日付 | 2011年8月6日 |
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天候 | 晴のち曇 |
気温 | 34℃ |
路面状況 | ドライ |
路面温度 | 44℃(午後2時30分) |
早くもシリーズ戦折り返しの戦いを迎えた全日本選手権フォーミュラ・ニッポン。第4戦の舞台は、栃木・ツインリンクもてぎとなる。ストップ&ゴーのレイアウトを持つ個性的なコースゆえ、KONDO RACINGのアンドレア・カルダレッリ選手にとっては、まず慣れることが必須条件。午前中の公式練習でしっかりと走りこみを行い、午後の予選に向けてクルマをセットアップすることが求められた。
ところがフタを開けてみると、走行時にブレーキトラブルが発生。その修復に時間を要してしまう。結果、存分な周回数を重ねることができずにセッションは終了し、午後からの予選に向けて不安材料を残してしまった。だが、スタッフの懸命な作業によって修理は完了。カルダレッリ選手は、ノックアウト方式の予選に挑んだ。
前回同様、2度のピットイン・4輪タイヤ交換が義務付けられる今回。戦略を優位に組み立てるためにも、予選の順位をひとつでも上げておきたい。そこで、チームではQ1のアタックでニュータイヤを2セット投入するという策に出た。これが奏功し、カルダレッリ選手は12番手につけてQ1を突破! 自身初となるQ2への進出を果たした。
迎えたQ2。アタックに向かったカルダレッリ選手はベストラップを更新し、11番手のタイムをマークしたかに思われたのだが…。Q2後に、このタイムはセッション終了後のアタックラップ、つまりダブルチェッカーだったことが判明。残念ながら、タイム抹消の扱いとなった。決勝は13番手からの追い上げを誓う。
朝の公式練習中にブレーキトラブルが発生し、その修復のためにしっかりと走りこむことができずに終わりました。その影響が予選にも出てしまったように思います。今シーズンも折り返しを迎えているので、なんとかいい予選結果を残したいという思いから、今回はQ1でニュータイヤを2セット投入しました。結果、Q2へと進出を果たし、13台中11番手のタイムをマークしたものの、コースインするタイミングを遅らせてしまったことで、最後のアタックラップがダブルチェッカー扱いとなってしまったのは、チームとして申し訳なく思います。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | Q3 | |
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1 | 1 | TEAM IMPUL | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 1'36.471 | 1'36.113 | 1'35.012 | |
2 | 36 | PETRONAS TEAM TOM'S | アンドレ・ロッテラー | 1'35.997 | 1'35.496 | 1'35.189 | |
3 | 41 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 塚越 広大 | 1'35.921 | 1'36.178 | 1'35.489 | |
13 | 3 | KONDO RACING | アンドレア・カルダレッリ | 1'36.797 |
残念ながら午前中はブレーキトラブルが出てしまい、思うような周回数を走ることができませんでした。それにも関らず、予選そのものはさほど悪くなかったと思います。クルマが徐々に良くなっているのがわかりましたし、自分自身としては、Q3からQ2へと駒を進めることができたのは、うれしかったですね。富士から進歩していることをお見せすることができました。
確かに午前中の走りこみ不足で、予選は少々不安に思っていました。でも、やるべきことをしっかりと見据えてアプローチしたことが結果的に良かったと思います。残念ながら、Q2では思わぬことで最終的にポジションを下げてしまったのですが、手ごたえを得ることができました。