シーズン序盤の締めくくりは、予選8番手からスタート
日付 | 2014年5月31日 |
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天候 | 晴 |
気温 | 28℃ |
路面状況 | ドライ |
今シーズン、様々な面でニューマシンならではの進化を続けているNo.24 D'station ADVAN GT-R。前回の第2戦富士の戦いでは表彰台まであと一歩、4位入賞を果たしており、その勢いのまま、大分・オートポリスへと乗り込んだ。
予選日の朝に行われた公式練習では今回オートポリス大会での採用が決定された富士仕様の空力パーツによるダウンフォースにセッティングがうまく合わせ込めず、その調整に時間を要することとなる。結果、ミハエル・クルム選手が主にセットアップを進めることになり、佐々木大樹選手はニュータイヤでの走行を見送ることとなった。
迎えた午後からの予選。気温、路面温度共ぐんぐんと上昇し、初夏を思わせる天候の中、Q1がスタートした。No.24 D'station ADVAN GT-Rのステアリングを握ったのは、クルム選手。計測3周目で1分36秒089のベストタイムをマーク、3番手に浮上する。その後、1台の車両がコースアウトしたことで赤旗中断というハプニングに見舞われたが、すでにアタックでの手応えを得ていた24号車には大きな影響はなく、4番手でQ1を突破! Q2へと駒を進めることになった。
Q2担当の佐々木選手。昨シーズンまで参戦していたGT300でも予選アタックの機会がなく、オートポリスでは自身初めてのニュータイヤでのアタックとなる。緩急を突いた走りを心がけ、刻んだタイムは1分36秒840。8番手のポジションを手にし、明日の決勝へと挑むこととなった。
富士のダウンフォース仕様になっているのでクルマのセットアップに時間をかけました。結果、大樹がドライブする時間が減ってしまい、ニュータイヤを履けなかったのですが、Q2に行けたのは良かったと思います。練習する時間がなく、いきなりニュータイヤでのアタックになったのは大変だったと思いますが、レースペースは悪くないし、セットもいい方向に戻したので、決勝は楽しみです。
朝の公式練習中は中古タイヤで計測10周前後の走行でした。このサーキットでのテストは参加していないので、あまり練習はできていないので、攻め切れない部分もあったのかなと思います。Q2でのアタックは、どのくらい攻められるのか、ニュータイヤでのアタックで探り探りの部分があって難しかったですが、それなりの走りはできたと思います。決勝に向けていいレースをするために色々データを見ていこうと思います。
朝のセッションの時点からユーズドタイヤでの走行には安定感があったのですが、一方で、ニュータイヤのセットアップに時間を要し、予選ではニュータイヤをうまく使い切ることができなかったですね。残念です。ただ、決勝に向けてのセットアップはいいものが見つかっているし、ロングランでの心配も少ないので、決勝では安定した走りをお見せできると思います。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | WH |
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1 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R | 松田 次生/ロニー・クインタレッリ | R1'35.210 | R1'34.523 | 14 |
2 | 46 | S Road MOLA GT-R | 本山 哲/柳田 真孝 | R1'34.999 | R1'34.792 | 2 |
3 | 1 | ZENT CERUMO RC F | 立川 祐路/平手 晃平 | R1'36.271 | R1'35.683 | 30 |
14 | 24 | D'station ADVAN GT-R | ミハエル・クルム/佐々木 大樹 | R1'36.089 | R1'36.840 | 16 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
先にマイケル(クルム)にアタックしてもらい、Q2を(佐々木)大樹に託すことにしました。Q2に進出できれば悪くても8番手からスタートが切れるので、精いっぱい行ってこい、と言いました。ただセッティングが合わせ切れなかったのが残念でした。これはチームとしての責任なので、あとはポテンシャルのあるタイヤとのコンビネーションでいいレースができると思います。決勝が楽しみです。確実なレースをしてポイント獲得が最低目標です。