悪天候により、土曜日の予選はキャンセルに
| 日付 | 2013年10月5日 |
|---|---|
| 天候 | 雨 |
| 気温 | 16℃ |
| 路面状況 | ウエット |
今シーズンもいよいよ大詰めを迎えたSUPER GT。第7戦は九州での開催となる大分・オートポリスでの一戦。次第に秋が深まる中、緊迫の予選が繰り広げられるかと思われたのだが、思い掛けない事態へと展開する。
まず、朝の公式練習が午前9時にスタートするも、雨が降る中、早速に1台の車両がコースアウト。これで赤旗が出された。およそ10分でセッションが再開したが、今度は天候が次第に悪化。そのような悪天候の中、No.24 D'station ADVAN GT-Rは、GT500の中で最多である7周を走行、3番手につけたが、9時48分には霧による視界不良のために再び赤旗が出され、セッションが中断した。その後、天候が回復する見込みはなく、時間が経過。本来の終了時間である午前11時を迎えた。
午後に入って雨は一段と強くなり、霧も広がった為、安全面の確保が難しい状態となる。結果、予選開始予定の午後2時を前にした午後1時51分、当日の予選キャンセルが発表されることになった。翌日日曜日に予選及び決勝を１DAYで行うことが決定した。
25分1本勝負の予選は11番手に
| 日付 | 2013年10月6日 |
|---|---|
| 天候 | 曇 |
| 気温 | 22℃ |
| 路面状況 | ドライ |
SUPER GT第7戦オートポリス。大会2日目の日曜日は薄曇りながら晴れの朝を迎えた。前日実施される予定だった予選は天候不良によりキャンセルされ、日曜朝はフリー走行に代わって予選が行われることになった。
いつもであればQ1、Q2とノックアウト方式によるタイムアタックとなるところが、今回は25分1回のみ。短期決戦の予選に、No.24 D'station ADVAN GT-Rは安田裕信選手を擁して勝負に挑んだ。
ソフトタイヤを装着し、ポジションアップを狙った安田選手。計測4周目に自己ベストタイムを更新し、8位へとつける。その後もタイムアップに成功、8周目には1分39秒012をマークし、7位にアップした。だが、ライバル達も次々にタイムを削ったことから、予選11番手でセッションを終えることになった。
予選ではしっかりといいアタックができました。もちろん、周りとの兼ね合いもありますが、今のチームでできうる限りの力が出せたのではないかと思います。荒れるレースになると思うので、その中でしっかりと戦うことができればいいですね。
今日は厳しいレースになるでしょう。周りと比べても十分なタイムとは言えないし、決勝ギリギリまで見直せるところは見直したいですね。
オートポリスは抜くのが難しいコースということもあり、まず予選では、ひとつでも前のグリッドにつけることが大事と考え、タイムが出せるタイヤを装着して安田選手に有利な状況だったと思います。
公式予選記録
| Pos. | No. | TEAM | DRIVER | BESTTIME | LAP | WH |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路／平手 晃平 | 1'38.174 | 10/11 | 43 |
| 2 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 柳田 真孝／ロニー・クインタレッリ | 1'38.209 | 10/10 | 44 |
| 3 | 18 | ウイダー モデューロ HSV-010 | 山本 尚貴／F.マコヴィッキィ | 1'38.220 | 11/12 | 46 |
| 11 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 安田 裕信／ミハエル・クルム | 1'33.391 | 8/9 | 7 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
霧があったため土曜日の予選はキャンセルされてしまいましたが、あのときの雨量なら、ウチのチームにはもってこいのコンディションだっただけに実施されず残念でした。気持ちを切り替えて日曜日に改めて予選に挑んだわけですが、まず一発目のアタックで8番手のタイムを出した安田はいい仕事をしたと思います。天候次第でレース戦略も変わってくると思うので、何が起こっても不思議ではないですが、色んな展開を想定して戦おうと思います。チームとしてもドライバー的にもこのコースは相性がいいので、決勝でとにかく1ポイントでも多く獲れるよう、しっかりと走って欲しいですね。