ロシター選手、決勝レースで強さを披露し6位入賞!
日付 | 2016年4月24日 |
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天候 | 曇 |
路面状況 | ドライ |
今シーズン初戦の決勝を迎えた鈴鹿サーキット。薄曇りの天候の下、43周に渡る戦いの幕が切って落とされた。前日の予選では、クルマの方向性を見出すために時間を要し、満足のいく結果を得ることができずに終わったKONDO Racing。だがしかし、その後のミーティングで改善策を導くこととなり、決勝日は朝のフリー走行でその成果を確認している。
満を持して挑んだ決勝レース。予選10番手スタートのジェームス・ロシター選手はポジションをひとつ上げることに成功したが、逆に18番手のウィリアム・ブラー選手はひとつ下げるという、明暗分かれるオープニングラップとなる。後方からの追い上げを目指したブラー選手。戦略としてはライバルたちよりも早めのピットインでチャンスをつかむべく、15周を終えてその作業を遂行。さらにはピットでの作業を給油のみとし、タイヤ無交換で残るラップを走破する英断を下した。セッティングの変更により、クルマの動きも安定し、攻めの走りに向けていい流れを作ることができたのだが、早めのピットインをしたため、レース終盤はタイヤのマネージメントに注力することになってしまう。難しい状況での戦いを強いられたが、その中でも集中力を切らす事なくミスのない戦いをしたブラー選手は15位でチェッカーを受けた。
一方のロシター選手。序盤にライバルたちとのポジション争いを展開、安定したラップタイムで周回を重ねる運びとなり、ピットインはレース折り返しを過ぎて32周終わりに実施している。また、その間には前後車両との激しくタフなバトルを披露。決勝での強さをしっかりアピールした。ブラー選手同様、タイヤは換えず、給油のみの作業でコースへと復帰。38周には猛追していたアンドレ・ロッテラー選手を逆転! 6位の座をもぎ取り、そのままレースを終えることに成功した。決勝では安定した速さを武器に、強さを見せることになったKONDO Racingの2台。次戦・岡山では予選から好位置を狙っていくのは言うまでもない。
【3号車】
タイヤ無交換の作戦でレースに挑みました。ピットインを前に、36号車がいたので何とか逆転すべく、ターゲットにして周回を重ねていました。戦略的にはスタンダードなものでしたし、レース中のドライバーからのコメントでもタイヤへの心配はないということだったので、実行したのですが、あの状況でできることをやって結果に繋げることができたように思います。岡山では戦い方をより有利にするためにも、まずは予選で少しでも前に出られるように準備を進めていきたいと思います。
【4号車】
セッティング変更したことで、クルマ自体はよくなったという評価をブラーからはもらっています。セット変更もいい方向に働きました。レースはタイヤ無交換になったため、終盤になると、ロングスティントでのタイヤコントロールは厳しかったようです。今回、色々とセッティングを試すことで、方向性がかなり見えてきました。ブラー自身が得意と言う岡山が次の戦いなので、今回のいいところをうまく引き出しながら、しっかり戦えるよう、クルマを作っていきたいと思います。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAPS | TIME | DELAY | BEST TIME | |
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1 | 16 | TEAM 無限 SF14 | 山本 尚貴 | 43 | 1:13'59.415 | 202.49km/h | 1'41.238 | |
2 | 2 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | 国本 雄資 | 43 | 1:14'11.125 | 11.710 | 1'41.969 | |
3 | 41 | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | ストフェル・バンドーン | 43 | 1:14'12.609 | 13.194 | 1'42.155 | |
4 | 34 | DRAGO CORSE SF14 | 小暮 卓史 | 43 | 1:14'16.173 | 16.758 | 1'42.120 | |
5 | 10 | REAL SF14 | 塚越 広大 | 43 | 1:14'22.685 | 23.270 | 1'41.869 | |
6 | 3 | フジ・コーポレーション KONDO SF14 | ジェームス・ロシター | 43 | 1:14'24.614 | 25.199 | 1'42.116 | |
7 | 36 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | アンドレ・ロッテラー | 43 | 1:14'29.467 | 30.052 | 1'41.498 | |
8 | 65 | NAKAJIMA RACING SF14 | ベルトラン・バゲット | 43 | 1:14'30.455 | 31.040 | 1'41.977 | |
9 | 40 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | 野尻 智紀 | 43 | 1:14'36.825 | 37.410 | 1'42.616 | |
10 | 19 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | J.P.デ・オリベイラ | 43 | 1:14'37.386 | 37.971 | 1'41.562 | |
15 | 4 | フジ・コーポレーション KONDO SF14 | ウィリアム・ブラー | 43 | 1:15'39.167 | 1'39.752 | 1'43.660 |
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
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20 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | 1'41.167 28/43 206.64km/h |
いい戦いができました。レース前半は前を走る野尻選手やロッテラー選手に行く手を阻まれるような形となり、苦戦していましたが、まず野尻選手がピットインした時に、ひたすらプッシュする走りに努め、ポジションアップのチャンスをつかみました。さらにはロッテラー選手を攻め立てて逆転、チェッカーまでに5番手を狙いたかったのですが、残念ながら周回数が足りませんでした。今日はバトルを楽しむことができたし、いい戦いができたので、このまま引き続きチームと一緒になって懸命に仕事をすることで、さらにいい結果を目指したいと思います。