Super GT:第一日目予選

想定外のトラブルに見舞われ、まさかの後方発進に

日付 2012年3月31日
天候 晴れ/雨
気温 16℃
路面状況 ドライ/ウェット
路面温度  

予選レポート

ついに開幕した2012年SUPER GTシリーズ。初戦の舞台は岡山県・岡山国際サーキット。中低速のテクニカルサーキットゆえのバトルが見ものだ。オフシーズン、チームでは国内はもちろん、マレーシア・セパンサーキットでもタイヤテストを行い、初戦からのダッシュをもくろんできた。

迎えたレースウィーク。土曜は朝から冷たい雨が降り、冬に逆戻りしたかのような天候。そしてNo.24 D'station ADVAN GT-Rにはいくつかのアンラッキーが重なる一日になってしまった。まず、朝のフリー走行では雨が車内に入り込んだため、安全面を考慮して修理作業を行うことに。これによって、走行時間を存分に使うことができない状態だった。

迎えた午後の予選。今回はノックアウト方式が採用されたが、今シーズンからレギュレーションが改められ、ひとりのドライバーがセッションを連続してタイムアタックを行うことができなくなっている。これにより、チームではQ1とQ3をビヨン・ビルドハイム選手が担当し、安田裕信選手がQ2に出走するプランを立てた。

一度は上がった雨だったが、予選Q1が始まるや、灰色の雲が上空いっぱいに広がりはじめ、雲行きが怪しくなる。

そしてひと足先にアタックを終えたGT300からGT500へとスイッチし始めたころ、ついに雨が落ち始めた。一気に雨足が強まり、レインタイヤでの走行を強いられたのだが、定まらない足下にスピンした車両が出たため、セッションが赤旗中断に。その後、逆に天候は急変回復。まったくもって落ち着かない天候に翻弄されることになったが、その中でもビルドハイム選手は集中力を切らさず、アタックに向かった。

ところが、ここでまた次なるハプニングが発生。懸命にアタックするビルドハイム選手だったが、ここへきてギアボックスにトラブルが発生。シフトダウンができず、クルマをコントロールできなくなってしまったのだ。まさに万事休すとなり、為す術を失ったチームは、14番手から決勝日を迎えることになった。

近藤監督のコメント

近藤監督

今日はすべての条件をみんな敵に回してしまった、という感じです。雨、晴れ、赤旗などどのタイミングで何が起こるかわかりませんが、今回だけは走行中にすべて裏目裏目に出てしまい、結果を残せませんでした。運がなかった、と言ってしまえばそれまでですが、まずはチームがやるべき作業をキチンと消化できなかったこと、が問題ですね。
その一方で、オフの間、しっかりとテストをこなしてきたという自信があるので、明日の決勝ではいい結果を出せるような展開も可能だと思います。初戦でアンラッキーな出来事をすべて出し尽くしたと思えば、明日がさらに楽しみです。

安田 裕信選手のコメント

安田 裕信選手

朝の練習走行では、車両に水が突然入ってきたため、その対策を行うことで走行の時間が減ってしまい、ウェットコンディションでのテストができず残念でした。予選では、ビヨン(・ビルドハイム)選手がQ1でアタック時にトラブルが出たためタイムが出せず、僕が出走予定だったQ2には進出できませんでした。厳しい結果ではありますが、明日はニュータイヤでスタートを切れるし、後方からしっかりと追い上げるレースができればいいと思います。

Bjorn Wirdheim選手

Bjorn Wirdheim

Q1の出走時にギアボックスにトラブルが出てしまいました。6速からシフトダウンできなかったんです。3速、2速と落としていっても、何の変化も得られない状態でした。そこで自分でできうることをいろいろやってみたのですが、結局のところなにも変わりませでした。赤旗で一度ピットに戻りましたが、アタック再開後もタイヤコンディションはすごく良かっただけに、キチンとアタックできずに終わってとても残念です。

エンジニアのコメント

エンジニア

朝のセッションで走行中に、クルマの中に雨が入ってくることがわかりました。そのまま走行を続けることも可能でしたが、レース本番も雨になったら同じ状況になる可能性があるので、早めに対策を施すことにしました。
Q1は、ビヨンに行ってもらったんですが、まずノーマルウェット、いわゆる深溝で出走し、10分後にはインターミディエイトで出ていきました。終盤になって赤旗中断となりましたが、再開後も同じタイヤでコースに向かったところ、ギアボックストラブルが出てしまい、アタックできずに終わってしまいました。まさかの展開になりましたが、早めにトラブルが出せて良かったと気持ちを切り替え、明日の決勝に挑みたいと思います。

リザルト

公式予選記録

GT500
Pos. No. TEAM DRIVER Q1 Q2 Q3 WH
1 38 ZENT CERUMO SC430 立川 祐路/平手 晃平 1'27.834 1'23.771 1'22.572  
2 100 RAYBRIG HSV-010 伊沢 拓也/山本 尚貴 1'31.988 1'23.539 1'22.588
3 36 PETRONAS TOM'S SC430 中嶋 一貴/
ロイック・デュバル
1'31.860 1'23.452 1'22.705  
14 24 ADVAN KONDO GT-R 安田 裕信/
ビヨン・ビルドハイム
1'35.106 - -  

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)