手応えあるアタックを行い、予選は10位で終了
日付 | 2013年9月7日 |
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天候 | 曇り |
気温 | 33℃ |
路面状況 | ドライ |
今シーズンの後半戦に入り、2度目の富士戦を迎えたSUPER GT。静岡・富士スピードウェイは一時雨の心配もあったものの、終日薄曇りの中でセッションが進んでいった。富士では事前に公式テストも実施され、時間をかけてタイヤテストやクルマのセットアップを進めていたこともあり、No.24 D'station ADVAN GT-Rは高い士気をもって戦いに挑むことになった。
まず、朝の公式練習は初秋を思わせるような低い気温の中、スタート。気温25〜27度、路面温度29〜34度と想定以上に低かったこともあり、チームは、持ち込みタイヤの中からミディアムタイヤに絞り込んで集中的にセットアップを進めていった。セッション中は、その大半を安田裕信選手がドライブ。最終的にユーズドタイヤでミハエル・クルム選手がチェックを行い、午後の予選を迎えることになった。
午後2時15分、Q1がスタート。今回もノックアウト方式の戦いとなるため、Q2進出にはトップ8に残る必要があった。満を持して安田選手がアタックを開始し、計測4周目に1分33秒391の自己ベストタイムをマークする。しかし、トップ8にあと一歩及ばず10位でセッションを終了。わずかコンマ1秒差ながらトップ8入りをクリアすることは叶わず、予選を終えた。
今朝の練習走行では、決勝を想定したセットアップを続けてきました。僕もユーズドタイヤで周回し、フィーリングなどのチェックを進めてきました。
予選でも安田選手がガンバってくれましたね。厳しいレースになるとは思いますが、明日の決勝でもしっかりと走れるよう、最後の最後まで準備したいと思います。
朝は予選に向けてのセットアップを続けていました。クルマのバランス、タイヤのグリップはなかなかいいものがありました。とはいえ、Q2進出可能なタイムとの差がコンマ1秒あったので、もうちょっとが足りなかった、ということになりますね。チームのクルマとしては精いっぱいできたし、ロングランの確認もクルム選手が行ったのですが、タイヤのパフォーマンスも向上しているのがわかりましたし、手応えはあるので、着実な戦いができればいいと思います。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | WH |
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1 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路/ 平手 晃平 |
1'32.480 | 1'32.548 | 46 |
2 | 37 | KeePer TOM'S SC430 | 伊藤 大輔/ アンドレア・カルダレッリ |
1'32.909 | 1'32.820 | 58 |
3 | 18 | ウイダー モデューロ HSV-010 | 山本 尚貴/ F.マコヴィッキィ |
1'32.858 | 1'32.824 | 80 |
10 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 安田 裕信/ ミハエル・クルム |
1'33.391 | - | 12 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
朝の走り始めでは、セットアップの状態が良くなかったのですが、作業を続けてどんどん良くなりました。ユーズドタイヤでもいいフィーリングが得られましたね。予想以上に今日は気温が下がり、持ち込んでいたハードタイヤが全く使えなかったので、ミディアムでの走行を重ねたのですが、その流れのまま予選でも自分たちの中ではいい手応えがあったと思います。Q2までコマを進めることはできませんでしたが、Q1ではしっかりと最高のアタックができたので良かったと思います。
明日はドライでも雨でもフィーリングがいいので、ドライならポイント圏内、雨でコンディションが大きく崩れるようなら表彰台も狙えるのではないでしょうか。