ADVAN KONDO GT-R
日付 | 2011年10月16日 |
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天候 | 雨のち晴 |
気温 | 27℃ |
路面温度 | 31℃(午後2時現在) |
■KONDO RACING、コースコンディションに翻弄され、12位終了
決勝日を迎えたツインリンクもてぎは朝のフリー走行こそ霧雨のウェットコンディションに
なったが、その後、雨が止むのと同時に青空がサーキットに戻ってくる。じりじりと
照りつける強い日差しは、瞬く間にコースを乾かし、決勝を前に完全なドライコンディションへと
変貌させた。
レースウィーク中、一度もドライコンディションでの走行が行われなかったことから、
スタート直前のウォームアップ走行ではセッションの時間を延長。その中で最終的なセットアップを
確認するという慌しい幕開けとなった。
午後2時5分、53周のレースがスタート。24号車のスタートドライバーを務めた
ビヨン・ビルドハイム選手はテストで手応えを得ていたタイヤを装着して戦いに挑んだが、
あいにくもてぎの路面コンディションにうまく対応できず、序盤にペースを大きく落とすことに。
これを受け、チームでは苦渋の選択となる緊急ピットインを敢行。仕様の異なるタイヤへと交換し、
再びビルドハイム選手をコースへ送り出した。その後、ビルドハイム選手は安定したラップタイムを
刻むことに成功。追い上げを狙って周回を重ねた。
ルーティンのピットインは30周終了時。スムーズにピット作業を済ませ、ポジションの挽回を
目指して安田選手が懸命の追い上げを開始した。ペースよく周回を続けた安田選手だが、
ライバル不在の戦いを強いられる。結果、淡々とレースを消化することにはなったが、
最後まで力強い走りを続け、12位でフィニッシュ。今シーズン最後の戦いを終えることになった。
今回のレースで今シーズンの全ラウンドは終了。このあと、富士でのJAF GPはノンタイトル戦と
なるが、再びアグレッシブなレースを披露することを誓った。
最初に装着していたタイヤのグレーニングがひどくて…。すでに3周程度でフロントの グリップが低下し、とても厳しいレースをすることになりました。それからどんどん大変な ことになり、レースを続けるのが難しいと判断してピットインしました。4本タイヤ交換したんです。 それからというもの、レースペースもよくなり、しっかりと走ることができたんです。 スタート直後の出来事はまさにタイヤ選択に問題があったということですね。 今日は表彰台に上がるつもりでスタートを切ったのに、そのチャンスも失ってしまうことに なったのがとても残念。でも、タイヤ交換後もしっかりと攻めて走りました。
ビヨン(・ビルドハイム)がスタートで装着したタイヤはテストでいい感触を得ることが できたものでした。しかしながら、今日の決勝用として、またもてぎ用として合わなかったようです。 あっという間にタイムも大幅に落ち込んでしまったので、チームの判断としてピットインし、 4本とも従来のタイヤに交換しました。その後は一応キチンとラップタイムを刻むことはできましたが、 ポジションアップするためのいい材料にはならなかったですね。もっとレースがしたかったのですが…。 残念ですね。今年はトータルでうまくいい流れを作れずに終わってしまいました。 何かしらうまくかみ合わなかったですね。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAP | TIME/DIFF | WH |
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1 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ |
53 | 1:37'39.246 | |
2 | 46 | S Road MOLA GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ |
53 | 0'01.803 | |
3 | 39 | DENSO SARD SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 |
53 | 0'02.452 | |
4 | 100 | RAYBRIG HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 |
53 | 0'02.703 | |
5 | 32 | EPSON HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 |
53 | 0'03.019 | |
6 | 1 | ウイダー HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル |
53 | 0'03.435 | |
7 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 |
53 | 0'20.326 | |
8 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 |
53 | 0'31.726 | |
9 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R | 松田 次生 J.P・デ・オリベイラ |
53 | 0'41.688 | |
10 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 |
53 | 0'43.992 | |
12 | 24 | ADVAN KONDO GT-R | 安田 裕信/ビヨン・ビルドハイム | 53 | 0'50.665 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
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46 | S Road MOLA GT-R | 1'46.000 |
ビヨンが最初に装着したタイヤが想像以上に厳しい状況になったため、僕は去年と同じ仕様の タイヤを履いて出ました。そのぶん、ペースはすごく安定していたし、速さもそれなりに あったので、良かったとは思います。でも残念ながら、すでに前のクルマとの距離が 離れすぎていてどうすることもできませんでした。全然勝負できなかったですね。 ようやく前に追いついたものの、ファイナルラップでした。勝負の世界なので、 こういうこともありますしね。今年は難しいレースが多かったし、優勝もできなかったですが、 去年よりキチンとレースができたという点では評価できると思います。 来年は今年よりもさらに上にいける状況を作っていきたいですね。