Race Report - 第4戦 富士スピードウェイ
一日目 予選(2016年9月3日/晴/ドライ)
予選レポート
富士スピードウェイが舞台となるスーパー耐久シリーズ第4戦は、65台のエントリーを集め、現在の国内レースとしては最長となる9時間レースとして開催された。
ポイントランキングトップの24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、金曜日の専有走行最終セッションで燃料系トラブルで出火。予選出走も一時は危ぶまれたが、メカニック達が徹夜の修復作業で、なんと予選日朝には完全な状態に復元していた。予選開始早々は、Aドライバーの内田選手が、まずはアウト~インを繰り返してマシンチェックを行い、アタックに耐えることを確認したところで、予選アタックを行った。結果、2番手となる1分42秒541の好タイムをマークした。続いて、Bドライバーの藤井選手がアタック。藤井選手も1分40秒846の好タイムを叩き出し、タイム合算でスリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、3位を獲得した。
ポイントランキングトップの24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、金曜日の専有走行最終セッションで燃料系トラブルで出火。予選出走も一時は危ぶまれたが、メカニック達が徹夜の修復作業で、なんと予選日朝には完全な状態に復元していた。予選開始早々は、Aドライバーの内田選手が、まずはアウト~インを繰り返してマシンチェックを行い、アタックに耐えることを確認したところで、予選アタックを行った。結果、2番手となる1分42秒541の好タイムをマークした。続いて、Bドライバーの藤井選手がアタック。藤井選手も1分40秒846の好タイムを叩き出し、タイム合算でスリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、3位を獲得した。
公式予選記録
ST-Xクラス
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | TIME | DELAY |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | ARN SLS AMG GT3 | 白石勇樹/佐々木孝太 | 3'22.669 | - |
2 | 22 | Clearwater Racing by Mooncraft | Mok Weng Sun/加賀寛規 | 3'23.027 | 0.358 |
3 | 24 | スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R | 内田優大/藤井誠暢 | 3'23.387 | 0.718 |
二日目 決勝(2016年9月4日/曇/ドライ)
決勝レポート
スリーボンド日産自動車大学校GT-R 完璧なレース運びで今季3勝目をマーク!
決勝日は、当初の天気予報とは裏腹に、好天に恵まれる中で9時間にも及ぶ激戦が繰り広げられた。
土曜日までの天気予報では、日曜日の天気は雨だとされ、実際に早朝まで降り続いていた雨の影響で、スタートを間近に控えて路面はウェットコンディションのままだった。しかし、雨はすでにやんでおり、早々に乾いていくのは明らかだったこともあり、65台すべて結局ドライタイヤを装着することとなった。
予選3位だった24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、平峰一貴がスタートドライバーを務め、怒涛の追い上げで4周目にはトップに躍り出た。そして、後方から5号車GT-Rが迫りくる中、平峰選手はなんとかトップを守り抜いて44周目に内田選手へとバトンを繋いだ。いったんは5号車にトップを譲ったが、ロングスティントに成功してスリーボンド日産自動車大学校GT-Rはトップに返り咲き、86周目に再び平峰選手に交代した。その後、ライバル勢がペナルティやマシントラブルにより順位を落としたこともあって、24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは再びトップに返り咲き独走態勢に入った。それが3時間経過から、間もなくのこと。24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、ここから先は一度たりともトップを明け渡さず。134周目からは再び内田選手が、175周目からはプラチナドライバーの藤井選手がステアリングを握り、222周目から平峰選手が3回目のドライブへ。そして265周目からは再び藤井選手が乗り込み、ノーミス、ノーペナルティで302周もの走破に成功。24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、今シーズン3勝目を、2位に2周もの大差をつけて圧勝した。
土曜日までの天気予報では、日曜日の天気は雨だとされ、実際に早朝まで降り続いていた雨の影響で、スタートを間近に控えて路面はウェットコンディションのままだった。しかし、雨はすでにやんでおり、早々に乾いていくのは明らかだったこともあり、65台すべて結局ドライタイヤを装着することとなった。
予選3位だった24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、平峰一貴がスタートドライバーを務め、怒涛の追い上げで4周目にはトップに躍り出た。そして、後方から5号車GT-Rが迫りくる中、平峰選手はなんとかトップを守り抜いて44周目に内田選手へとバトンを繋いだ。いったんは5号車にトップを譲ったが、ロングスティントに成功してスリーボンド日産自動車大学校GT-Rはトップに返り咲き、86周目に再び平峰選手に交代した。その後、ライバル勢がペナルティやマシントラブルにより順位を落としたこともあって、24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは再びトップに返り咲き独走態勢に入った。それが3時間経過から、間もなくのこと。24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、ここから先は一度たりともトップを明け渡さず。134周目からは再び内田選手が、175周目からはプラチナドライバーの藤井選手がステアリングを握り、222周目から平峰選手が3回目のドライブへ。そして265周目からは再び藤井選手が乗り込み、ノーミス、ノーペナルティで302周もの走破に成功。24号車スリーボンド日産自動車大学校GT-Rは、今シーズン3勝目を、2位に2周もの大差をつけて圧勝した。
決勝結果
ST-Xクラス
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAP | TIME |
---|---|---|---|---|---|
1 | 24 | スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R | 内田優大/藤井誠暢/平峰一貴 | 302 | 9:01'11.816 |
2 | 3 | ENDLESS・ADVAN・GT-R | YUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝 | 300 | 9:02'25.339 |
3 | 25 | ケーズフロンティア 911 GT3R | 野尻智紀/飯田太陽/高木真一 | 299 | 9:02'07.527 |
藤井 誠暢選手のコメント

内田 優大選手のコメント

平峰 一貴選手のコメント

一夜あけてサーキットへ到着すると、そこには何事も無かったかの様にマシンが復活していました。聞いたところ、チームスタッフの皆さんは一睡もせずマシンを元通りにしてくれました。それを見たときは、絶対に良い結果を残して皆さんに恩返しがしたいと強く思いました。予選1回目は内田選手、2回目は藤井選手。二人とも凄いアタックラップをマークして合算で3番手を獲得。決勝に向けてとても良い位置でのスタートとなりました。決勝レースは、自身がスタートを担当。スタートは出遅れてしまい、2つポジションを落としてしまいましたが、数周で追い上げてトップに立ちそのまま周回を重ねました。とにかくイエローフラッグを注意して見てました。その後は内田選手-平峰-内田選手-藤井選手-平峰-藤井選手と最後までノーミス、ノーペナルティでレースを終えて優勝することが出来ました!最後まで内田選手と藤井選手そしてチームの皆さんと力を合わせて戦えて本当に嬉しく思います。全ての皆様に感謝しております。まだ藤井選手がトップでゴールして来たときのドキドキ感は止みません。今回感じた思いを一生忘れないようにします。次戦は岡山国際サーキットです。今回レース中に感じた事、学んだ事そして次戦に必要な準備をしっかり整理します。そして万全な状態で岡山に入れるよう準備します。どうか今後とも24号車の応援宜しくお願い申し上げます。
エンジニアのコメント
シリーズ最長の9時間レース、前戦鈴鹿での決勝はセットアップがドライ路面に特化し過ぎていた事から今回は予選向けのセットアップと決勝向けのセットアップを藤井選手のコメントから今までより大きく振り分けて行い、決勝でのコンディション変化にも対応出来る車両バランスを狙いました。結果、予選も今までの速さを維持出来て3番手。決勝も9時間、302Lapsに及ぶロングランを終始安定したラップタイムで走破して優勝する事が出来ました。しかし一番の勝因はノーミス、ノーペナルティ、これに尽きます。ライバル達が「黄旗中の追い越し」「他車との接触」で脱落して行く中我々は一度もこの様な事態は発生しませんでした。これはシーズン当初から掲げていた項目で耐久レースで勝つ為に必要不可欠な事です。これを60台以上の車両が走る中で達成出来たからこそライバルに2Lapsの差を付けて圧勝する事が出来ました。残り2戦もこの項目を守りながら確実に進めて行きたいと思います。