KONDO RACING、タフなレースを戦い抜いて9位フィニッシュ!
日付 | 2013年6月2日 |
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天候 | 曇り |
気温 | 19℃ |
路面状況 | セミウェット |
前日、天候不良により、予選がキャンセルされた第2戦オートポリス。日曜朝に予選を行い、午後から決勝を行うという実質上ワンデイレースとなった。気になる天気は相変わらず小雨が降るなど一向に安定しない状況で、チームにとってもタフな闘いになることが予想された。
決勝レース直前、ダミーグリッドにつけたNo.3 KONDO RACING。後方からの追い上げを見せるため、多少リスキーであることを承知の上、スリックタイヤで出走するかどうか…。チーム、ドライバーが揃って最後の最後まで苦渋の選択を迫られることになった。最終的にレインタイヤでの出走を決めた安田選手だったが、オープニングラップで前方の車輌に追突するという、まさかのハプニングに見舞われた。これでスピンを喫し、最後尾へとドロップダウン。だが、ここから安田選手が粘りの走りを見せる。
路面が乾き、スリックタイヤへと交換するためにピットイン。その後、タイヤが温まると次第にペースアップ、逆転のチャンスを狙って根気よく周回を続けた。レースは不安定な路面コンディションもあってか、コースアウトや接触などのアクシデントがところどころに発生。安田選手はこれらをうまく回避、ポジションアップにつなげていく。
レースは終盤、霧が深くなり、メインストレート上では視界の確保が難しくなり、走行には危険な状況に。よって、52周走行時に赤旗中断となり、このままレースを終了。当初54周で行われる予定だったレースは52周をもって幕を降ろすことになり、安田選手は9位でフィニッシュを果たした。
オープニングラップで2コーナーで前方の車輌に追突してしまいました。そのままコースアウトし、最後尾にポジションを落としてしまったんです。そういうこともあり、予定より早めにピットインし、スリックタイヤを装着しました。期待したよりもペースは思うように上がらず、残念でしたね。次は、テストで好調だった富士でのレースなので、そこからが改めての勝負ですね。ガンバります!
レースでは、早めにスリックタイヤに変えて周回するという作戦でいました。ただ、最初からスリックを装着しても良かったかもしれませんね。ピット作業はうまくいきました。結果はあと一歩で入賞というものでしたが、とにかく今の状況からベースを引き上げていくことが必要ですね。次回の富士はテストで好調な結果を得ることができています。ただ、夏のレースなのでテストのときとコンディションも大きく変わるため、うまくコンディションに合わせたレースができるようにしっかりと準備していきたいですね。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAP | TIME | DELAY | BEST TIME | |
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1 | 2 | PETRONAS TEAM TOM'S | アンドレ・ロッテラー | 50 | 1:20'50.410 | 173.274km/h | 1'31.943 | |
2 | 8 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | ロイック・デュバル | 50 | 1:20'59.446 | 9.036 | 1'32.976 | |
3 | 16 | TEAM無限 | 山本 尚貴 | 50 | 1:21'41.934 | 51.524 | 1'33.386 | |
4 | 19 | Lenovo TEAM IMPUL | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 50 | 1:21'53.909 | 1'03.499 | 1'33.004 | |
5 | 20 | Lenovo TEAM IMPUL | 松田 次生 | 50 | 1:21'55.477 | 1'05.067 | 1'33.094 | |
6 | 10 | HP REAL RACING | 塚越 広大 | 50 | 1:21'57.649 | 1'07.239 | 1'32.932 | |
7 | 7 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | 平川 亮 | 50 | 1:22'01.019 | 1'10.609 | 1'32.840 | |
8 | 11 | HP REAL RACING | 中山 友貴 | 49 | 1:21'39.149 | 1Lap | 1'34.115 | |
9 | 3 | KONDO RACING | 安田 裕信 | 49 | 1:22'14.606 | 1Lap | 1'34.187 | |
10 | 39 | P.MU/CERUMO・INGING | 国本 雄資 | 48 | 1:20'54.487 | 2Laps | 1'35.074 |
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
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1 | PETRONAS TEAM TOM'S | 1'31.763 |
今日のレースは、スタートが悪かったね。接触してしまったでしょう?
乗っていたドライバー自身が一番痛感していると思います。上位の中で戦うことができるよう、クルマのセットアップからしっかりと見直していく必要があるでしょう。結果としてはシングルのポジションでレースを終えることができましたが、課題は残っているので、次の戦いに向けて不足している部分を底上げしていってもらいたいですね。