セットアップを煮詰めるに至らず、12位に
日付 | 2012年7月14日 |
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天候 | 曇り |
気温 | 33℃ |
路面状況 | ドライ |
路面温度 |
およそ1ヶ月半ぶりの開催となった全日本選手権フォーミュラ・ニッポン。シーズン折り返し戦となる今回は、KONDO RACINGとして、そしてドライバーの安田裕信選手としても次なるステップに駒を進めたいところ。しかしながら、予選日は気まぐれに降り出す雨に翻弄されることとなってしまった。
前日夜遅くから本格的な雨に見舞われた御殿場界隈。朝、雨は上がっていたものの、午前8時45分からスタートしたフリー走行はウェット宣言下においてスタートを切った。時間の経過とともに路面も乾き、タイムアップするクルマが続出。そんな中、No.3 安田選手はセットアップに苦心する。
前回、第3戦オートポリスでセッティングに手応えをつかんだことから、富士戦に向けての意気込みも相当であったが、天候不順に加えて新しいメニューを試していたこともあって14番手に留まった。
引き続き予選に向けてセットアップの作業は続いたが、タイムに直接反映するには至らず。アタック自体はうまくまとめることができたという安田選手だったが、今回はノックアウト方式の予選とあって、残念ながら最終セッションのQ3進出には及ばず。結果、12位のポジションから決勝を迎えることになった。
基本オートポリスでのセットアップの調子が良かったので、それをベースにセットを準備してもらったんですが、富士にまったく合わなくて…。苦労しました。朝のセッションではドライコンディションで15分くらいしか走れなかったんですが、予選に向けて改良していくようにしました。ところが、予選1回目でやったことが大失敗で。2回目はちょっと良くなったし、自分自身としてアタック自体は良かったんですが、うまくいっても10番手を狙えたくらいで、(Q3進出は)厳しかったですね。富士はホントにスペシャルなコースです。走れば走るほど速くなるというよりも、スペシャルなセットアップをキチンと見つけることが大事たと感じました。ただタイムこそ伸びなかったですが、自分自身のアタックとしてはうまくできたので、あとは明日に向けてセットを大幅に変えていいレースをしたいと思います。
オートポリスの決勝で手応えがあったという安田選手のリクエストをもとに、富士仕様のセットを準備してきました。今回、色々と新しいことを試しているのですが、それが今日は結果として出すことができずに終わったということです。明日もセット変更はモチロン、引き続き大幅に色んなことを試す予定です。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | Q3 | |
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1 | 2 | PETRONAS TEAM TOM'S | 中嶋 一貴 | 1'25.907 | 1'25.976 | 1'36.694 | |
2 | 7 | Team LeMans | 大嶋 和也 | 1'26.648 | 1'26.318 | 1'38.674 | |
3 | 41 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 塚越 広大 | 1'26.112 | 1'26.152 | 1'40.034 | |
12 | 3 | KONDO RACING | 安田 裕信 | 1'27.038 | 1'26.813 |
今日は雨のままのほうが安田としては良かったみたいです。晴れるとクルマのバランスが変わってしまい、タイムが伸びなかったようですね。前回のオートポリスの決勝で調子が良かったことから、今回は安田のリクエストを優先し、そこでのセットを活かして富士用のセッティングをして持ってきたんですが、安田曰く、(セットが)外れた、ということです。ヨミが甘かった、ということですね。それだけ富士は特別だし、セットアップが難しいということです。結局、持ち込みで遅れてしまったことが最後まで響きました。明日に向けてエンジニアとしっかり話し合いをしてもらい、レースに挑んで欲しいですね。富士は方向性が見えれば抜けるコースだし、うまくセットを決めていい戦いを見せて欲しいと思います。