Super Formula

粘りある戦いで11位フィニッシュを果たす

日付 2013年11月24日
天候
気温 16℃
開催地 富士スピードウェイ
路面状況 ドライ

決勝レポート

決勝レースを迎えた日曜日の富士スピードウェイ。前日同様、すっきりと晴れ渡るレース日和に恵まれた。SUPER GTとスーパーフォーミュラの両カテゴリーに参戦する安田裕信選手は、イベント初日は2レースの予選を行うなど慌ただしい一日だったが、最終日はスーパーフォーミュラの決勝レースのみ。今シーズンの集大成となる戦いにすべてをかける意気込みでサーキット入りした。

午前中、今大会のセレモニーやチーム監督が参戦したレジェンドカップの応援など、比較的リラックスした時間を過ごした安田選手。いよいよ午後12時45分、22周、100kmの決勝レースを迎えることに。

クリアスタートを決めた安田選手は、1コーナーではアウト側から数台の車両をパスし、ポジションアップに成功。しばし安定した速さで前のクルマを追う展開を続け、前方車両との攻防戦を繰り広げた。逆転を信じ、攻めの姿勢を崩さずに周回を重ねた安田選手だったが、終盤に入るとタイヤマネージメントが厳しくなってくる。これを機に徐々に前との差が開き、猛追もここまで。結果、11位でチェッカードフラッグを受けることになった。

近藤監督のコメント

近藤監督

今週末、チームは今の自分たちが持っている力を出し切ったと思います。今ある速さを出し切って、周りのライバルたちと互角に戦う姿も見ることができました。スタートも上手かったし、レース中のミスもなにひとつなかった。レースでの力強い走りを見せてもらえました。ただ、上位陣と比べると足りないもの、つまりもっと速さが必要であることは明らかでした。それが今シーズンを通してウチのチームが足りないものだったということです。上位での戦いができるよう、チームとしてもさらに努力したいと思います。

安田 裕信選手のコメント

安田 裕信選手

スタートそのものはうまくいきました。1コーナーでアウトから2台くらい抜いてポジションを上げて、そのあとは前にいる10号車に粘り強く付いて行くことができました。心の中では、レース後半にクルマが軽くなってきたときが勝負になると思っていたのですが、逆にちょっと差が開いてしまいました。タイヤがタレてしまったのが原因です。その点に悔いが残りました。シーズン最後、SF13のラストレースとしてはきっちりと走り切れたのは良かったのですが、いい結果につながらなかったのは残念でした。

エンジニアのコメント

エンジニア

クリアなスタートを切って、ポジションを上げていたのですが、その後は前後の車両に挟まれて走っているような状態でした。スプリントレースなので、大きな順位変動もなく、逆転のチャンスもなかったのは残念ですが、状況を考慮すると仕方なかったかなとも思います。

リザルト

決勝結果

GT500
Pos. No. TEAM DRIVER LAPS TIME DELAY BEST TIME
1 39 P.MU/CERUMO・INGING 国本 雄資 22 31'27.103 190.925km/h 1'25.380
2 8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans ロイック・デュバル 22 31'28.735 1.632 1'25.245
3 20 Lenovo TEAM IMPUL 松田 次生 22 31'29.651 2.548 1'25.289
4 1 PETRONAS TEAM TOM'S 中嶋 一貴 22 31'30.853 3.750 1'25.459
5 16 TEAM無限 山本 尚貴 22 31'31.764 4.661 1'25.313
6 19 Lenovo TEAM IMPUL ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 22 31'32.360 5.257 1'25.407
7 2 PETRONAS TEAM TOM'S アンドレ・ロッテラー 22 31'33.312 6.209 1'25.190
8 7 KYGNUS SUNOCO Team LeMans 平川 亮 22 31'36.396 9.293 1'25.269
9 38 P.MU/CERUMO・INGING 平手 晃平 22 31'37.410 10.307 1'25.372
10 10 HP REAL RACING 塚越 広大 22 31'44.692 17.589 1'25.768
11 3 KONDO RACING 安田 裕信 21 31'51.359 24.256 1'25.983

Fastest Lap

No. TEAM LAPTIME
40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1'25.043 8/22 193.159km/h