Race Report - 第8戦 富士スピードウェイ
一日目 予選(11月28日・曇/ドライ)
予選レポート
2020スーパーGT第7戦もてぎ戦を優勝で終えたKONDO RACING GT300チームの56号車「リアライズ日産自動車大学校GT-R」は、スーパーGT最終戦をシリーズポイント首位で迎えることとなった。
日産の人材育成プロジェクト「日産メカニックチャレンジ」として活動する56号車のチームには、今回も日産販売会社メカニック9名と日産自動車大学校の6名の学生が参加し、チームの一員として参加した。尚、本大会はコロナ対策のチーム人数緩和によりTS9名、学生6名が予選日、決勝日共にフルメンバーでの参加となり、チームはシリーズタイトルに向けてスタートをきった。
予選日は晴天、ドライコンディションとなった。56号車は前戦から引き続きマシンバランスも良く、午前の公式練習はタイヤの確認に集中した。
そしてGT300の公式予選は参加台数が30台の為2グループに分けての予選となり、Q1Aグループで藤波選手が走行し4位でQ1を通過、JPオリベイラ選手にバトンを渡した。次いで予選Q2にはJPオリベイラ選手がアタックし7位となった。
56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rは予選7位、4列目の決勝レーススタートポジションとなった。
日産の人材育成プロジェクト「日産メカニックチャレンジ」として活動する56号車のチームには、今回も日産販売会社メカニック9名と日産自動車大学校の6名の学生が参加し、チームの一員として参加した。尚、本大会はコロナ対策のチーム人数緩和によりTS9名、学生6名が予選日、決勝日共にフルメンバーでの参加となり、チームはシリーズタイトルに向けてスタートをきった。
予選日は晴天、ドライコンディションとなった。56号車は前戦から引き続きマシンバランスも良く、午前の公式練習はタイヤの確認に集中した。
そしてGT300の公式予選は参加台数が30台の為2グループに分けての予選となり、Q1Aグループで藤波選手が走行し4位でQ1を通過、JPオリベイラ選手にバトンを渡した。次いで予選Q2にはJPオリベイラ選手がアタックし7位となった。
56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rは予選7位、4列目の決勝レーススタートポジションとなった。
公式予選記録
GT300
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | WH |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 52 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT | 吉田 広樹/川合 孝汰 | 1'36.156 | 1'34.665 R | |
2 | 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT | 井口 卓人/山内 英輝 | 1'36.161 | 1'35.009 R | |
3 | 6 | ADVICS muta MC86 | 阪口 良平/小高 一斗 | 1'35.776 | 1'35.174 R | |
7 | 56 | リアライズ 日産自動車大学校 GT-R | 藤波 清斗/J.P.デ・オリベイラ | 1'36.452 | 1'36.039 |
Q1
A組 開始 : 13:15'00 終了 : 13:25'00
B組 開始 : 13:33'00 終了 : 13:43'00
Q2
開始 : 14:08'00 終了 : 14:18'00
二日目 決勝(11月29日・曇/ドライ)
決勝レポート
スーパーGT最終戦 リアライズ日産自動車大学校GT-R、激戦を制し初のシリーズタイトル奪取!
決勝は曇り空のもとドライコンディションのレースとなった。
今回のスーパーGT最終戦には日産メカニックチャレンジとしてピット棟3階にはゲストエリアを設置し、260名の日産販売会社を中心としたゲストとグランドスタンド席には約140名の日産自動車大学校学生応援団がかけつけた。
また横浜、日産自動車本社ギャラリーではスーパーGT最終戦パブリックビューイングイベント開催され、多くの日産ファンがかけつけ各GT-Rの活躍と56号車のシリーズタイトル獲得に期待をよせた。
56号車「リアライズ日産自動車大学校GT-R」のシリーズタイトル争いは、シリーズランキングポジション2位の65号車との5点差を見ながらの戦いとなる。
13時、決勝レースはGT500は66周、GT300は61周を想定してスタートした。
ローリングスタート直後、52号車、61号車、6号車の上位3台のペースが速く7位4列目スタートの56号車は追いつけず、我慢の序盤走行となった。
ハイペースのGT500マシンの激しい争いが展開される中、GT300のピットインが始まり、一番のライバル65号車がピットインしタイヤ無交換を選択しコースに復帰した。
56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rは、第1ドライバー藤波選手が果敢な走りでポジションを5番手まで上げて24周目にピットイン、チームメカニックにはシリーズタイトルがかかった緊張の場面であったが、チームは予定通り迅速に給油、タイヤ交換作業を実施、藤波選手から交代したJPオリベイラ選手をコースに送り出した。
レース中盤から終盤にかけて56号車JPオリベイラ選手は、安定した好タイムで上位グループを追撃、6号車を好バトルの末にとらえてパス3位に浮上、更に好ペースを維持して2番手のタイヤ無交換を選択したシリーズタイトルでの直接のライバル65号車との差をつめてパスしついに2位浮上しシリーズタイトルに大手をかけてゴールを目指した。
そしてチームピットではスタッフが、日産メカニックチャレンジゲストエリアでは多くの日産関係者が、グランドスタンド席と横浜 日産本社ギャラリーでは56号車と同じリアライズブルーのフラッグを手にした大応援団の見守る中、GT300シリーズタイトルをかけた戦いに勝利した56号車がゴールラインを駆け抜けた。
そしてすべての56号車の応援者に歓喜がおとずれた。
この56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rが手にした初のGT300タイトルは、今年日産メカニックチャレンジに参加したTSと学生全員の努力、希望、チャレンジ精神が結実したものとなった。
今回のスーパーGT最終戦には日産メカニックチャレンジとしてピット棟3階にはゲストエリアを設置し、260名の日産販売会社を中心としたゲストとグランドスタンド席には約140名の日産自動車大学校学生応援団がかけつけた。
また横浜、日産自動車本社ギャラリーではスーパーGT最終戦パブリックビューイングイベント開催され、多くの日産ファンがかけつけ各GT-Rの活躍と56号車のシリーズタイトル獲得に期待をよせた。
56号車「リアライズ日産自動車大学校GT-R」のシリーズタイトル争いは、シリーズランキングポジション2位の65号車との5点差を見ながらの戦いとなる。
13時、決勝レースはGT500は66周、GT300は61周を想定してスタートした。
ローリングスタート直後、52号車、61号車、6号車の上位3台のペースが速く7位4列目スタートの56号車は追いつけず、我慢の序盤走行となった。
ハイペースのGT500マシンの激しい争いが展開される中、GT300のピットインが始まり、一番のライバル65号車がピットインしタイヤ無交換を選択しコースに復帰した。
56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rは、第1ドライバー藤波選手が果敢な走りでポジションを5番手まで上げて24周目にピットイン、チームメカニックにはシリーズタイトルがかかった緊張の場面であったが、チームは予定通り迅速に給油、タイヤ交換作業を実施、藤波選手から交代したJPオリベイラ選手をコースに送り出した。
レース中盤から終盤にかけて56号車JPオリベイラ選手は、安定した好タイムで上位グループを追撃、6号車を好バトルの末にとらえてパス3位に浮上、更に好ペースを維持して2番手のタイヤ無交換を選択したシリーズタイトルでの直接のライバル65号車との差をつめてパスしついに2位浮上しシリーズタイトルに大手をかけてゴールを目指した。
そしてチームピットではスタッフが、日産メカニックチャレンジゲストエリアでは多くの日産関係者が、グランドスタンド席と横浜 日産本社ギャラリーでは56号車と同じリアライズブルーのフラッグを手にした大応援団の見守る中、GT300シリーズタイトルをかけた戦いに勝利した56号車がゴールラインを駆け抜けた。
そしてすべての56号車の応援者に歓喜がおとずれた。
この56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rが手にした初のGT300タイトルは、今年日産メカニックチャレンジに参加したTSと学生全員の努力、希望、チャレンジ精神が結実したものとなった。
決勝結果
GT300
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | TIME/DIFF | LAPS | WH |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 52 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT | 吉田 広樹/川合 孝汰 | 1:42'00.517 | 61 | |
2 | 56 | リアライズ 日産自動車大学校 GT-R | 藤波 清斗¥J.P.デ・オリベイラ | 1 Lap | 60 | |
3 | 6 | ADVICS muta MC86 | 阪口 良平/小高 一斗 | 1 Lap | 60 |
開始 : 13:08'23 終了 : 14:49'01
周回数を1周減算 (SpR.32-17)
黒白旗提示 No.360 青木孝行
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
---|---|---|
52 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT | 1'36.563 |
エンジニアのコメント
初のGT300シリーズタイトルを獲得できてほっとしました。
ドライバー、チームの皆、そして日産メカニックチャレンジプロジェクトでチームに参加した日産販売会社のメカニック、日産自動車大学校学生の全員に感謝でいっぱいです。
今回、最終戦ではGT-Rのマシンパフォーマンスを出し切れた感じですね。
藤波選手、JP(オリベイラ)選手二人とも速かったし安定していた、JP選手のタイヤマネジメントも良かったです。
そしてシリーズランキング争いの緊張の中、迅速なタイヤ交換をこなしてくれたメカニック達、皆でとったチャンピオンだと思います。
2020シーズンを振り返れば、良いタイヤを準備してくれた横浜ゴムさん、速くて強い二人のドライバー、大きなトラブルもなくしっかりとGT-Rをメンテナンスしてくれたメカニック、こうした安定したチーム力がチャンピオンになれたポイントかなと思います。
来年も強い56号車のチームを目指して頑張ります!
ドライバー、チームの皆、そして日産メカニックチャレンジプロジェクトでチームに参加した日産販売会社のメカニック、日産自動車大学校学生の全員に感謝でいっぱいです。
今回、最終戦ではGT-Rのマシンパフォーマンスを出し切れた感じですね。
藤波選手、JP(オリベイラ)選手二人とも速かったし安定していた、JP選手のタイヤマネジメントも良かったです。
そしてシリーズランキング争いの緊張の中、迅速なタイヤ交換をこなしてくれたメカニック達、皆でとったチャンピオンだと思います。
2020シーズンを振り返れば、良いタイヤを準備してくれた横浜ゴムさん、速くて強い二人のドライバー、大きなトラブルもなくしっかりとGT-Rをメンテナンスしてくれたメカニック、こうした安定したチーム力がチャンピオンになれたポイントかなと思います。
来年も強い56号車のチームを目指して頑張ります!