KONDO RACING、悔しい予選結果に終わる
日付 | 2013年8月3日 |
---|---|
天候 | 晴れ |
気温 | 30℃ |
路面状況 | ドライ |
今シーズンの折り返しを迎えたスーパーフォーミュラ。ストップ&ゴーのサーキットである栃木・ツインリクもてぎが第4戦の舞台となる。気温は30度前後ながら、湿度が高く、蒸し暑い一日となった。
今回、スペシャル方式での予選が実施されるため、朝のフリー走行から各チームとも予選に向けてのセットアップを精力的にこなすことになった。KONDO RACINGでもまずは持ち込みのセットを確認、手応えを得たことから、大きなセット変更はせずにアジャストを続けてセッションを終えることになった。
フリー走行終盤にニュータイヤを装着して最終確認を行うチームが多い中、KONDO RACINGでは、アジャストに時間をかけたことからユーズドタイヤのみで終了。そのぶん、Q1はニュータイヤでアタックを積極的に投入する機会に恵まれた。
今回、Q1でトップ8に入った車両のみが、次のスペシャルステージに進出。その8台は1台ずつ1周のアタックラップを実施するという、いわゆる「スーパーラップ」が採用されている。ニュータイヤでアタックを開始した安田裕信選手は徐々にタイムアップ、満を持してラストアタックに挑んだ。リズム良くセクター毎に好タイムを刻み、ベスト8進出はほぼ手中にあったのだが、あろうことか最終セクターで突然アタックを取りやめた2台のクルマがスローダウン。これに行く手を阻まれることになった安田選手には万事休す! 1分34秒143のタイムは14番手に留まり、スペシャルステージへの進出を逃すという悔しい結果に終わった。
朝のフリー走行ではたくさんのセットアップメニューに取り組みました。去年のセットアップからガラリと大きく変えたのですが、そこそこ狙いどおりのところが出たので、あとはアジャストしていました。ニュータイヤを着ければ、スペシャルステージに行けるかな、という思いがありましたね。3セット目のニュータイヤを着けた後、セクタータイムを見ると、いい感じできていたので楽しみにしていたのですが…。(前のクルマがスピードを緩めたため)無線を通じて聞こえた安田の声は大騒ぎしていました。明日の決勝は(当初の目論見に比べて)グリッドが倍くらい後方になってしまうので、レースをどうするか…。特にピットストップを速くできるように戦略を考えていく必要がありますね。
公式予選記録
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | Q1 | SS | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | PETRONAS TEAM TOM'S | 中嶋 一貴 | 1'33.177 | R 1'32.839 | |
2 | 8 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | ロイック・デュバル | R 1'32.700 | R 1'32.983 | |
3 | 19 | Lenovo TEAM IMPUL | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 1'33.139 | 1'33.038 | |
14 | 3 | KONDO RACING | 安田 裕信 | 1'34.143 |
朝からクルマは結構調子が良かったんです。ただ、フリー走行ではやることがたくさんあったことや、タイミングが悪く、ニュータイヤを装着できる時間がなかったんです。ユーズドタイヤでも7、8番手だったので、ニュータイヤを着けたら(Q1突破は)大丈夫だろうと思っていました。
Q1では、ニュータイヤで8番手につけて、最後にアジャストしてもう一回(アタック)、と思ったら、セクター3までいい感じできていたのですが、最後の直線のところでいきなり前のクルマ2台がアタックをやめちゃったんです。それにひっかかり、計測できなかったんです。スペシャルステージには間違いなく残れると思っていたのに、チャンスが活かせずショックです。
ものすごくストレスのたまる予選でしたね。去年はここで予選8番手だったのですが、今年はそれ以上を狙っていけると思っていただけにとても残念です。クルマが調子がいいので、明日はしぶとく頑張ります。