Super GT:第一日目予選

シリーズ最長のレースは、予選10番手からスタート

日付 2014年8月30日
天候 晴れ
気温 30℃
路面状況 ドライ

予選レポート

今シーズンの後半戦、そして真夏の三連戦の最終ラウンドを迎える第6戦。戦いは三重県・鈴鹿サーキットへとその舞台を移して展開する。さらにはシリーズ最長となる1000kmレースは、夏の鈴鹿での伝統あるレースとしても知られている。一方で、暑さをはじめとする様々な条件を乗り越えて戦う過酷なレースでもあるだけに、チーム一丸となって取り組むことがいつも以上に求められる。

シーズンを通して総合力の向上を目指すKONDO RACINGでは、今大会で確実な戦いを見せていこうと土曜日朝の公式練習から積極的に走り込みを続け、セットアップの煮詰め作業に取り組んだ。結果、5番手となるパフォーマンスを披露。午後からの予選に向けて、手応えを得ることとなった。

迎えた午後からの予選。ノックアウト方式のQ1でNo.24 D'station ADVAN GT-Rをドライブすることになったのは、ベテラン、ミハエル・クルム選手。Q1を突破し、佐々木大樹選手がチャレンジする予定のQ2を目指した。

気温、路面温度が上昇する中、コースへと向ったクルム選手。タイミングを見計らってのアタックを開始、午前中にマークしたタイムを上回る自己ベストタイム更新に成功したのだが、同時にライバルたちもタイムアップ。クルム選手のタイム、1分49秒886は、Q2進出にはあと一歩届かずに10番手どまり。残念ながらQ2へと駒を進めることはできなかった。

近藤監督のコメント

近藤監督

朝のフリー走行よりも予選のほうがチームベストタイムは上がったんですが…。他のチームよりもその上げ幅が少なかったですね。クルマもタイヤも限界ギリギリのところで引き出すような走りを見せてくれたので、あれ以上のタイムアップはなかなか望めなかったと思いますね。決勝は1000kmと距離が長いので、これから戦略ミーティングをキチンと行い、レースでのチャンスを探って行こうと思います。

ミハエル・クルム選手のコメント

ミハエル・クルム選手

もう悔しくて、どういえばいいか、言葉が見つからないですね。朝の走行ではフロントバネの交換やらスタビなど、色んなセットを変えていいバランスが取れるように変更を重ねました。予選では、自分自身としては朝のベストタイムを上回るいいアタックだったんです。クリアでした。チームとして、ドライバーとしてベストな走りができただけに、10位というのが悔しいですね。明日の決勝は着実にレースがしたい。諦めず、最後の最後までチャンスを狙っていきますよ。

佐々木 大樹選手のコメント

佐々木 大樹選手

朝の公式練習でもさほど周回はしてないのですが、その中でも走った感覚としては、バランスがあまりよくない状態でした。思ったよりも時間が取れず、さらにはQ2でも走れずに終わってしまったのですが、明日は朝のフリー走行でもセットを変えていい方向に進んでくれればいいなと思います。僕自身GT500での初1000kmレースになるんですが。これまでGT300で経験しているし、やることは同じなので、精一杯の走りがしたいと思います。

エンジニアのコメント

エンジニア

テストから得たデータをもとに持ち込みのセットを決めました。朝の練習走行でもセットアップや選択したタイヤとのコンビネーションの確認などを行ってきたのですが、ライバル達と比較して足りない部分が明確になり、午後の予選に向けて再度調整を行いました。Q1ではチームベスト更新に成功しましたが、足りない部分を補ったものの、タイムの上がり幅が少なかったようです。ミスなくアタックできただけに、悔しいですね。明日は着実に周回を重ね、結果を残していきたいです。

リザルト

公式予選記録

GT300
Pos. No. TEAM DRIVER Q1 WH
1 46 S Road MOLA GT-R 本山 哲/
柳田 真孝
R 1'48.629 50
2 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/
ロニー・クインタレッリ
R 1'48.863 84
3 18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT 山本 尚貴/
F.マコヴィッキィ
R 1'49.002 68
10 24 D'station ADVAN GT-R ミハエル・クルム/
佐々木 大樹
1'49.886 18

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)