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Race Report - 第3戦 鈴鹿サーキット

一日目 予選(2017年6月10日/晴/ドライ)

今回のレポートはKONDO RacingとSUPER耐久シリーズにおいて共同プロジェクトを行っている日産自動車大学校の参加学生が作成したレポートをお届けさせていただきます。
完成版はこちら

予選レポート

今回の予選は梅雨入りしているとは思えないほどの天候に恵まれた。そんな中スタートした第3戦鈴鹿。60kgのハンディウェイトを抱えての走行でしたが、A Driverの内田優大選手が2'03.390と快走を見せます。B Driverの藤井誠暢選手が2'02.436、C Driverの平峰一貴選手も好タイムをマークして、それぞれの選手が力走を見せました。
A DriverとB Driverの合算タイムは4'05.826となり、前を走る777号車に+0.096で接戦となりましたが、結果4番手からのスタートになりました。

公式予選記録

ST-Xクラス

Pos. No. TEAM DRIVER TIME DELAY
1 8 ARN Ferrari 488 GT3 永井宏明/佐々木孝太 4'02.820 -
2 99 Y's distraction GTNET GT-R 植松忠雄/星野一樹 4'05.072 2.252
3 777 D'station Porsche 星野 敏/荒 聖治 4'05.730 2.910
4 1 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R 内田優大/藤井誠暢 4'05.826 3.006

二日目 決勝(2017年6月11日/曇/ドライ)

決勝レポート

昨日とはかわって涼しい空気に包まれる中でスタートした第3戦鈴鹿。スタートドライバーは藤井選手。 途中のSC中にピットインしない作戦を取って21周目で1位に躍り出ます。そして35周目にピットインして内田選手にドライバー交代しました。開始から約2時間後の56周目にピットインしましたが、車両に違和感を覚えたためそのままピットの中に入ってしまいました。約40分間の修理を終えドライバーを平峰選手に交代し再びコースインしました。その後走行を続けて7位でチェッカーフラッグを受けました。
好調の走りを見せた藤井選手、接触されながらもピットまで走りきった内田選手、あきらめることなく車を修理したチームのスタッフ、そして最後まで走りきった平峰選手、彼らのおかげでスーパー耐久シリーズ、1位の3号車から1ポイント差で2位という高順位で次戦オートポリスに繋ぐことが出来ました。

決勝結果

ST-Xクラス

Pos. No. TEAM DRIVER LAP TIME
1 99 Y's distraction GTNET GT-R 植松忠雄/星野一樹/藤波清斗 108 4:00'19.445
2 3 ENDLESS・ADVAN・GT-R YUKE TANIGUCHI/山内英輝/元島佑弥 108 4:00'30.439
3 8 ARN Ferrari 488 GT3 永井宏明/佐々木孝太 108 4:00'34.308
7 1 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R 内田優大/藤井誠暢/平峰一貴 91 4:01'11.152

藤井 誠暢選手のコメント

開幕2連勝により+60kgものハンディウエイトを背負って戦った今回の鈴鹿戦は、とても過酷なレースでした。特に重量の効く鈴鹿では、重さの影響がブレーキにもタイヤ摩耗にも、当然ラップタイムにも直接的に影響し、専有走行からマシンのセットアップにも苦労しました。そんな中でも予選4位を獲得でき、決勝はスタートから順位を上げる事ができ、序盤に2位まで浮上できました。その後は、SCのタイミングや不運なアクシデント等もあり、優勝争いから戦線離脱しましたが、そんな時でも、しっかりとマシンをチェッカーへ運べた事、メカニックの素早いマシン修復や対応のお蔭でクラス7位完走により、5点を得られた事は、今後のシリーズ争いに必ずポジティブに影響すると思います。良い時ばかりでは無いのがレースの難しさです。開幕2連勝の貯金が無くなり、前半3戦を終えて現在は1点差のシリーズ2位。次戦より仕切り直して、再び優勝を狙っていきます。今回チームをサポートしてくれた愛知校の学生の皆と、一緒に優勝や表彰台の感動を共有できず残念ですが、苦しいレースを共に乗り越えられました。彼らの頑張りに深く感謝しています。

内田 優大選手のコメント

鈴鹿戦はウエイトハンデ60キロを積んでのレースとなり非常に苦戦する事が予想されてましたが、それでもチーム一丸となりウエイトハンデを跳ね返すほどの士気は高まっていました。
予選では気迫を込め、ハンデを載せても昨年を約1秒上回るタイムを出しAドライバー3位を確保。
決勝はスタートドライバーの藤井選手が怒涛の追い上げで順位を上げてくれました。
自分はいつも以上に負けてたまるかと言う気迫と意気込みは高く、順調に周回を重ね50台ものマシンで埋め尽くされた鈴鹿サーキットを一台、また一台とパスして行きました。
しかしながらいつも以上の気迫が裏目に出てしまい、一瞬の判断ミスで下位クラスの車両との接触をかわし切れずに右タイヤ部周辺に接触。足回りを破損させてしまいました。なんとかピットまでたどりつき、メカさんの懸命の修復作業により、平峰選手がコースインを果たし、その後は素晴らしい走りを見せ完走7位。
今回自分のミスをチーム全体がフォローして頂き、チーム関係者の皆さんに申し訳ないと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。
また学生スタッフ皆さんも温かく迎え入れて頂き、とても嬉しく感激しました。
今回のミスはしっかりと反省し教訓として、チームの為に自分の役割を忘れず頑張りたいと思います。
もう一度初心に戻り頑張りますので、益々の応援の程よろしくお願い致します。

平峰 一貴選手のコメント

今大会は60kgという思いハンデウェイトを背負ったレース。勿論、ターゲットは優勝。
しかし必ず自分達のベストを尽くす事にチーム、ドライバーそして日産自動車大学校の学生の皆さんと最後まで集中していました。
レースでは、接触があり緊急ピットインを行なって自身に交代。そしてマシンをピットの中に入れて、ダメージを負った部分をチーム皆んなが一つになり素早く修復してくれて感謝です。
そして自身も最後まで車を労わる事に集中し7位でチェッカーを受けました。
完走できた事で貴重なポイントを持ち帰る事が出来ました。このポイントは必ず後半戦に響いてくると思います。
皆さん、今大会も応援有難うございます!
引き続き全力で戦います!観てて下さい!

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