KONDO RACING、不意打ちを食らい、万事休す!
日付 | 2013年8月4日 |
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天候 | 曇り |
気温 | 27℃ |
路面状況 | ドライ |
前日の予選では、アタック中の不運によりスペシャルステージへの進出を逃したものの、クルマの仕上がりや自身のフィーリングすべてがうまく噛み合っていたことから、決勝でのしぶとい走りに期待が寄せられたKONDO RACINGの安田裕信選手。決勝日の朝に行われたフリー走行でも手応えのある走りを見せて、決勝に向けて徐々にテンションを上げていくことになった。
薄曇りながら、湿度の高い一日となったもてぎ。さらには決勝直前の時点で雨が降りはじめ、あっという間に路面が滑りやすい状況へと変わってしまった。一過性の通り雨という判断からか、ウェット宣言は出ず、全車そのままスリックタイヤでのスタートが切られた。
安田選手も集中力を高めてスタートを決めると、中団グループ内での接触アクシデントなども上手く回避。オープニングラップで10位までポジションを引き上げた。このまま着実に周回を重ねていくかに思われたのだが…。
2周目の90度コーナーで、なんと後続の車両のブレーキングミスによって追突を喰らうという予期せぬ出来事に見舞われ、万事休す。残念ながら接触の影響でエンジンがストップし、レース復帰は叶わなかった。
戦闘力あるクルマでしっかりと戦い抜くことを目標にしていたチームだが、早々にしてその機会が消失し、リベンジは次戦・SUGOラウンドへと持ち越されることになった。
スタート直前に雨が降り、路面が濡れている中でのスタートとなりました。中団グループでひと波乱あったこともあり、10位でオープニングラップを終えて、31号車の背後につけて猛追していたのですが…。後方の車両が90度コーナーのブレーキングミスで僕のクルマの横腹に突っ込んできました。まさかとは思いましたが、それが原因でエンジンもストップし、コース復帰ができませんでした。得意なもてぎで、決勝に向けての手応えがあっただけにもったいない結果となりました。残念で仕方ありません。
予選順位こそ沈んでしまいましたが、クルマの仕上がりを含む全体の状況は良かったので、決勝ではいい結果が狙えるという手応えがありました。今シーズンの中で最もその期待がありました。しかし、思わぬトラブルに巻き込まれ…。やはり予選順位が全てですね。レース毎にクルマは良くなってきているので、苦手意識が残る次の菅生ですが、いち早く弱点を克服し、ポイント獲得を狙います。
決勝結果
Pos. | No. | TEAM | DRIVER | LAP | TIME | DELAY | BEST TIME | |
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1 | 1 | PETRONAS TEAM TOM'S | 中嶋 一貴 | 52 | 1:24'17.917 | 177.71km/h | 1'35.230 | |
2 | 2 | PETRONAS TEAM TOM'S | アンドレ・ロッテラー | 52 | 1:24'19.729 | 1.812 | 1'35.000 | |
3 | 8 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | ロイック・デュバル | 52 | 1:24'25.339 | 7.422 | 1'35.256 | |
4 | 19 | Lenovo TEAM IMPUL | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | 52 | 1:24'33.974 | 16.057 | 1'35.279 | |
5 | 32 | NAKAJIMA RACING | 小暮 卓史 | 52 | 1:25'04.127 | 46.210 | 1'35.318 | |
6 | 39 | P.MU/CERUMO・INGING | 国本 雄資 | 52 | 1:25'13.570 | 55.653 | 1'35.892 | |
7 | 7 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | 平川 亮 | 52 | 1:25'19.625 | 1'01.708 | 1'36.338 | |
8 | 16 | TEAM無限 | 山本 尚貴 | 52 | 1:25'24.424 | 1'06.507 | 1'36.535 | |
9 | 10 | HP REAL RACING | 塚越 広大 | 55 | 1:25'24.928 | 1'07.011 | 1'36.370 | |
10 | 31 | NAKAJIMA RACING | 小暮 卓史 | 52 | 1:25'26.072 | 1'08.155 | 1'36.190 | |
3 | KONDO RACING | 安田 裕信 | 2 | 3'48.232 | 50Laps | 1'47.760 |
Fastest Lap
No. | TEAM | LAPTIME |
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2 | PETRONAS TEAM TOM'S | 1'35.000 (48/52) 181.95km/h |
今回、安田とエンジニアが中心となり、チーム全体の努力でクルマのポテンシャルが大きく引き上げられました。これで中団グループでの闘いが可能になったと期待もかかったのですが…。チェッカーを受けることができずに残念です。一方で、もてぎ戦では予選から今ひとつ流れをつかむことができませんでした。今回の接触も上位で戦っていれば避けられたアクシデントのように見受けられます。シングルポジションでバトルできるような機会を自分から作っていくことが大事ということですね。シーズン後半戦はもっとそういうシーンを見せて欲しいですね