着実な進化を遂げ、予選6番手を獲得
日付 | 2013年5月3日 |
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天候 | 晴 |
気温 | 27℃ |
路面状況 | ドライ |
開幕戦からほぼ1ヶ月。ゴールデンウィーク後半の最中にSUPER GT第2戦が開幕、静岡・富士スピードウェイには早朝から多くの観客が足を運んだ。今大会、着実な成長を目指してきたKONDO Racingは、まず予選で上位につけることを強く意識し、土曜日のセッションを消化していった。
ニューマシンでの戦いを迎えた今シーズンは、依然として車両の開発、タイヤとのマッチングの見極めなど、きめの細やかな作業が続いている。このような作業の積み重ねが、着実にポテンシャルの向上につながっている。それだけに開幕戦では成し得なかったQ1の突破、Q2の出走を目指して午前の公式練習走行に取りかかった。
セッションではミハエル・クルム選手、そして佐々木大樹選手が着実なタイムアップを見せ、最終的にはクルム選手がチームベストタイムとなる1分29秒682をマーク。コースレコードを更新する好タイムで、No.24 D'station ADVAN GT-Rはトップのポジションで午前のセッションを終えることになった。
午後2時15分から始まったGT500クラス予選。チームではまずクルム選手をアタッカーに送り込む。ライバル達と同じタイミングでコースイン、しっかりとタイヤに熱を入れてからアタックを開始したクルム選手は1分30秒216の好タイムをマークし、 7番手を獲得!
Q1突破を果たし、佐々木選手が今季初となるQ2アタックへと挑むことになった。その佐々木選手はクルム選手からのアドバイスを受けて、手堅くアタックを遂行。ベテラン勢が僅差のタイム競争をする中で力強い走りを見せ、1分29秒558をマーク。決勝レースを6番手からスタートする結果を残した。
今回Q2までしっかりと戦うことができたのが嬉しいですね。自分達の力でこのポジションを手にすることができたのが素晴らしいと思います。本当にハッピーです!
レースはまた別ものですが、いいコンディションで戦えればと思います。クルマもやることも方向的に良くなっているし、パフォーマンス性も向上しているので、引き続き頑張っていきたいですね。
公式練習でクルム選手がトップタイムを出してくれたので、予選でしっかり走れば上位にいけるなという手応えはありました。
Q1でクルム選手がつないでくれたし、走りも教えてもらったので、しっかり走ればタイムが出るというアドバイスをもらい、アタックに挑みました。公式練習ではあまり多く周回できなかったのですが、予選の1周のアタックに向けてしっかりタイヤを温めて、タイムを出すことができました。
欲を言うと、100分の4秒速ければ、GT-Rとして1〜4位になったのに、という点があります。そこはまだ自分の足りないところですね。でも3列目、6位からスタートが切れるのでしっかり集中してポジションを上げて表彰台も狙っていきたいですね。
今回持ち込んだタイヤがいい具合に作動してくれました。それに合わせてセッティングを進めました。結果、予選を予定通りに運ぶことができて良かったです。一方で決勝は500kmと長丁場なので、レースに向けてのセットアップを更に進めて、速さと強さを追求していきたいと思います。
予選結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | WH |
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1 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R | 安田 裕信/ J.P.デ・オリベイラ |
1'29.794 | 1'28.799 | 22 |
2 | 46 | S Road MOLA GT-R | 本山 哲/ 柳田 真孝 |
1'30.148 | 1'29.272 | 2 |
3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 松田 次生/ ロニー・クインタレッリ |
1'29.932 | 1'29.380 | 8 |
6 | 24 | D'station ADVAN GT-R | ミハエル・クルム/ 佐々木 大樹 |
1'30.216 | 1'29.558 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
予選では二人揃っていい仕事をしてくれました。昨シーズンは本当に苦労しましたからね。明日は明日で不安材料はまだありますが、予選では自分達の力で6位を手にしたことは大きな成果。タイヤもクルマもまだまだ開発途中なので、何が起こっても不思議でありませんが、その中でドライバー、スタッフともにベストを尽くしてくれているのがうれしいですね。巡ってきたチャンスをしっかりとつかみ、いいレースになればと思います。