11位から、決勝での飛躍を狙う!
日付 | 2012年9月8日 |
---|---|
天候 | 晴れ |
気温 | 32℃ |
路面状況 | ドライ |
今シーズンのSUPER GTも早いもので残り3戦。今回の舞台は静岡・富士スピードウェイとなる。No.24 D'station ADVAN GT-Rは5月の第2戦以来となる今季2度目の富士で、好成績獲得を狙ってサーキットへと乗り込んだ。
まず午前中の公式練習では2時間近くセットアップを含めて多くの作業に取り組んだチーム。しかしながら安田裕信選手によると、レース前にオートポリスで行われた公式テストで得たフィーリングと大きく変化したとのことで、セットアップの見直しなどを要することになった。その一方で、決勝を意識したロングランでは安定したタイムを刻むことに成功。チームとしてまず予選に向けてやるべきことに取り組むこととなった。
迎えた午後の予選。今回は前回の鈴鹿同様、ノックアウト方式が採用された。チームはまずQ1に安田選手を採用。セッション開始ギリギリまでクルマの煮詰めを行っていたことが奏功し、10番手でQ1通過を果たすことになった。続くQ2はレギュレーションにより、中古タイヤのままビヨン・ビルドハイム選手が出走。前回の鈴鹿でも同様の状況が見られたのだが、富士でのアタックでもひどいアンダーステアに悩まされることになり、上位7台に残るという目標をクリアすることができなかった。結果、No.24 D'station ADVAN GT-Rは予選11番手から明日の決勝でポジションアップを狙うことになる。
朝の走行で、前回のオートポリスでのテストからクルマのバランスが大きく変わってしまったことがわかりました。気温が思ったより上昇してしまったことが、僕らにとって大きな誤算でしたね。とはいえ、Q1開始までに何とかクルマを煮詰めていって、そこそこのタイムが出て、Q2まで進出できました。でもQ2で思ったよりタイムが伸びなくて。今の僕らは中古タイヤになると厳しい感じですね。ニュータイヤでの一発は出るんですけどね。ただ、明日はハード目のタイヤを選んでいるので、明日はスタートから粘りあるレースができると思っています。
今日のコンディションはチームにとって有利に働かなかったですね。Q2はレギュレーションの関係でどうしても中古タイヤを装着することになるんですが、フィーリングはいいものの、アンダーステアがひどくて。(Q3に進出できる)トップ7とのタイム差も相当大きかったことから、結果的に難しい状況になるということは想像できました。コンディションを考えると、Q3進出へのチャンスは正直なかったですね。ただ、僕らの前にいるクルマの中にはソフトタイヤを選択しているチームがいくつかあると思うんです。それを考えると、僕らはハードタイヤなので、決勝ではさらにポジションアップを狙うことができると考えています。どうなるかは、明日の展開次第ですね。
今日は難しい予選の展開になってしまいましたね。クルマのセットを大きく変えたわけではないんです。結果として言えるのは、用意したクルマと今日のコンディションが合わなかった、合わせられなかった、ということです。天気はどうすることもできないので、とにかく最後まで走り切ること。粘り強く戦うだけですね。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | Q3 | WH |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R | 松田 次生/ J.P・デ・オリベイラ |
1'33.300 | 1'34.047 | 1'32.990 | 46 |
2 | 1 | S Road REITO MOLA GT-R | 柳田 真孝/ ロニー・クインタレッリ |
1'33.292 | 1'34.030 | 1'33.133 | 86 |
3 | 35 | KeePer Kraft SC430 | 国本 雄資/ アンドレア・カルダレッリ |
1'33.856 | 1'33.933 | 1'33.297 | 48 |
11 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 安田 裕信/ ビヨン・ビルドハイム |
1'33.984 | 1'34.726 | - | 28 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
想定内とは言いませんが、今日の結果はある程度予測は出来た感じです。タイヤチョイスの関連もあるんですが、もしQ3まで進出できていたならば、アタックで上位に入ることができたようにも思います。Q2を突破するのが結構難しいだろうな、という気はしてました。そのあたりは戦略も関係しているので、今回の予選結果にガックリというものじゃないんです。朝の公式練習の状況を見ていても、ロングランでは安定していいタイムが出ているし、富士での300kmだから、逆転も可能だし、いい流れをつかむことができれば面白い展開になるんじゃないでしょうか。諦めずに戦います!