Super GT:第二日決勝

ターボトラブル発生、序盤にレースを終える

日付 2015年6月21日
天候
路面状況 ドライ

決勝レポート

SUPER GT第3戦決勝の舞台となるチャン・インターナショナル・サーキット。この日も灼熱の太陽がサーキットを照りつけ、厳しくタフな戦いになることが予想された。

前日の予選結果を踏まえ、決勝での様々な戦略を準備し、戦いの場へと向ったNo.24 D'station ADVAN GT-R。スタートドライバーは今回がチームでのGT500レースラストランとなるルーカス・オルドネス選手が務める。

チームでは後方スタートからオルドネス選手に攻めの走りをリクエスト、タイヤのコンディションを見計らってピットインし、佐々木大樹選手へつなぐという想定のもとでレースをスタートした。

ルーカス選手はその作戦どおり、攻めの走りでポジションアップを狙って尽力。だがレース3周目、セクター2に入ったあたりでクルマが失速。スピードを失った24号車がピットイン後、再びコースに出たが4週目で再びピットに戻ることとなってしまった。

スローダウンはターボトラブルによるものであり、レース中の修復は難しいことから、チームはリタイヤという厳しい結果を受け入れることになった。

近藤監督のコメント

近藤監督

言葉もないです。今日の状況は誰のせいでもない。あまりにも悔しいだけ。ただそれだけです。次こそレースがしたいですね。

佐々木大樹選手のコメント

佐々木大樹選手

戦わずしてレースを終えてしまい、何も言うことはないです。残念です。

ルーカス・オルドネス選手のコメント

ルーカス・オルドネス選手

ターボトラブルが発生し、それでお終いです。今回でチームでのレースが最後だっただけに、本当に残念。でもこれもレースなんですよね。

エンジニアのコメント

エンジニア

3周目、セクター2に入るところでアクセルをふかしたら、レスポンスがない、というルーカスからの無線が入りました。彼いわく、トラブルの前兆がなかったそうです。壊れるべくして壊れたのでしょうが、こればかりは防ぎようはなかったですね。ルーカスの最後のレースでこのようなトラブルが出てしまい、彼には申し訳ないですね。

リザルト

決勝結果

GT500
Pos. No. TEAM DRIVER TIME/DIFF LAP WH
1 46 S Road MOLA GT-R 本山 哲/柳田 真孝 1:38'26.734 66 8
2 6 ENEOS SUSTINA RC F 大嶋 和也/国本 雄資 7.931 66 8
3 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越 広大/武藤 英紀 19.727 66 16
4 12 カルソニック IMPUL GT-R 塚越 広大/武藤 英紀 21.083 66 38
5 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ 21.677 66 40
6 37 KeePer TOM'S RC F A.カルダレッリ/平川 亮 26.281 66 50
7 39 DENSO KOBELCO SARD RC F 平手 晃平/ヘイキ・コバライネン 34.340 66 24
8 36 PETRONAS TOM'S RC F 伊藤 大輔/ジェームス・ロシター 41.967 66 22
9 19 WedsSport ADVAN RC F 脇阪 寿一/関口 雄飛 42.587 66 10
10 15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT 小暮 卓史/オリバー・ターベイ 1Lap 65 16
- 24 D'station ADVAN GT-R 佐々木 大樹/ルーカス・オルドネス 62Laps 4  

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

Fastest Lap

No. TEAM LAPTIME
1 MOTUL AUTECH GT-R 1'26.657