最終戦を9位で終え、3戦連続入賞を果たす
日付 | 2013年11月3日 |
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天候 | 曇 |
気温 | 21℃ |
路面状況 | ドライ |
前日よりもやや青空が時折顔を見せる中で迎えた日曜日のツインリンクもてぎ。午前8時50分から始まったフリー走行では霧が立ち込めたため、ライトオンが指示される中でのセッションとなった。
幸いコンディションは徐々に改善され、30分の走行は終了。その直後にはSUPER GT恒例のサーキットサファリが行われ、観客が乗った観光バスがコースをゆっくりと走る中、GT車両が並走することになった。
午前の走行で8番手のタイムをマークしたNo.24 D'station ADVAN GT-R。決勝に向けて手応えあるフリー走行を終えている。
迎えた決勝。ところどころに青空が見えるものの薄曇りのコンディションの下、各車がダミーグリッドを離れていく。No.24 D'station ADVAN GT-Rにはいつものように安田裕信選手が乗り込み、オープニングラップを11位で終えて前半の戦いに挑むこととなった。
ペース良く、果敢な攻めの走りを見せた安田選手。ポジションこそ大きく動くチャンスには恵まれなかったが、着実に力強い戦いを見せ、20周目にルーティンワークのドライバー交代、ガソリン給油、タイヤ交換を行うために、ピットインを行った。
迅速な作業を終え、安田選手からミハエル・クルム選手へと交代し、コースへと向ったNo.24 D'station ADVAN GT-R。クルム選手は安定したペースで力走、さらに終盤に入るとタイヤマネージメントが厳しくなる中、ベテランらしい粘りある走りを披露し、かつ同じGT-R勢の23号車を懸命に猛追した。結果、クルム選手は9位でチェッカー。No.24 D'station ADVAN GT-Rは第6戦から連続3戦で入賞を果たし、今シーズンのシリーズ戦を終えることになった。
決勝ではソフトタイヤを装着してスタートしたので、タイヤのタレが心配でした。でもいいタイミングでピットインすることができたし、交代した後、クルムさんもいいペースで周回を重ねてくれたし、ノーウェイトの最終戦でポイントを獲る戦いができたのはとても良かったと思います。GT-R勢の中でもしっかりと戦うことができたので、スプリントカップでもさらに進化した姿を見せることができると思います。
いいレースができて良かったです。9位でフィニッシュし、その目の前には同じGT-Rの23号車がいたので、逆転できなかったのはとても悔しいけれど、もてぎ戦はGT-Rとしてハードな一日でしたね。まず安田選手がそこそこ早めのピットインとなったので、後半を担当するのにタイヤマネージメントが大変でしたが、ペースもいい感じでした。この流れでスプリントカップではさらにいい走りができればいいですね。
ソフトタイヤでスタートを切ったので、ピットインも結果的にミニマム(最低周回数)で行いました。ドライバーには走り方を変えたりしてラップタイムをキープする走りをしてもらえたので、いい仕事をしてくれたと思います。そういう意味では、目の前にいた23号車をパスできなかったのは、残念でした。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | TIME/DIFF | LAP | WH |
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1 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 | 大嶋 和也/国本 雄資 | 1:35'34.873 | 53 | |
2 | 17 | KEIHIN HSV-010 | 塚越 広大/金石 年弘 | 11.640 | 53 | |
3 | 38 | ZENT CERUMO SC430 | 立川 祐路/平手 晃平 | 32.220 | 53 | |
4 | 39 | DENSO KOBELCO SC430 | 脇阪 寿一/石浦 宏明 | 33.293 | 53 | |
5 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 | 中嶋 一貴/ジェームス・ロシター | 33.405 | 53 | |
6 | 37 | KeePer TOM'S SC430 | 伊藤 大輔/アンドレア・カルダレッリ | 43.352 | 53 | |
7 | 18 | ウイダー モデューロ HSV-010 | 山本 尚貴/F.マコヴィッキィ | 43.980 | 53 | |
8 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 柳田 真孝/ロニー・クインタレッリ | 46.982 | 53 | |
9 | 24 | D'station ADVAN GT-R | 安田 裕信/ミハエル・クルム | 47.690 | 53 | |
10 | 12 | WedsSport ADVAN SC430 | 荒 聖治/アンドレ・クート | 53 | 1'20.210 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
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6 | ENEOS SUSTINA SC430 | 1'44.056 |
難しい、ハードなレースでしたね。今回はGT-R勢にとって苦しかったかな。でも、スタート前に車両からガソリンのにおいがするなど、ちょっと心配なこともあったんです。レースが始まってしまえばなんの影響もなかったのですが、ただ、周回数を伸ばせるだけ伸ばして、という考えから最低周回数でピットインさせよう、という作戦に変えました。
そんな中、安田がしっかり頑張り、また後半にはマイケルが攻めの走りで終盤は同じGT-Rの23号車を追いかけていましたからね。おそらくあと数周あれば逆転できたでしょう。あとはクルマのことを考えると、テストからの上がり代は大きかったので、チームとしてはよく頑張ったと思います。富士、オートポリス、そして今回のもてぎと、レースの中身としては前進しているという手応えがあるので、シリーズ選手権こそ終わってしまいましたが、富士でのスプリトカップでいい結果を残すことができれば、いいオフシーズンを迎えることができるのではないでしょうか。