シーズン序盤戦の締めくくり、 今季初ワンデーレースは14番手スタート！

前回の戦いからおよそ1ヶ月半ぶりとなる全日本選手権フォーミュラ･ニッポン。
第3戦は舞台を静岡･富士スピードウェイに移し、今シーズンの序盤戦を締めくくる戦いが
繰り広げられる。
通常、土曜日に予選、そして日曜日に決勝を行うレース形式だが、今回は予選と決勝を
同日に行う「ワンデーレース」が採用されている。一日ですべてのセッションが行われるため、
いい流れを作って戦いに挑みたいところだ。
これに先立ち、金曜日には公式合同テストが、そして土曜日には、フリー走行を2回実施。
富士で初めてレースウィークを迎えるアンドレア･カルダレッリ選手においては、慣熟走行は
もちろんのこと、クルマのデータ収集、セットアップなどのメニューをこなすことが
できたといえる。
ワンデーレースの予選は午前8時10分にスタート。今回はノックアウト方式でのタイム
アタックとなる。
まず最初のセッション、Q1は20分でのアタック。気温26度と数字だけ見れば厳しい暑さで
はないように思えるが、コース上は強い日差しが差し込み、照り返しも強い。じりじりと
暑さを感じる中、KONDO RACINGのNo.3アンドレア･カルダレッリ選手がコースインした。

金曜、土曜の合計3セッションの走行時間を得る機会に恵まれたカルダレッリ選手では
あったが、いまひとつペースをつかむのが難しい様子。特に複合コーナーとなる最後の
セクター3をいかにまとめるかが、タイムアップのカギとなるようだ。
アタックごとにタイムアップを果たして健闘するが、惜しくもポジションアップには
つながらない。結果、1分26秒847のタイムは14番手どまり。参加台数16台のうち、
Q2への進出は12台であったため、カルダレッリ選手はQ1で予選を終えることになった。
レースはこのあと、午後2時40分にスタートを迎える。今回は44周、約200kmの戦いとなり、
途中、2度のタイヤ交換（4本同時）が義務付けられている。戦略次第では、ライバルを
出し抜くチャンスも生まれるだけに、なんとしてもチーム総力をあげて、熱いパフォーマンスを
披露したいところだ。