相性の良さを発揮し、6番手グリッドを獲得!
日付 | 2012年6月9日 |
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天候 | 曇 |
気温 | 32℃ |
路面状況 | ドライ |
今シーズン序盤戦の締めくくりを迎えたSUPER GT。今回は日本を離れ、マレーシア・セパンインターナショナルサーキットが戦いの舞台となる。オフシーズンにはこのセパンでタイヤテストを実施、手応えも得ているうえに、KONDO RACINGにとってはSUPER GT初優勝を果たした縁起のいいサーキットでもある。開幕戦から2戦、流れをうまく掴みきれていないチームとしては、何とかこのセパンで流れをいい方向へと変えたいところだ。
薄曇りで迎えた予選日。まず2時間の練習走行がスタート、チームでは新しいエアロパッケージを装着し、セットアップを進めた。しかし、思うような走りに繋げることが難しく、タイムを伸ばすことができない。期待したほど気温・路面温度が上がらず、その影響を及ぼしているのかと思われたが、さにあらず。結果、エアロパッケージの見直しを行い、午後からの予選に挑むことになった。
午前中に比べ、気温・路面温度ともに上昇、アタックに向いたコンディションになる中、予選1回目には安田裕信選手が出走。タイミング悪く、アタックラップ中に他車がエンジントラブルを起こして赤旗中断になる事態に陥ったが、再アタックでも集中力を切らすことなく1分57秒913をマーク。10番手でスーパーラップへの進出を果たした。
その後のスーパーラップでは、トップバッターでビヨン・ビルドハイム選手がコースイン。決勝を見据え、固めのタイヤを装着してアタックを開始、1分56秒405のタイムを刻んだ。このあと9台がアタックを行ったが、最終的にビルドハイム選手のタイムは6番手となり、今季ベストリザルトの位置から決勝に挑むこととなった。
今朝の練習走行で新しいエアロパッケージを試したのですが、うまく合わせきれないでタイムを出すことができなかったんです。セッション後、セッティングを変えて予選に挑んだのですが、そこでのセットアップがうまくいって、いいアタックをすることができました。ただ残念だったのは、アタック中に赤旗が出てしまったことです。一旦中断後に再度ガンバってアタックしました。スーパーラップではビヨンがいい走りをしてくれて6位になれたのですが、手応えある結果を残すことができたので、明日は粘り強く戦いたいですね。
Q1でヒロ(安田選手)がアタックに出たときにタイミング悪く赤旗になってしまったのですが、その後の中古タイヤでもいいアタックを見せてくれました。僕のスーパーラップでは、とにかくいいタイムを刻むことに集中した結果、いいタイムを残すことができて、ポジションも6位へと引き上げることができました。期待以上の結果を得ることができてうれしいですね。今日の仕事には満足しているし、明日の決勝が楽しみです。
コンディションが異なってしまったために、バランスをとる意味で、今朝のセッションではセットの仕上がりが両極端になる状況でした。そこで午後からの予選ではその中間をとって狙いどおりの仕上がりを見せることができたと思います。安田は赤旗の影響で中古タイヤでのアタックになったのですが、スーパーラップへとしっかりとバトンをつないでくれたし、ビヨンもいい走りで6位を獲ってくれました。明日はミスなくレースをすればチャンスも巡ってくると思います。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | 1st Sess | Super Lap | WH |
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1 | 18 | ウイダー HSV-010 | 小暮 卓史/カルロ・ヴァン・ダム | 1'57.723 | 1'55.321 | 12 |
2 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路/平手 晃平 | 1'56.594 | 1'55.503 | 46 |
3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 本山 哲/ミハエル・クルム | 1'57.179 | 1'55.665 | 38 |
8 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 安田 裕信/ビヨン・ビルドハイム | 1'57.913 | 1'56.405 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
うまくいった予選でした。良かったです。もってきたタイヤを絞り込めたというのが良かったですね。ウチは決勝に向けて強いタイヤを選んでいるので、明日はスタート直後の1コーナーをうまくクリアできればいい戦いができると思います。
セパンは強いね、ってまた周りから言われそうですが、1月にここでテストもできているし、いずれにせよドライバーに与えた役割を二人揃ってしっかりとやってくれました。10位でスーパーラップに出て、セパンが得意だというビヨン(・ビルドハイム)がそこからまたポジションを上げてくれたし。明日はビヨンでスタートを切って、いいパフォーマンスができれば表彰台は見えてくるかと思います。