日付 | 2011年8月7日 |
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天候 | 曇 |
気温 | 33℃ |
路面状況 | ドライ |
路面温度 | 43℃(午後2時現在) |
悔しさをバネに、粘りの疾走。
真夏のタフなレースを13位でフィニッシュ。
今シーズンの折り返しにあたる第4戦もてぎの戦い。KONDO RACINGにとっては、スタートから波乱の展開となった。
午後に入り、強い日差しが影を潜めたが、依然として蒸し暑さは変わらず。52周を戦うドライバー、チームスタッフにとってタフな戦いになったのは言うまでもない。午後2時半、カルダレッリ選手は、絶妙なタイミングでスタートを決め、ポジションアップに成功。11位でオープニングラップを終えた。
ところが、好スタートと思われたこのパフォーマンスに対し、なんとジャンプスタートの判定が下されてしまう。ペナルティ消化のため、3周目にドライブスルーピットイン。その後は、集中力を切らさないよう、カルダレッリ選手は、丁寧かつ攻めの走りに徹し、安定したタイムを刻んでいった。
しかし波乱はまだ続く。1回目のピットストップ、タイヤ交換のために上げていたフロントンジャッキが突然落ちてしまったのだ。結果、交換作業に影響が出てしまい、18秒ほどのロスタイムを生むことに。それでもなお、KONDO RACINGは諦めることなく、攻めの姿勢で周回を重ねていった。2度目のピットインは32周終了時。今度こそ、の思いを胸にスタッフは完璧に作業を完了。これに応えるようにカルダレッリ選手も力走を重ね、レースをフィニッシュ。ポジションこそ13位となったが、中身ある戦いは、次の鈴鹿へと生かされるに違いない。
スタートに関しては残念というか、ちょっと悔しいというか…。僕の心の中では、スタートが決まった! という感じだったんです。ジャンプスタートだなんて思いもしませんでした。挽回するためには相当の努力が必要だったこともあり、レース中に雨になればいいなとも思いましたね。それならポジションアップも望めるだろうと考えたからです。残念ながら雨にはなりませんでしたね。
レース中のラップタイムはいいものでした。これはこれからのレースを戦うにあたってもとても大事なことです。だんだん良くなっているという手ごたえもあるし、ポイント獲得も実現できると思います。この次のレースでしっかりといい結果を残せるよう、諦めずにがんばります。
ジャンプスタートという判定になり、ドライブスルーすることになったので、その後のピットインの予定が変わりました。前車との差が詰まり、渋滞になることを避けるために、1回目のピットインを行ったのですが、ピット作業でミスが出てしまいました。このタイムロスが大きかったですね。後半のペースはトップグループのタイムと遜色ないものだったし、本人は相当がんばっていたと思います。ただ、ブレーキングが厳しくなる後半での逆転は難しかったでしょう。力をつけてきているのがよくわかるので、次の鈴鹿が楽しみです。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAP | TIME | DELAY | BEST TIME | |
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1 | 1 | TEAM IMPUL | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 52 | 1:26'07.270 | 173.94 km/h | 1'36.761 | |
2 | 36 | PETRONAS TEAM TOM'S | アンドレ・ロッテラー | 52 | 1:26'09.230 | 0'01.960 | 1'37.129 | |
3 | 37 | PETRONAS TEAM TOM'S | 中嶋 一貴 | 52 | 1:26'28.793 | 0'21.523 | 1'37.385 | |
4 | 41 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 塚越 広大 | 52 | 1:26'36.028 | 0'28.758 | 1'36.959 | |
5 | 2 | TEAM IMPUL | 平手 晃平 | 52 | 1:26'53.683 | 0'46.413 | 1'37.240 | |
6 | 40 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 伊沢 拓也 | 52 | 1:27'00.621 | 0'53.351 | 1'37.503 | |
7 | 8 | Team KYGNUS SUNOCO | 石浦 宏明 | 52 | 1:27'01.809 | 0'54.539 | 1'37.332 | |
8 | 7 | Team LeMans | 大嶋 和也 | 52 | 1:27'15.059 | 1'07.789 | 1'38.033 | |
9 | 31 | NAKAJIMA RACING | 中嶋 大祐 | 52 | 1:27'26.041 | 1'18.771 | 1'38.581 | |
10 | 11 | HP REAL RACING | 武藤 英紀 | 51 | 1:26'12.007 | 1Lap | 1'38.370 | |
13 | 3 | KONDO RACING | アンドレア・カルダレッリ | 51 | 1:26'27.120 | 1Lap | 1'37.567 |
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
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1 | TEAM IMPUL | 1'36.761 |
ジャンプスタートを獲られたのは残念でしたね。これでピットインが増えてしまったので、厳しい結果になることは認識していました。タラ・レバにはなりますが、ラップタイムはトップ6と遜色ないくらいだったので、もっと上位でチェッカーを受けられる実力を持っていることを見せてくれたと思います。他のサーキットと違い、もてぎはシンプルなレイアウトなので、慣れるのも早かったようだしね。 ピット作業が2回あるとミスが出る確率が上がってしまうわけですが、ウチも手痛いミスが出てしまいました。難しいレースではありましたが、その中で、冷静に、またしっかり粘りある走りを見せてくれたと思いますね。暑い中、たくさん勉強してくれたと思いますね。