厳しい状況の中、予選13番手となる
日付 | 2013年8月17日 |
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天候 | 晴 |
気温 | 34℃ |
路面状況 | ドライ |
今シーズンの後半戦を迎えることになったSUPER GT。第5戦は三重・鈴鹿サーキットで行われ、シリーズ戦中最長の1000kmで戦うことになった。鈴鹿では7月中に公式テストも行われており、No.24 D'station ADVAN GT-Rは強いレースをするために、流れを良い方向へと持っていきたいところだ。
朝から青空が広がり、強い日差しが照りつけた鈴鹿サーキット。そして、真夏の一戦はちょうど夏休みの真っ只中ということもあり、多くの観客が詰めかけ、大いに賑わうこととなった。まず午前9時20分から2時間にわたる公式練習がスタート。チームでは、まず安田選手がクルマに乗り込み、セッティングの確認を開始した。
走り出しのフィーリングがさほど優れないことを受けて、すぐにセッティングの変更に取りかかったNo.24 D'station ADVAN GT-R。少しずつ改善を遂げたマシンでチームは、午後の予選に向けて手応えを得ることになった
迎えたQ1。アタッカーは安田選手。タイミングをとって、最後にコースインし、1分54秒298の自己ベストタイムをマークしたが、Q2進出が可能なトップ8には残れず。決勝レースは、13番手からスタートとなった。
朝の公式練習では4周くらいしか走っていないですね。クルマのセットをチェックしたのですが、なかなか思うようなセットが見つからないですね。予選では、安田選手が相当頑張ったと思います。難しい条件の中であのタイムをマークできたのは、彼の努力が大きいですね。明日は長いレースなので何が起こるかわからない。とにかくまずは明日朝のフリー走行でもう一度クルマを見直し、前回のSUGO戦のようにしぶとく戦います。
厳しい展開になりました。レースではひとつでも前に出るためのセット、戦略を考えて挑みます。ここでの7月のテストで得たデータの一部を前回のSUGO戦に投入し、結果に繋げたのですが、その後取り組んだことも新たに投入して今回に挑みました。ポテンシャルとしては間違いなく向上しているのですが、ライバルチームとの差を見る限り他の差が詰まっていかないのです。トップとの差が2秒というのはあまりにも大きいですね。レースも淡々としぶとく、というだけでポジションアップするのは難しいと思います。やはり何かこちらからしかけていくようなことをしないと効率良く前には出られないでしょうね。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | WH |
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1 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 柳田 真孝/ ロニー・クインタレッリ |
1'53.101 | 1'52.157 | 48 |
2 | 18 | ウイダー モデューロ HSV-010 | 山本 尚貴/ フレデリック・マコヴィッキィ |
1'52.694 | 1'52.359 | 30 |
3 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | 中嶋 一貴/ ジェームス・ロシター |
1'53.231 | 1'52.440 | 42 |
13 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 安田 裕信/ ミハエル・クルム |
1'54.298 | 12 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
鈴鹿は合同テストのときから調子が良くなくて厳しい結果でした。そういうこともあり、朝のフリー走行がどうなるかと心配だったのですが、予選までにクルマのセットアップを進めることはできました。
予選アタックではQ2への進出は叶わなかったし、決して満足できるタイムだったわけでもありませんが、テスト時よりは良くなっているのは間違いありません。とにかくチャンスを確実にモノにして頑張ります。