決勝用のタイヤチェックなどをしました。雨ならレインタイヤのパフォーマンスがいいので、ポジションアップも楽しみです。もちろん、晴れでもいい走りができると思います。とにかく、今日の予選ではツキがなかった、という感じですね。また、決勝は500kmと長いので、レース中の展開によっては色んなチャンスも生まれると思うので、期待していてください。
まさかの結果になってしまい、とても悔しいですね。鈴鹿のテストから色々と見直しを続け、チームとして懸命に努力して十分な準備をしてきたのですが、今回はそれよりもライバルが上回ってしまった、という感じです。油断があったのかもしれません。明日はとにかく晴れても雨でも天候を味方につけて、いいパフォーマンスを見せられるよう、頑張らないといけないですね。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | 1st Sess | 3st Sess | WH |
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1 | 46 | S Road MOLA GT-R | 柳田 真孝/ロニー・クインタレッリ |
1'54.323 |
2'08.206 | 82 |
2 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 金石 年弘/塚越 広大 |
1'54.286 | 2'08.573 | 60 |
3 | 1 | ウイダー HSV-010 | 小暮 卓史/ロイック・デュバル |
1'53.991 | 2'09.001 | 48 |
12 | 24 | ADVAN KONDO GT-R | 安田 裕信/ビヨン・ビルドハイム |
1'55.000 | 44 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
今日の予選結果は想定外でした。Q1敗退になるなんて…。絶対Q1を突破して、Q2、Q3では天気予報で雨になることもわかっていたので、晴れよりもいいパフォーマンスができたと思うし、上位につけられると思っていたんですが…。朝の時点では、前回ここでのテストよりもよくなった、とドライバーからコメントをもらっていたので期待していたんですがね。ライバルメーカーも相当ガンバってきているのでしょう。僕たちにも多少の油断があったかもしれません。今年ワーストグリッドからの決勝になりますが、明日は距離が長いし、天候も荒れるようなので、その中で強みを見せたいと思います。とにかくミスなく、しっかりと戦いたいですね。