手応えあるクルマでベストリザルトを狙う
日付 | 2013年7月13日 |
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天候 | 曇り |
気温 | 28℃ |
路面状況 | ドライ |
第2戦オートポリスの戦いから1ヶ月あまり。梅雨明けまもない静岡・富士スピードウェイで第3戦が幕を開けた。予選日の土曜日は終始曇天模様。湿気が高く、蒸し暑い中でセッションが進んだ。
レースを前に、チームではドライバー、エンジニア、チーフメカニックらが中心となり幾度もミーティングを重ね、クルマ作りに尽力。その甲斐あって順調にメニューを消化し、手応えを得ることとなった。
午後からのノックアウト予選。午前中のフリー走行ではニュータイヤを温存していたチームでは、Q1の走り始めからニュータイヤを装着。果敢にアタックを開始した。結果、No.3 KONDO RACINGの安田裕信選手は5番手のタイムをマーク。Q2への進出を決めた。
Q1同様、ニュータイヤでアタックに向かった安田選手。セッティングの変更もほとんど行わず、さらに攻めの姿勢を見せる。結果、1分25秒328の自己ベストタイムをマークしたが、Q3進出が可能となるトップ8までには約0.1秒届かず。僅差でQ3のチャンスを逃すという悔しい結果に終わった。明日の決勝では13位からスタートを切り、55周の戦いで奮起を誓う。
Q1のアタックには自信がありました。結果、5番手のタイムをマークできたし、イケるという感触があったので、Q2もセットを変えずにアタックしました。でも、そうしたら、周りが思った以上にタイムを上げてきて…。逆に僕はあまりタイムを上げることができませんでした。あとコンマ1秒上がっていたら、Q3に行けたかと思うと、この悔しさはハンパじゃないですね。でも、手応えはあるので、決勝でしっかり走りたいと思います
朝のフリー走行では、以前のテスト時とコンディションが違っていたこともあり、アジャストしていきました。Q2では、他のチームよりもタイムの上がり代が少なかったですね。それが今のチームでの課題なんだと思います。決勝はドライで戦うことになるでしょうが、特別奇策の必要もないし、決勝用のチェックを朝にして、スタンダードな戦略でキチンと走り切ることになるでしょう。ポイント獲得を目指します。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | Q2 | Q3 | |
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1 | 8 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | ロイック・デュバル | 1'24.993 | 1'24.557 | 1'24.708 | |
2 | 39 | P.MU/CERUMO・INGING | 国本 雄資 | 1'25.171 | 1'24.706 | 1'24.734 | |
3 | 19 | Lenovo TEAM IMPUL | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 1'25.455 | 1'24.772 | 1'24.748 | |
13 | 3 | KONDO RACING | 安田 裕信 | 1'25.266 | 1'25.328 | - |
今回の結果は、車輌の持ち込みを前に、安田をはじめ、エンジニアらチーフクラスのスタッフが工場でミーティングをやった成果でもあります。急にここへきて速くなったとか、いいセットが見つかった、というわけじゃないんです。みんなが懸命に事前に仕事をした成果ですね。今回の予選では、Q1突破に関して全然心配してませんでした。コースインのタイミングは遅かったですが、セクター1-2と見守って、セクター3でスピンさえしなきゃ、7、8番手にくると思ってたんです。そしたら、5番手だったでしょう? 僕としてはQ3(進出)が見えたんですがね。僅差で大きな差がつくのが、フォーミュラの戦い。この差を削るためにみな必死で頑張ってますからね。富士はパッシングも可能なサーキット。決勝ではチャンスをつかんで欲しいですね。