タフなレース展開をしのぎ、11位でフィニッシュ
日付 | 2012年4月15日 |
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天候 | 晴れ |
気温 | 16℃ |
路面状況 | ドライ |
路面温度 |
4月15日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦の決勝レースが行われ、予選13位からスタートを切った安田裕信選手は、決勝でのドライビングスタイルを学びながら43周を走破。自身デビューレースを11位でフィニッシュしている。
午前中に行われたフリー走行。うす曇の中で30分間のセッションが行われ、チームは決勝に向けてのセットアップの最終確認を行った。今シーズン、規則の一部が改定され、給油作業の義務はなくなったが、一方でレース距離が220kmから30km伸びて250kmでの戦いに。タイヤマネージメントと併せてどのタイミングでピットインを行うのかは、各チームの戦略に委ねられることになった。
午後2時半、レッドシグナルが消灯、一斉に17台のマシンがグリッドを離れる。No.3 KONDO RACINGの安田選手もクリアにスタートを決めて1コーナーへ。しばしポジションキープでの走行を続けた。早いところでは14周終了時点でピットインが始まったが、安田選手は17周終了でピットイン。タイヤ交換および給油を行い、再び戦いの場へと向かった。
レースは20周を過ぎてから他車のピットインが立て続けに行われ、動きが出始める。ペースアップを目論んではいたが、安田選手は思うようなペースアップが叶わない。しばしガマンの走行を続けて逆転の機会を伺ったが、結局終盤はひとり旅状態となり11位でチェッカードフラッグを受けることになった。
次戦もてぎは安田選手が得意とするストップ&ゴーのサーキット。今回の完走によって得たデータをもとに、チーム総出で戦闘力アップを狙う。
安田選手は燃料をしっかり搭載した状態で長距離を走る、というのが初めてでしたので、予選とのイメージとクルマのバランスなど様々な点での違いを実戦で感じ取ったと思います。難しい状況でしたが、その中でタイヤをいたわりつつ、プッシュするところはプッシュし、という走りを見せてくれました。全体的にペースアップできるよう、次につなげていきたいと思います。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAP | TIME | DELAY | BEST TIME | |
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1 | 2 | PETRONAS TEAM TOM’S | 中嶋 一貴 | 43 | 1:15'02.966 | 199.63km/h | 1'42.898 | |
2 | 41 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 塚越 広大 | 43 | 1:15'06.962 | 3.996 | 1'42.920 | |
3 | 19 | TEAM IMPUL | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 43 | 1:15'15.376 | 12.410 | 1'42.781 | |
4 | 7 | Team LeMans | 大嶋 和也 | 43 | 1:15'23.193 | 20.227 | 1'43.209 | |
5 | 1 | PETRONAS TEAM TOM'S | アンドレ・ロッテラー | 43 | 1:15'23.749 | 20.783 | 1'43.028 | |
6 | 40 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 伊沢 拓也 | 43 | 1:15'38.128 | 35.162 | 1'43.767 | |
7 | 16 | TEAM 無限 | 山本 尚貴 | 43 | 1:15'39.276 | 36.310 | 1'43.478 | |
8 | 20 | TEAM IMPUL | 松田 次生 | 43 | 1:15'43.627 | 40.661 | 1'43.525 | |
9 | 8 | Team KYGNUS SUNOCO | ロイック・デュバル | 43 | 1:15'44.456 | 41.490 | 1'43.772 | |
10 | 38 | Project μ/cerumo·INGING | 平手 晃平 | 43 | 1:16'10.914 | 1'07.948 | 1'43.783 | |
11 | 3 | KONDO RACING | 安田 裕信 | 43 | 1:16'19.966 | 1'17.000 | 1'44.350 |
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
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19 | TEAM IMPUL | 1'42.781 |
予選と決勝とでは、クルマの仕様が全く違うということがハッキリしました。予選で速いからといって、決勝でも速いというわけじゃなく、長い距離をしっかり走れるクルマにすることが大事だとより明確になりました。特に決勝では気温、路面温度が上昇したので、スタートしたら思った以上に周りとの違いを感じることになりました。
最初、ロイック(・デュバル選手)の後ろについていましたが、ストレートはやたらウチのクルマが速くて、逆にコーナーではタイヤがタレてくる感じでした。今後に向けてしっかり決勝用のセットアップを見つけていくことが大事だと思います。次回に向けてのデータはキチンと取れたので、もてぎでは期待して欲しいですね。