新コンビによる開幕戦、予選10位から発進!
日付 | 2014年4月5日 |
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天候 | 曇 |
路面状況 | ドライ |
ニューマシンによるシーズンを迎えたSUPER GT。KONDO Racingは今シーズンからチームに加わった佐々木大樹選手とミハエル・クルム選手のコンビで戦いに挑むことになる。GT500クラス最年少ドライバーとなる佐々木選手とレース経験豊富なベテラン、クルム選手による化学反応に注目したい。
新たに2リッター直列4気筒・直噴ターボエンジンを搭載するNo.24 D'station ADVAN GT-Rはオフの間テストを繰り返し、ポテンシャルアップに勤しんでおり、チームとしても今シーズンは着実な強さをアピールしていきたいところだ。この日、午前9時から行われた2時間の公式練習走行では、ルーキーの佐々木選手が大半の時間を使って走行を担当。午後からの予選に向けての準備を進めて行く。加えてGT500クラス専有走行枠では、総合5番手となる1分21秒047の好タイムをマーク。実りあるセッションを終えることになった。
予選は午後2時15分からスタート。SUPER GT恒例となるノックアウト方式で行われるため、まずはQ1で上位8台に残ることが第一目標となる。チームでは佐々木選手をQ1に送り込み、その行方を見守った。ライバルよりも先んじてコースへ。タイヤにしっかりと熱を入れるべくウォームアップを始めた。満を持してアタックを行ったが、クルマのトラブルが発生したこともあり、刻んだ自己ベストタイムは1分20秒564。順位は10番手となり、Q2進出まで約100分の5秒及ばず。僅差で残念ながらQ2への進出は果たせなかった。
あとちょっとタイムが足りずQ1突破はなりませんでした。残念でしたが、大樹はすばらしいパフォーマンスを見せてくれたと思います。決勝ではキチンと最後まで走り切ってポイントを取るレースをすることが今回一番大事になるので、がんばります。
公式練習からクルマ、タイヤのフィーリングは良かったです。5番手で終えることができたので、予選に向けてしっかりと自分の走りをさらにアジャストしてうまく1周をまとめることができれば、Q1を通過できると思っていました。
しかしいざ予選が始まってみるとトラブルもあり、タイムも20秒5とあと100分の5秒速ければQ1が通過できたので、そういう意味では自分がもうちょっとがんばれば僅差を詰めることができたと思います。でも、クルマのポテンシャルはあるのでレースは楽しみです。
フリー走行では、ここの前回のテストとその後の富士のテストの結果を踏まえ、クルマのバランスを見直してきました。その状態で岡山へ持ち込んで走行したところ、改善はできていました。とはいえ、まだ前後のバランスで欲しいところがあったので、フリー走行でもトライを続けたのですが、結果的には最初の持ち込みのセットで落ち着きました。 フリー走行最後のGT500専有で予選シミュレーションをしたのですが、タイムは悪くなく、Q1はぜひ突破したいと思っていたのですが、Q1ではクルマにトラブルが発生し、思ってたよりタイムを伸ばすことができませんでした。タイミングが悪かったですね。結果は残念ではありますが、期待できる部分もあるので、明日はしっかりと走り切って次につなげたいですね。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | WH |
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1 | 6 | ENEOS SUSTINA RC F | 大嶋 和也/ 国本 雄資 |
1'19.946 | 1'19.404 | |
2 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R | 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ | 1'19.871 | 1'19.474 | |
3 | 46 | S Road MOLA GT-R | 本山 哲/柳田 真孝 | 1'20.203 | 1'19.574 | |
10 | 24 | D'station ADVAN GT-R | ミハエル・クルム/ 佐々木 大樹 |
1'20.564 | - |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
予選のアウトラップでちょっとしたトラブルが出てしまうこととなり、そのトラブルを抱えながらもアタックをしてもらいました。今考えると、よく(セッション最後までトラブルが悪化することなく)アタックができたなぁ、と思います。
どうしてもタラ・レバにはなりますが、うまくいけばあと0.2〜0.3秒くらいは速かったでしょうね。だとすれば、もう少しいいポジションから決勝を迎えることができたのではないかと思います。朝のフリー走行でも手応えがあったので、この結果は余計に悔しいですね。決勝ではウチの持ち味であるしぶとい走りが出せるのでは、と思います。ニューマシンでの一戦なので、未知の戦いになるでしょうし、ある意味楽しみです。