KONDO RACING、不安定な天候の中、善戦を誓う
日付 | 2013年6月1日・2日 |
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天候 | 雨 |
気温 | 21℃ |
路面状況 | ウェット |
開幕戦からおよそ1ヶ月半ぶりとなった第2戦の舞台は大分・オートポリス。阿蘇山麓山間に位置するチャレンジングなコースでの一戦となる。レースウィーク前、例年より早めの梅雨入り宣言が出たばかりだが、土曜日は朝からあいにくの雨模様。午前中の1時間にわたるフリー走行でNo.3 KONDO RACINGの安田裕信選手はチームエンジニアとともにクルマのセットアップを進めていった。結果、これまでの問題点が徐々に改善されることになったのだが、終盤、安田選手の前で1台がスピンアウト。視界不良の中、このスピンの影響を受けて安田選手もコースアウト。幸い大事には至らず、午後からの予選での仕切り直しを誓った。
そして迎えた午後からのノックアウト予選。Q1中に雨脚がさらに強くなり、アタックするコンディションとは言い難い状況となる。さらに2度にわたりコースアウトする車輌が出てその度に赤旗中断となったため、最終的には予選そのものを日曜日朝に延期する決断が下された。
「予選でトップ10入りを目指す」と誓った安田選手。日曜日の朝に行われた予選はノックアウト方式ではなく、35分間で争われる。午前9時30分からのセッションでもあいにくの雨となり、ウェットタイヤでのアタックが始まった。
コースインした安田選手は、まず路面コンディションを確かめる。その後、アタックを開始し、徐々にタイムを削っていくが逆にポジションは思うように上がらない。雨量が減り始めたのに合わせライバル達がタイムアップし、安田選手も負けじとベストタイム更新に努めた。
なお、セッションは開始18分後に一台の車輌がコースアウト。車輌回収のために一時赤旗中断となる。再開後は17分間のアタックが行われ、その中で安田選手は奮闘し、さらにタイムアップに成功。最終的に、1分38秒863のベストタイムをマーク、16位から決勝レースを迎えることになる。
セットアップを変更したことでクルマの状態は向上したのですが、昨日のフリー走行でスピンしたときにタイヤを壊してしまい、今日の予選でそれを使うことができなかったんです。結果、クルマのバランスが悪い中でアタックをすることになりました。雨量が減ったことが、逆にマイナスポイントになりました。決勝でドライになれば調子良く走れると思うので、しっかりと追い上げるレースをしたいですね。
前日のフリー走行を終えた時点では、持ち込んだクルマで言うと、雨量が減ってくるとバランスが悪くなるようなので、それを改善していかなくてはいけない状態でした。朝の予選も、雨が少なくなったことで使いたいタイヤを装着できず厳しいアタックになりました。決勝はまだどういうコンディションになるかわからないので、時間ギリギリまで調整して挑みます。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | TIME | DELAY | |
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1 | 2 | PETRONAS TEAM TOM'S | アンドレ・ロッテラー | 1'36.619 | 174.152km/h | |
2 | 19 | Lenovo TEAM IMPUL | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 1'37.053 | 0.434 | |
3 | 16 | TEAM無限 | 山本 尚貴 | 1'37.204 | 0.585 | |
16 | 3 | KONDO RACING | 安田 裕信 | 1'38.863 | 2.244 |
どういう状況下でも安定した速さを出せるようにしなければ、と改めて思いました。今日の予選ではドライとは違った難しさがありましたが、ドライバー、チームとしてのボトムアップが必要ですね。決勝は、コンディションが荒れるほうがチャンスは増えると思うので、なんとかそのチャンスをモノにして欲しいと思います。