Race Report - 第3戦 鈴鹿サーキット
一日目 予選(8月22日・晴れ/ドライ)
予選レポート
スーパーGT第3戦は、富士スピードウェイでの開幕2連戦から鈴鹿サーキットへと舞台を移し、無観客にて開催された。開幕戦4位、第2戦5位と、着実にポイントを積み重ねてきた56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rは、今シーズン初の表彰台を目指して戦いに挑んだ。
8月22日土曜日の鈴鹿サーキットには真夏の太陽が照り付け、気温32度、路面温度43度のコンディションの中、午前10時から公式練習がスタートした。56号車にはまず藤波選手が乗り込み、続いてオリベイラ選手に交代、マシンの感触を確かめた。 公式練習では藤波選手がクラス2番手となる1分58秒997の好タイムをマーク。午後の予選を前に好調なマシンの仕上がりを見せた。
14時30分、GT300予選Q1は、全30台をA組、B組の2組に分けて行われ、路面温度48度の中、各組15台がQ2進出可能な上位8台以内を目指した。Q1 A組の56号車は、藤波選手が担当し、アタックするタイミングを見計らってコースイン。1分59秒238のタイムを叩き出し、3位でQ1を通過した。
続いてGT300予選Q2は、56号車にオリベイラ選手が乗り込み、ポールポジションを目指しアタックした。オリベイラ選手は、残り時間1分半となるアタックラップ2周目に、1分58秒053のトップタイムを叩き出した。しかし、アタックラップのターン14で4輪脱輪 (走路外走行によるアドバンテージあり)の判定が下され、ベストタイムは抹消に。1周前のセカンドベストとなる1分58秒826のタイムが採用され、結果、 56号車は3位となった。
8月22日土曜日の鈴鹿サーキットには真夏の太陽が照り付け、気温32度、路面温度43度のコンディションの中、午前10時から公式練習がスタートした。56号車にはまず藤波選手が乗り込み、続いてオリベイラ選手に交代、マシンの感触を確かめた。 公式練習では藤波選手がクラス2番手となる1分58秒997の好タイムをマーク。午後の予選を前に好調なマシンの仕上がりを見せた。
14時30分、GT300予選Q1は、全30台をA組、B組の2組に分けて行われ、路面温度48度の中、各組15台がQ2進出可能な上位8台以内を目指した。Q1 A組の56号車は、藤波選手が担当し、アタックするタイミングを見計らってコースイン。1分59秒238のタイムを叩き出し、3位でQ1を通過した。
続いてGT300予選Q2は、56号車にオリベイラ選手が乗り込み、ポールポジションを目指しアタックした。オリベイラ選手は、残り時間1分半となるアタックラップ2周目に、1分58秒053のトップタイムを叩き出した。しかし、アタックラップのターン14で4輪脱輪 (走路外走行によるアドバンテージあり)の判定が下され、ベストタイムは抹消に。1周前のセカンドベストとなる1分58秒826のタイムが採用され、結果、 56号車は3位となった。
公式予選記録
GT300
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | WH |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 31 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT | 嵯峨 宏紀/中山 友貴 | 1'58.621 | 1'58.189 | |
2 | 55 | ARTA NSX GT3 | 高木 真一/大湯 都史樹 | 1'59.735 | 1'58.430 | 45 |
3 | 56 | リアライズ 日産自動車大学校 GT-R | 藤波 清斗/J.P.デ・オリベイラ | 1'59.238 | 1'58.826 | 42 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
Q1
A組 開始 : 14:30'00 終了 : 14:40'00
B組 開始 : 14:48'00 終了 : 14:58'00
Q2
開始 : 15:23'00 終了 : 15:33'00
Q1
No.25 佐藤公哉 当該ラップタイム削除 (SpR.18-1「走路外走行」)
No.360 柴田優作 当該ラップタイム削除 (SpR.18-1「走路外走行」)
Q2
No.56 J.P.デ・オリベイラ 当該ラップタイム削除 (SpR.18-1「走路外走行」)
二日目 決勝(8月23日・晴れ/ドライ)
決勝レポート
決勝レース当日、鈴鹿サーキット上空には雲ひとつない青空が広がり、気温32度、路面温度は48度を示した。決勝スタートに向けて、11時40分から20分間のウォーミングアップ走行が行われ、定刻の13時に300kmの決勝レースの火蓋が切って落とされた。
3番手からスタートした56号車は、藤波選手がスタートドライバーを務め、スタート直後の1コーナーも危なげなくクリア。オープニングラップ、GT300車両が逆バンクでクラッシュした為、セーフティーカーが導入された。
レースは5周目に再開され、ライバル勢のマシントラブルなどが相次ぐ中、56号車はスタートポジションの3位をキープしてトップ勢に追いついていった。16周目に、24号車のフロントカウルが外れるアクシデントの為、2度目のセーフティーカーが導入された。
隊列が整理された後、タイム差が無くなった状態で22周目にリスタート。56号車は、リスタートと同時にピットイン。メカニックによるピット作業は息の合った連携プレーで完璧に終えた。灼熱の中、ロングスティントを任されたオリベイラ選手は、トップチェッカーを目指して果敢にアタック。そして27周目、コースアウトしたGT300マシンがグラベルにはまった事により、3回目のセーフティーカーが導入され、32周目にリスタート。リスタート翌周の33周目に、56号車は前方を走行する5号車をパス。2番手に躍り出た。そして37周目には、トップを走行する11号車の背後に迫り激しいトップ争いを繰り広げた。しかし、ロングスティントとなる56号車のタイヤは厳しい状況となり、後続の車両に迫られ、47周目のデグナーカーブで、後ろを走るNSXに追突されコースオフを喫することに。すぐにコースへと復帰したものの、グラベルでのタイヤへのダメージの影響によりなかなかペースが上がらず、後続車両と激しい攻防戦を続けるも5番手に。そして迎えたファイナルラップ。このままチェッカーかと思われたが、ヘアピンコーナーで10号車とレーシングアクシデントによる接触で痛恨のコースアウト。これにより大きくポジションを落とすこととなり、56号車は結果9位となった。これによりポイントは2ポイント加算され、第3戦終了時点でのシリーズランキングは6位となった。
9月12日~13日にツインリンクもてぎへと舞台を移し開催されるスーパーGT第4戦、56号車は表彰台を目指しチャレンジする。
3番手からスタートした56号車は、藤波選手がスタートドライバーを務め、スタート直後の1コーナーも危なげなくクリア。オープニングラップ、GT300車両が逆バンクでクラッシュした為、セーフティーカーが導入された。
レースは5周目に再開され、ライバル勢のマシントラブルなどが相次ぐ中、56号車はスタートポジションの3位をキープしてトップ勢に追いついていった。16周目に、24号車のフロントカウルが外れるアクシデントの為、2度目のセーフティーカーが導入された。
隊列が整理された後、タイム差が無くなった状態で22周目にリスタート。56号車は、リスタートと同時にピットイン。メカニックによるピット作業は息の合った連携プレーで完璧に終えた。灼熱の中、ロングスティントを任されたオリベイラ選手は、トップチェッカーを目指して果敢にアタック。そして27周目、コースアウトしたGT300マシンがグラベルにはまった事により、3回目のセーフティーカーが導入され、32周目にリスタート。リスタート翌周の33周目に、56号車は前方を走行する5号車をパス。2番手に躍り出た。そして37周目には、トップを走行する11号車の背後に迫り激しいトップ争いを繰り広げた。しかし、ロングスティントとなる56号車のタイヤは厳しい状況となり、後続の車両に迫られ、47周目のデグナーカーブで、後ろを走るNSXに追突されコースオフを喫することに。すぐにコースへと復帰したものの、グラベルでのタイヤへのダメージの影響によりなかなかペースが上がらず、後続車両と激しい攻防戦を続けるも5番手に。そして迎えたファイナルラップ。このままチェッカーかと思われたが、ヘアピンコーナーで10号車とレーシングアクシデントによる接触で痛恨のコースアウト。これにより大きくポジションを落とすこととなり、56号車は結果9位となった。これによりポイントは2ポイント加算され、第3戦終了時点でのシリーズランキングは6位となった。
9月12日~13日にツインリンクもてぎへと舞台を移し開催されるスーパーGT第4戦、56号車は表彰台を目指しチャレンジする。
決勝結果
GT300
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | TIME/DIFF | LAPS | WH |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 11 | GAINER TANAX GT-R | 平中 克幸/安田 裕信 | 2:00'15.804 | 50 | 45 |
2 | 18 | UPGARAGE NSX GT3 | 小林 崇志/松浦 孝亮 | 4.049 | 50 | |
3 | 2 | シンティアム・アップル・ロータス | 加藤 寛規/柳田 真孝 | 15.952 | 50 | 60 |
9 | 56 | リアライズ 日産自動車大学校 GT-R | 藤波 清斗/J.P.デ・オリベイラ | 1 Lap | 49 | 42 |
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)
開始 : 13:04'03 終了 : 15:02'46
SC : 1) 13:05(0Laps) - 13:15(4Laps) 2) 13:39(17Laps) - 13:57(22Laps) 3) 14:11(29Laps) - 14:27(33Laps)
No.52 川合孝汰 罰金20,000円 (ウォームアップ中のピットレーン速度違反)
No.22 和田久 罰金30,000円 (ウォームアップ中のピットレーン速度違反)
No.50 加納政樹 ドライブスルー (Spr.13-1「危険なドライブ行為」)
No.244 久保凜太郎 ドライブスルー (Spr.13-1「危険なドライブ行為」)
No.88 小暮卓史 ドライブスルー (Spr.26-11「ピットレーン速度違反」)
No.55 大湯都史樹 競技結果に32秒加算 (Spr.13-1「危険なドライブ行為」)
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
---|---|---|
31 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT | 2'00.817 |
エンジニアのコメント
第3戦を振り返ると、富士スピードウェイの2連戦に続き、世界でも有数のテクニカルサーキットである鈴鹿に照準を合わせてクルマ作りをしてきました。
二人のドライバーも頑張ってくれて予選3位をマークできました。
鈴鹿はパスしにくいコースの為、スタートポジションが重要だと考えていました。
決勝は荒れたレースの中でほぼ予定通りの展開でしたが最後にタイヤが厳しい状況になりポジションをキープすることができませんでした。
次戦第4戦はもてぎは、ブレーキに厳しいサーキットですが、また上位を走れるように頑張ります。
二人のドライバーも頑張ってくれて予選3位をマークできました。
鈴鹿はパスしにくいコースの為、スタートポジションが重要だと考えていました。
決勝は荒れたレースの中でほぼ予定通りの展開でしたが最後にタイヤが厳しい状況になりポジションをキープすることができませんでした。
次戦第4戦はもてぎは、ブレーキに厳しいサーキットですが、また上位を走れるように頑張ります。