善戦するも終盤に突然のスローダウン。リタイアに終わる

迎えた決勝日。雨になった朝のフリー走行で目を見張るパフォーマンスを披露したアンドレア・カルダレッリ選手。
キャリアある他のドライバーがスピンやコースアウト、クルマをクラッシュさせるなどハプニングに巻き込まれるのを尻目にコンスタントにラップタイムを刻み徐々にタイムアップする。
降り続ける激しい雨をもろともせずカルダレッリ選手は最終的に全ドライバーの中で最速タイムをマーク。
不安定なコンディションをもろともしない強さを発揮したことでチームの士気も一層上昇。
決勝に向けていい流れを作ることになった。

天候はその後次第に回復。とはいえ完全なドライコンディションというわけではなく、決勝レースはレインタイヤでスタートすることになった。
オープニングラップでのピットインを狙ったチームだが実際には2周終了後にピットイン。
スリックタイヤに交換して走行を始めたカルダレッリ選手はライバルたちと変わりないタイムを
コンスタントに刻みながら周回を重ねていった。

ポジションアップ、自己ベストタイム更新と理想的なレース展開を見せる中20周を終えて2度目のピットイン。燃料の給油を行い後半戦へと突入する。
緩急をついた走りを続け10位まで順位を上げていたカルダレッリ選手だったが思わぬトラブルに見舞われた。
なんとガス欠症状が出てスローダウン。マシンをコース脇に止めそのままリタイア。
予想外のトラブル発生に悔しい思いをすることになった。
次回は富士での一戦。ドライコンディションでの走行を重ねたことでさらに進化したチーム、
ドライバーを見る事が出来るはずだ。